データ連携とは

データ連携(Data Integration)とは、企業内外の様々なシステムやアプリケーションのデータをつないで、有効活用するための仕組みやプロセスのことです。 データ連携は、送り側のシステムから受け側にデータを送るだけでは成り立ちません。 送り側と受け側ではプロトコルもスキーマも異なることが多く、データ連携に使いたい方式、データ連携のタイミング、粒度もバラバラです。 送り側と受け側で、連携の要件をすりあわせる必要があります。

データ連携の必要性

企業内にはたくさんのシステムがあります。しかし、「サイロ」状態になる企業情報システムが増えています。 情報システムの「サイロ」状態とは、情報システムのデータが周辺と流通せず孤立した状態のことを指します。 データが流通しないということは、同じようなデータが複数の情報システムで別々に管理されることを意味します。そうすると、2つの問題が起きます。
1つめの問題は、データの多重管理によるデータ品質の低下です。 例えば、顧客の社名が変わったとき、Aシステムには変更を反映するけど、Bシステムへの変更が漏れてしまう。ということは、よく起きます。 こうして、同じデータであるにも係わらず、システム間で齟齬が大きくなって、データ品質が低下してしまいます。
2つ目の問題は、データの多重投入による人手の非効率です。 そもそも同じデータを複数のシステムに別々に入力するのは手間が大きく非効率です。 この問題を解消させるために、データを連携させる必要があります。

サイロ:穀物や家畜の飼料を蓄える気密性の高い倉庫のこと。高気密なサイロは空気を通しません。

ETL/EAIを活用

データ連携にはETL/EAIツールを使うことが可能です。ETL/EAIツールはデータを集め、変換し、出力する機能が備わっています。 この機能を使い、連携元のシステムからデータを取得し、加工(変換)して、連携先のシステムへデータを渡すことが可能です。

関連情報

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