【顧客データ活用】 DataSpider による顧客データ基盤の構築(DataSpider Cloud)
【顧客データ活用】顧客データ基盤(CDP)の構築
DX推進・CX向上で重要性を増す「顧客データの一元管理・有効活用」。キーとなるのはデータをどのように集めるかです。顧客データ基盤を実現するDataSpiderについてご紹介します。
DX推進・CX向上で注目される顧客データ
今、顧客データの有効活用を検討する企業が増えています。
その背景の一つはDXへの取り組みです。
DX自体は以前から取り組みが進んでいましたが、コロナ禍により対面での営業活動が制限され、人のつながりなどによる案件獲得が厳しくなるなかで、顧客データを営業活動に活かせないかとDX推進の動きが加速しています。
もう一つ、近年、製品やサービスでの差別化が難しくなり、CX(Customer Experience)の重要性が高まっていることが挙げられます。CXを向上するには、顧客が「いつ、どのような行動をしたか」「自社とどのような接点があったか」などをデータで把握したうえで、顧客ごとにあわせたアプローチすることが求められます。
そのため、顧客情報を一元化した「CDP(Customer Data Platform)」を構築し、様々な角度から顧客をとらえる「360度ビュー」の実現が必須であり、そのための仕組み整備を急ぐ企業が現れています。
顧客データ基盤構築における課題
顧客データ活用のニーズが高まる一方で、課題も少なくありません。 顧客データは様々な部署に存在し、様々なシステムやファイルで管理されています。DXが進む中、クラウドの利用も進んでおり、SalesforceやAWS、Azureといった様々なクラウドシステムからデータを集めなければなりません。 顧客データは部署ごとの用途にあわせて管理されているため、システムごとに顧客を特定する項目(キー)が異なるケースがあります。あるシステムでは契約者番号で管理されており、あるシステムでは顧客コードで管理されているというように、顧客を特定する項目が異なっており、これらを「同じ顧客」として結び付けていく必要があります。 様々なシステムからデータを集める作業を手作業で実施すると、膨大な時間がかかってしまう上に、データの変換ミスや、人手を介すことによるセキュリティリスクも気になります。 システム化した場合は、それぞれのシステムへのアクセス方法を確認しプログラムを作成することになり、こちらも膨大な開発費用と開発期間がかかってしまいます。顧客データの一元化・活用に欠かせない連携ツール「DataSpider Cloud」
これらの課題を解決するにあたりお勧めしたいのがクラウド型データ連携サービス「DataSpider Cloud」です。
DataSpider Cloudを利用することにより、様々なシステムからデータを集め、CDPに格納するまでの処理を効率的に構築し、運用してくことが可能となります。
DataSpider Cloudは、データ連携ツール「DataSpider Servista」のクラウド版であり、サーバ不要で簡単にデータ連携を実現します。
DataSpider Cloudを使えば、データの取り出しから、変換、加工して、CDPへ出力するまでの処理を、画面への設定処理だけで、ノーコードで作成することが可能です。Excelファイルやcsvファイルはもちろん、SalesforceやKintone、AWS、Azureをはじめとする様々なクラウドサービスのアダプタが搭載されています。
判断処理、繰り返し処理などの処理ロジックや、マージ、結合などのデータ操作、文字列の変換などもGUIによる設定で実現が可能です。
また、オンプレとのセキュアな接続を実現するために、インターネットVPNやAWS DirectConnect接続にも対応しています。
このようにして、各システムからCDPに集められたデータは、顧客ごとに統合され、分類されており、このデータを活用することにより、パーソナライズされた顧客への対応が可能となります。
CDP としてDX・CX を支える「MarketingAuthority」
CDPを実現する方法は様々ありますが、NTTテクノクロスでは、「MarketingAuthority」を販売しています。
MarketingAuthorityは、顧客情報のデータベースを自由にレイアウト・セグメント化できる「セグメント管理システム、及びプログラム」(特許取得)を有しているという特徴があります。
CX向上のためには、企業ごとの事情やサービスにあわせて独自の基準で顧客を分類(セグメント化)し、それぞれの顧客にあわせてアプローチすることが必要になりますが、この機能により柔軟に実現できます。
メール配信などの機能も搭載しており、MarketingAuthorityのみでデジタルマーケティングで求められる機能をカバーしています。
なかでもポイント管理機能は特徴的で、様々なポイントサービスと連携・ポイント交換ができる「NetMile」「PeX」に対応。
自社ポイントの活用の幅が広がり、他社との差別化につながります。
さらに、CX向上の指標とされている「NPS(NetPromoter Score)」を測定するためのアンケート機能も搭載し、データの集約・一元化から活用、効果測定まで完結できます。
NTT テクノクロスがツール導入からデータ連携までトータルにサポート
NTTテクノクロスでは、DataSpider Cloudの導入もサポートし、データ連携からMarketingAuthorityやBIツールなどとの連携、環境構築までワンストップで実現します。
DataSpider Cloudやデータ連携に精通した技術者が多く在籍し、様々なシステムとのデータ連携実績も豊富。
データベースやExcel、CSVなどの既存データをどう集約すればよいか、スクリプト作成から、連携先ツールでの活用を見据えたデータ構成を考慮した最適な方法を提案、実装までをサポートします。
また、オンプレミス環境とクラウドを連携する際は、データ連携時のセキュリティが課題になありますが、この点もVPN接続など、ネットワークのセキュリティまで含めてワンストップで対応できる点もNTTテクノクロスならではの強みです。
顧客データ活用は大きな効果を期待できる一方、環境整備は一筋縄ではいきません。
NTTテクノクロスでは技術面での全面的なバックアップによりハードルを下げるとともに、データ活用の試行錯誤にも寄り添って支援し、目的達成まで伴走サポートします。
- ※「HULFT」シリーズ、「DataSpider」シリーズは株式会社セゾン情報システムズの登録商標です。
- ※NetMile、ネットマイルは株式会社ネットマイルの登録商標です。
- ※PeX、PeXポイントは株式会社VOYAGE MARKETINGの登録商標です。
- ※その他の会社名、製品名などの固有名詞は、一般に該当する会社もしくは組織の商標または登録商標です。
- ※当ソリューション・製品に関するお問い合わせリンクは、NTTテクノクロスのお問い合わせ専用ページ(社外サイト:MARKETINGPLATFORM)に遷移します。(MARKETINGFLATFORMは、株式会社シャノンが提供しているクラウドアプリケーションです)