在宅コールセンターのセキュリティ対策として、
PC画面の撮影や第三者による覗き込みを抑止する機能を追加した iDoperation SC Ver 3.2を2021年7月30日にリリースします

2021年07月07日
NTTテクノクロス株式会社

画面操作録画ソフトウェア「iDoperation SC(アイディーオペレーション・セキュリティカメラ)」の新バージョン「iDoperation SC Version 3.2」を2021年7月30日から販売します。

バージョンアップの背景

iDoperation SCはPCやサーバの画面を動画で記録することで、情報漏洩につながる不正行為を抑止し、問題発生時には素早く簡単に追跡できるソフトウェアです。特権ユーザやITシステムの保守ベンダーを監視する目的で多くの企業に採用いただき、5年連続で出荷本数シェアNo.1(*1)の評価をいただいています。

従来、機微な情報を取り扱うコールセンターの在宅化は難しいとされていましたが、長期化する新型コロナウイルスの影響で、強固なセキュリティを確保した上で、在宅コールセンターを実現しようとする企業が増えてきました。

それに伴い、在宅PCからの情報持ち出しを抑止・発見したいというニーズが高まり、iDoperation SCを導入検討いただくケースが増えています。さらに、スマートフォンのカメラ等によるPC画面の撮影や、第三者による覗き込みを防止したいという要望もいただくようになりました。そのため、iDoperation SCは在宅コールセンターセキュリティ向けの機能を強化します。

また、iDoperation SCは、資産管理ソフト等、他の操作ログ記録製品と連携することができます。新バージョンでは連携対象を拡充し、CWAT(シーワット)とも連携できるようになりました。

主な強化点

Ver. 3.2 新機能一覧

機能強化 透かし機能
PC画面に透かし文字を表示できるようになります。
自撮り機能
PC内蔵のカメラを使って、操作者を撮影できるようになります。
連携対象の拡充
標準連携対象のログ記録製品として、下記を追加しました。
CWAT[株式会社インテリジェント ウェイブ]

透かし機能

PCの画面に透かし文字を表示する機能です。透かし文字には、ログオン日、ユーザ名、ホスト名などのPC固有情報が表示されます。これにより、スマートフォンのカメラ等を使ったPC画面の撮影を抑止する効果があります。また、撮影された画面情報が流出した際には、流出元の端末を特定することが可能です。透かし機能は録画エージェントごとにON/OFFを設定できます。表示させるメッセージやフォントサイズ、カラーも設定により変更することが可能です。

透かし機能

自撮り機能

PC内蔵のカメラを使って、操作者を撮影する機能です。PCの操作者は画面に表示され、その画面ごと録画されるため、誰が操作していたか、明確に記録することができます。また、操作者が記録されることで、第三者による覗き込みを抑止することができます。

自撮り機能

連携対象の拡充

CWATで取得した操作ログ(監査ログ)をiDopration SCに取り込み、iDopration SCで取得した動画と自動で紐づけます。これにより、iDopration SCで動画を検索する際、CWATの操作ログを検索インデックスとして検索できるようになります。検索された動画を再生するときは、該当の操作が頭出し再生されるため、効率的な点検が可能になります。CWATで取得したテキスト形式の操作ログをiDoperation SCで取得した動画で補完することにより、操作の細部まで追跡できるようになります。

● CWATについて
CWATは、株式会社インテリジェント ウェイブが提供する情報セキュリティ対策ソフトウェアです。PC端末における不正操作の監視・警告・遮断とともに、ユーザの行った操作をきめ細やかにログに記録します。金融、製造、通信・インフラなど幅広い業種において、コールセンターをはじめとする顧客情報、機密情報の漏洩対策として多くの導入実績があります。詳細は下記を参照ください。 CWAT公式ページ<http://www.iwi-security.com/cwat/

用語解説・注釈

* 「iDoperation」はNTTテクノクロス株式会社の登録商標です。

* 記載されている商品名・会社名などの固有名詞は一般に該当する会社もしくは組織の商標または登録商標です。

*1:デロイト トーマツ ミック経済研究所株式会社 内部脅威対策ソリューション市場の現状と将来展望 2020年度 【サイバーセキュリティソリューション市場16版目】 システム証跡監査ツール出荷本数シェア(2019年度)