退職者による情報漏洩リスクの管理ができる
iDoperation SC Ver 2.5 を2020年1月24日にリリースします

2019年12月12日
NTTテクノクロス株式会社

画面操作録画ソフトウェア「iDoperation SC(アイディーオペレーション・セキュリティカメラ)」の新バージョン「iDoperation SC Ver 2.5」を2020年1月24日から販売します。

バージョンアップの背景

iDoperation SCはPCやサーバの画面を動画で記録することで、情報漏洩につながる不正行為を抑止し、問題発生時には素早く簡単に状況把握を行うことができるソフトウェアです。これまで、特権ユーザの監視や、ITシステムの保守ベンダーの監視を目的として、多くの企業に導入されてきました。

近年、転職市場が活発化していることもあり、企業においては退職者による情報持ち出しリスクに備える傾向が強まっています。独立行政法人情報処理推進機構の調査(*1)では、営業情報の情報漏洩が発生したルートとして、約35%が転職者や退職者と報告されています。弊社にも、退職予定者が情報漏洩につながる行為をしていないか把握したいといった声や、技術情報や営業情報の漏えいが起こった場合に備え、証拠の保全をしたいといった声が寄せられるようになりました。

このような背景を受け、新バージョンでは、PCやサーバの画面録画を任意のタイミングで開始・終了できる機能を追加しました。これにより、従業員の退職がわかったタイミングで録画を開始し、情報漏洩のリスクに備えることができるようになります。

主な強化点

Ver. 2.5 新機能一覧

機能強化 録画エージェントのオン/オフの設定 録画エージェントの録画状態について、オン/オフを保管サーバから設定できるようになりました。
操作ログのエクスポート 操作ログ検索画面で検索結果の操作ログをCSV形式のテキストファイルでエクスポートできるようになりました。
ゲストユーザへの動画共有 ゲストユーザ(iDoperation SC Web ConsoleのログインIDを持たないユーザ)に動画を共有できるようになりました。
管理強化 操作ログ閲覧権限の設定 iDoperation SC Web Console のログオンユーザに対して付与される権限のうち、録画エージェントのグループ毎に操作ログの閲覧権限を付与できるようになりました。

録画エージェントのオン/オフの設定

Ver 2.5より、各コンピュータにインストールされた録画エージェントについて、録画状態のオン/オフを保管サーバから設定できるようになりました。これにより、従業員のPCに録画エージェントを常時導入しておき、従業員の退職がわかったタイミングで録画をオンにすることが可能になります。

録画エージェントのオン/オフの設定

ゲストユーザへの動画共有

これまで動画の共有範囲は、iDoperation SC Web ConsoleのログインIDを持つユーザに限られていました。Ver 2.5より、iDoperation SC Web ConsoleのログインIDを持つユーザに共有するか、ゲストユーザに共有するかを選択してから動画を共有することができるようになります。

ゲストユーザへの動画の共有

用語解説・注釈

* 「iDoperation」はNTTテクノクロス株式会社の登録商標です。

* 記載されている商品名・会社名などの固有名詞は一般に該当する会社もしくは組織の商標または登録商標です。

*1 独立行政法人情報処理推進機構(IPA),2017,「企業における営業秘密管理に関する実態調査」p9 図 2.1-4を基に作成