AWS上での動作を最適化した
「iDoperation ver3.0」を2020年8月21日にリリースします。

2020年08月04日
NTTテクノクロス株式会社

特権ID管理ソリューション「iDoperation(アイディーオペレーション)」の新しいメジャーバージョン「iDoperation Version 3.0」を2020年8月21日から販売します。

バージョンアップの背景

「iDoperation」は、特権IDの安全な利用とリスクの可視化を支援する特権ID管理ツールで、2012年の発売以来、「特権ID管理ツール」分野で6年連続シェアNo.1(*1)を獲得しています。

近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)や働き方改革などを背景として企業のクラウド利用が拡大しています。クラウドの利用にともない、セキュリティの境界は社内と社外を区切る「ネットワーク」から「ID」に変化しています。また、新型コロナウイルスの感染拡大により、従来、テレワークでの業務が難しかった、サーバメンテナンスを行うIT部門や外部ベンダーも現地作業を避け、リモートから作業する機会が増えました。このため、クラウドのセキュリティやリモートアクセス時のセキュリティ確保に注目する企業が増加しています

「iDoperation Version 3.0」では、AWSが提供するサービス(Amazon RDS、Amazon EC2 Auto Scaling、Multi-AZ構成など)を利用して、iDoperationの動作環境を最適化することができるようになりました。また、ダッシュボードのUIを刷新したり、申請者や承認者がテレワーク時に、申請画面や承認画面をスマートフォンやタブレットから操作できるようにしたりするなど、多くの機能強化を図りました。

主な強化点

iDoperation ver3.0 新機能一覧

動作環境OS iDoperation管理サーバ(iDoperation Server、iDoperation SC Server) の動作OSとしてWindows Server 2019に対応しました。 全般
データベース iDoperation管理サーバ(iDoperation Server、iDoperation SC Server)の動作データベースとしてSQL Server 2019 / Amazon RDSに対応しました。
ターゲット 管理対象ターゲットとして、Windows Storage Serverに対応しました。
録画エージェント iDoperation SCの録画エージェントがmacOSに対応しました 操作ログ
AWS対応強化 iDoperation 管理サーバ(iDoperation Server、iDoperation SC Server)を、AWS が提供するサービス(Amazon RDS、Amazon EC2 Auto Scaling、Multi-AZ 構成など)を利用して最適化できるようになりました。 全般
記録した画面操作動画をAmazon S3に保管できるようになりました。 操作ログ
UI向上 申請画面や承認画面をスマートフォンやタブレットから操作できるようになりました。 利用
ダッシュボードを刷新し、利用状況の推移をグラフで確認できるようになりました。
グローバル対応 Web Consoleの画面が、すべて英語UIに対応しました。
ユーザ向けのマニュアルが英語に対応しました。
利用
機能強化 iDopertion ClientとWeb Consoleが連携することでWeb Consoleから特権利用できるようになりました。 全般
マネージャグループ内のiDoperation管理サーバ間で負荷分散ができるようになりました。これにより、大規模環境での性能改善を図ることができます。

ダッシュボードが新しくなりました

ダッシュボードから利用状況を見える化できるようになりました。当日の利用数や緊急利用数の推移を確認することができます。また、ログインユーザに関連するお知らせやアラート、スケジュールがカレンダーで表示されるため、自分が処理すべき操作を簡単にチェックできます。

新しいダッシュボード

AWSが提供するサービスを利用してiDoperationの動作環境を最適化できるようになりました

AWSが提供するサービス(Amazon RDS、Amazon EC2 Auto Scaling、Multi-AZ構成、Amzon S3)を利用して、iDoperationの動作環境を最適化することができるようになりました。 例えば、iDoperation 管理サーバ(iDoperation ServerとiDoperation SC Server)をAmazon EC2とAmazon RDS上に、操作記録動画をAmazon S3に保管する構成で構築することができます。さらに、iDoperation管理サーバのスケールアウトやMulti-AZ構成にも対応し、可用性をさらに高めることができるようになりました。

AWSでの構成図

用語解説・注釈

* 「iDoperation」はNTTテクノクロス株式会社の登録商標です。

* 記載されている商品名・会社名などの固有名詞は一般に該当する会社もしくは組織の商標または登録商標です。

*1 富士キメラ総研「2014~2019ネットワークセキュリティビジネス調査総覧」<2013年度~2018年度>