社員インタビュー

Salesforceエンジニアの社員インタビューです。

如何にしてSalesforce MVP Hall of Fame 殿堂入りエバンジェリストは生まれたのか?鈴木貞弘に聞くこれまでの歩み

鈴木 貞弘 | プリンシパルエバンジェリスト

ビジネスイノベーション事業部 第四ビジネスユニット

2000年4月入社

鈴木 貞弘

2015年からSalesforceエバンジェリストとして活躍する鈴木貞弘さん。
前編では、Salesforceとの出会いや、エバンジェリストになったきっかけ、NTTテクノクロスの強み、一緒に働きたい仲間について伺いました。

入社当初、別製品のパッケージシステム構築を経験

Q. Salesforceに携わるまでの経歴を教えてください。

2000年4月、NTTテクノクロスの前身であるNTTソフトウェアに入社し、現在まで25年勤めています。
NTT系列には、共同開発した研究成果をソリューション化して世に発信するミッションを持つ研究所系の会社があり、NTTソフトウェアもその一つでした。
一方で、私自身は新卒から研究所系の仕事ではなく、一般市場のお客様向けに海外製のパッケージを用いたECサイトを構築するプロジェクトを数多く経験してきました。
2007年には大手損害保険会社のプロジェクトでコンタクトセンターのシステムを構築するチームの一員として、音声系システムの構築やそのシステム上で動作するCRMのパッケージ開発を行いました。
2008年頃からSalesforceを用いたプロジェクトをリードするようになり、そこからSalesforceに携わって17年ほど経ちました。キャリアの大半をSalesforceと過ごしてきた事になります。

Salesforceだったら共にキャリアを歩めると実感

Q. 最初のSalesforce案件はどのようなプロジェクトでしたか?

鈴木 貞弘

私が最初に関わったSalesforce案件は、給付金の受付システムの構築です。
2008年12月頃に国の施策で始まった給付金の申請を受け付けるためのシステムを構築するプロジェクトが立ち上がりました。
このプロジェクト開始は2009年1月だったのですが、給付申請の受付が同年4月に始まるため、3月末までにシステムを作り上げなくてはならないといったタイトなものでした。
その上、アプリケーションを作るだけではなく、給付申請した方が当該自治体の住民なのかを判断する必要があり、チェック用のデータとして住民基本台帳のデータをSalesforceにアップロードする作業を3ヶ月かけて行う必要がありました。
アプリケーション構築、データ移行のほか、受付をする職員へのトレーニングを3ヶ月で実施するという、非常にチャレンジングなプロジェクトでした。
この一見無謀とも思えるシステム構築は関係各位のご協力もあり無事に成功しました。この成功体験から「Salesforceなら共にキャリアを歩める」と実感でき、Salesforceエバンジェリストとしてのキャリアに繋がっています。

きっかけは「エバンジェリストは君しかいない」という上司の言葉

Q. Salesforceエバンジェリストになったきっかけは何ですか?

私がエバンジェリストとして活動を始めたのは2015年からです。当時の上司から「エバンジェリストをやるのは、君しかいない」と言われたのがきっかけです。
当時はまだエバンジェリストという存在自体がメジャーではなかったものの、某IT企業の方が自社製品をエバンジェリストとして拡販しており、他の企業も追随する機運が高まっていた時期でした。
私は2008年から7年間Salesforceのプロジェクトに携わっていて、社内で一番ノウハウがあったので、「自分しかいない」という事については理解できましたが、エバンジェリストとして一体何をやればいいのかわかりませんでした。
様々な事を調べていくうちに、ソリューションや自社の強み、プレゼンスを上げるためには、ブログ執筆や記事の寄稿、イベント登壇などが必要なのだという事がわかってきました。
その頃ちょうどSalesforceコミュニティが立ち上がったばかりの時期で、当時はオンラインフォーラムなどでもユーザーの投稿が活発ではなく、フォーラムに寄せられた質問に回答できる人がいない状態でした。
そこでユーザーからの質問に積極的に回答したり、最新のリリース機能に関するブログや記事を寄稿したりといった活動を始めました。
それを1年近く続けていると、「NTTソフトウェア(当時)の鈴木さんは、Salesforceの社員よりもSalesforceに詳しい」とSalesforce社内でも知名度が上がり、2016年に公式のセミナーに呼んで頂けるようになりました。

業務時間中は、100%エバンジェリスト活動

Q. NTTテクノクロスのサポート体制について教えてください。

上司からエバンジェリストを任命された際「3年以内にSalesforce MVPを取りなさい、そのためにはどんな支援でもする」と言って頂き、業務時間中はエバンジェリスト活動に専念しました。
例えば、記事を何本書いたのか、どんな講演をしたのか、Salesforceのイベントに何回参加したのか、そういった活動をKPIにしました。他社の場合、他の業務と兼務する事が多いと考えられますので、エバンジェリスト活動に対する会社の理解はかなりあったと思います。
コミュニティの始動、Salesforce主催のイベント登壇、海外イベントへの参加など、さまざまなシチュエーションでネットワーキングを行う中で、「上長からイベント参加の許可を得られなかったので、有給を使って来ました」という参加者の声を耳にします。
NTTテクノクロスでは、私が必要だと言ったら上司も認めてくれ、100%会社がバックアップしてくれます。
また、一般的なキャリアパスではラインマネジメントを必須とする事が多いですが、NTTテクノクロスでは「高度専門人材」というポジションがあり、エバンジェリストのように特殊な活動も評価してくれています。
いろいろな人に話を聞いても、ここまでバックアップが強力な会社はなかなかありません。まさに、NTTテクノクロスでなければ、エバンジェリスト活動はできなかったのではないかと思います。

前編では、Salesforce MVP Hall of Fameとして殿堂入りを果たした鈴木貞弘さんに、Salesforceに出会った頃の事やエバンジェリストとして活動する中での気づきをお話し頂きました。後編では、Salesforceの面白さやNTTテクノクロスの強みなど、より深く迫っていきます。

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