ひかりサイネージ導入で担当者の負担を大幅軽減!導入企業のリアルな声

業 種

運輸業

ANAエアポートサービス株式会社様

ANAエアポートサービス株式会社様は、羽田空港において、ANAグループ運航便をはじめ国内外の航空会社の旅客サービス、グランドハンドリング、運航支援業務などを担っています。約4,000名の社員が連携して業務を行い、安全と品質の向上に努めています。

同社は空港のあらゆる場所で利用者の安全・安心を支えており、業務動線上に設置されたデジタルサイネージは、社員への重要な情報発信ツールとなっています。しかし、従来のサイネージ運用ではコンテンツ更新に手間がかかっていたため、配信担当者の負担が大きく、また情報をタイムリーに社員へ配信することが難しい状況でした。さらに、端末の老朽化に伴うセキュリティリスクも顕在化していました。重要な情報を迅速かつ確実に共有し、安全・安心のさらなる向上を図るとともに、セキュリティリスクの低減と担当者負担の軽減を実現するため、端末の更改と運用体制の見直しを行うことになりました。
その結果、ひかりサイネージへの更改により、リアルタイムな情報伝達と、簡単かつ効率的な運用体制を実現しています。

サイネージ更改の背景やサイネージシステム選定・導入、導入後の効果について、同社のサイネージ管理担当者様に詳しくお話を伺いました。

総務部 総務課

石黒 和也様

サイネージ更改の背景と課題

~効率的な運用体制の確立とセキュリティ対策~

総務部を中心に、社内掲示板や配布資料など紙媒体で情報発信を行っていましたが、2016年、当社では社内の美化推進と紙媒体削減を目的に他社のデジタルサイネージを導入しました。
サイネージの導入後は紙資源の削減や、社内美化が進みましたが、サイネージの活用が進むにつれて、運用体制の課題が浮き彫りになりました。掲載作業はサイネージ管理者が依頼を取りまとめ、他のグループ企業に配信作業を委託していましたが、コンテンツの修正や確認で何度も両社間でのやり取りが発生し、作業が滞ることもありました。このため、他のグループ企業に頼らず自社で完結できる、よりシンプルな運用体制への見直しが必要となりました。さらに、導入から年月が経過して端末のOSが古くなり、セキュリティプログラムやパッチの更新ができなかったため、情報漏えいや不正アクセスのリスクが高まり、サイネージ端末の更改が急務となりました。
これらの課題を踏まえ、当社はサイネージの更改を検討し、運用体制の見直しとセキュリティ対策の両面から改善を図ることとなりました。

ひかりサイネージ導入後の効果

~掲載依頼数の増加によるコミュニケーション活性化とイベント情報配信による社員の意欲向上を実現~

ひかりサイネージの導入によって配信作業が容易になり、運用負担が軽減されたほか、付加的な効果も得られました。新しいサイネージが設置されたことや、掲載募集の案内が口コミで広がったことにより、掲載依頼数は従来の約2倍に増加しました。これにより発信情報が多様化し、社内の情報共有やコミュニケーションの活性化につながっています。また、ANAホールディングス本社から当社向けに新規事業提案制度「Da Vinci Camp(ダヴィンチ・キャンプ)」に関する情報発信も始まり、その結果、イベント参加者が増加しました。こうした取り組みを通じて、社員の挑戦意欲が高まり、主体的な取り組みを促す好循環が生まれています。

ひかりサイネージによる課題解決と選定のポイント

~容易な配信操作・セキュリティ・柔軟な提案~

複数のベンダーに提案依頼をして比較検討した結果、最終的に「ひかりサイネージ」の選定に至りました。選定理由は大きく2つあります。

1つ目のポイントは、セキュリティを保ちつつ誰でも簡単に配信・運用でき、外部に頼らない運用体制を構築できる点です。導入前のトライアルにて、コンテンツ管理画面のユーザーインターフェースが非常にシンプルで直感的に操作できることや、ITに詳しくない担当者でも短期間で習熟できることを確認しました。簡単に配信ができるため、他の業務が多忙でサイネージ運用に専念できない状況でも、手間をかけずに運用できる点が導入の大きな決め手となりました。ひかりサイネージは社内のセキュリティ基準を満たしており、加えて管理画面へのログイン時にはIPアドレス制限を設けられているなど、十分なセキュリティ機能を備えているため、安心して利用できると判断しました。

2つ目のポイントは、当社の設置環境に合わせた柔軟な提案が他社との差別化となった点です。通信環境が不安定な場所がありましたが、導入前に現地でネットワーク疎通確認を行ったうえで、社内ネットワークとは独立したSIM回線の活用を提案いただきました。これにより、従来配信が難しかった場所でも安定した情報配信が可能となり、情報共有の範囲を広げることができました。また、サイネージの設置位置やスタンドの高さについて最適な提案を受けたことで、コンテンツの視認性が改善されました。こうした導入時のサポートも、選定の大きな後押しとなりました。

効果的な設置場所とコンテンツで広がる情報共有

~安全周知からランチ情報まで多彩なコンテンツで社員の関心を喚起~
■ 設置場所
  • ・休憩スペース
  • ・エレベーターホール
  • ・受付
■ 配信コンテンツ
  • ・社員のエンゲージメント向上を図る社内イベント情報
  • ・安全に関する周知
  • ・空港内のランチメニュー情報
  • ・社外販売情報

デジタルサイネージ活用のさらなる拡大と強化へ

~多部署・多拠点での展開および情報発信の強化~

NTTテクノクロスと連携し、より多くの従業員に情報を届けられるよう、他部署・他拠点でのデジタルサイネージ活用拡大を目指します。また、安全強化月間などの社内イベントに合わせた情報発信の強化を図るとともに、災害時の緊急情報配信など、緊急性の高い情報発信ニーズにも対応していきます。さらに、コンテンツ作成のノウハウ提供や代行サービスの導入も視野に入れ、より効果的な情報発信を継続的に支援していく予定です。今後もひかりサイネージの特長を活かし、空港全体の安全・安心を支える情報基盤として、社員一人ひとりの意識と行動を高める環境づくりを進めていきます。

会社名
ANAエアポートサービス株式会社
会社規模
4,117名(2025年10月1日現在)
業種
運輸業

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