WinActor(ウィンアクター)

教えて !!　スーさん。

第4回「正規表現 vs WinActorノートで文字列を抽出する」の巻

では、WinActorノートを使った方法を解説していきます。
処理結果のテキストファイルをWinActorノートに読込みます。次に「処理結果」の文字列でブロックを検索して、見つかったブロックを変数に取り込む、という流れになります。

WinActorノートの「テキストファイル読み込み」ライブラリを使って「処理結果.txt」ファイルを、WinActorノートに新規テキストとして追加します。

WinActorノートの「ブロック検索ツール」ライブラリを使って、キーワード「処理日時」を含むブロックを検索します。
WinActorノート上では、この時点で「処理日時」を含むブロックにカーソルが移動します。

WinActorノートの「変数に取り込み」ライブラリを使って、先ほど検索して選択されているブロックを「処理日時」変数に取り込みます。

「処理日時」変数を待機ボックスで表示してみると、処理日時部分が抽出されていることが確認できました。

こちらもいい感じで抽出ができますね。
処理日時の日時部分のみ抽出したい場合はどうでしょうか。

WinActorノートの場合は、先ほどの「処理日時」でブロックを検索した後に、そのブロックを編集するというのが良いと思います。

WinActorノートの「編集ツール」ライブラリを使って、選択されているブロックの「：」以前を消す、という指定で「処理日時　：」の部分を削除します。
選択されているブロックには、処理日時の日時部分のみが残っている状態になります。

日時部分のみが残っているブロックを、先ほどと同様に「処理日時」変数に取り込んで、待機ボックスで表示してみます。

処理日時の日時部分のみが正しく抽出されていますね。
WinActorノートで抽出する方法は、わかりやすい感じがして良いと思いました。

正規表現を使って抽出する方法、WinActorノートを使って抽出する方法、どちらでも今回の場合は抽出が可能ですので、自分のやりやすい方法を選択してください。
もっと複雑な文字列を抽出するような場合は、正規表現の方が自由度が高いかもしれないです。
正規表現は難しいのでとっつきにくいという点はありますので、ある程度の学習が必要かもしれませんね。

そうですね。正規表現を使うためには、正規表現について一から勉強しないとって感じです。

今時のやり方として、生成AIに聞くという手もあります。
ChatTX（社内で利用している生成AI）に、③の日時部分のみを抽出するための正規表現を聞いてみました。