コラム

動画研修メリット/デメリット。受講率を上げるにはどうする?

新人研修や管理職研修、コンプライアンス研修にセキュリティ研修、さらには、業務の手順を覚えたり、ビジネス知識を向上させたり......、企業内で実施される研修は多岐にわたり、その目的は様々です。しかし、集合型研修の場合、会場や講師の手配、受講者のスケジュール調整など多大な手間とコストが掛かります。
一方、社内ネットワークを活用して、時間や場所に捉われないオンデマンド動画配信による研修を行う企業が増えはじめています。

本稿では、企業の行う動画研修について、メリット/デメリットを詳しく紹介します。さらに、動画研修の使い方や作り方など、社内研修の担当者の方に必要な情報を網羅しました。ぜひ、ご確認ください。

動画研修のメリット/デメリット

まずは、動画研修のメリットを紹介しましょう。

動画研修のメリット
    動画研修のメリット
  • オンデマンド研修なら、いつでも社員のペースで学んでもらえる。
  • 研修会場を手配したり、受講者を会場に集めるためのコストを削減できる。
  • 全員が同じ動画を使って研修できるので、講師による質のばらつきがない。
  • 繰り返し何度も視聴できるので、後から内容を振り返ることができる。

メリットだらけの動画研修ですが、逆に、デメリットはどんなところにあるのでしょうか。
下記に、社内研修の担当者の方からよく聞こえてくるデメリットをまとめました。

動画研修のデメリット
    動画研修のデメリット
  • 受講時間の確保が難しい。ユーザ任せにすると受講が進まない。
  • 「動画をじっくり視聴するのが苦手」という社員が、実は多い。
  • その場で質疑応答ができない。
  • PCなどの視聴環境を整える必要がある。

「社員が見たがらない」「受講が進まない」など、実は、受講者側に課題のあるケースが多いようです。

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動画研修、社員の本音は「見たくない」?

動画研修のデメリットの1つに、「なかなか受講してもらえない」点が挙がっています。「いつでも都合よい時に受講できる」というメリットの裏を返すと、当然こうした問題がでてきます。これを回避するためには、未受講者をあぶり出し、背中を叩いてあげる必要があります。

企業で動画研修を行う際、忘れてはならないのが「視聴受講者管理」です。誰が動画を受講して研修を終えたのか、また、誰がまだ受講していないのかを把握できない状態では意味がありません。せっかく研修のために動画コンテンツを用意しても、共有ストレージなどにアップロードして通達を出すだけでは、効果のほどは疑問です。少なくとも、ID に紐付いた受講履歴管理か、ログ管理などの仕組みが必要です。

受講履歴という動かぬ証拠があれば、担当者による声がけの効果は高まります。
「それでも動画視聴が苦手」という社員のためには、システム側で快適な視聴環境を用意することも 1 つの手です。例えば、倍速視聴。また、細かなチャプター区切りも視聴者にとって有難い機能です。ただし、研修を提供する側には、「じっくりすべて視聴してもらいたい」という思いもあるはず。着地点をどこに置くかは、研修の内容や重要度に応じて決めましょう。

「動画研修は、一方通行」は、本当か?

実際に講師を招いて行う研修のよい点は、質疑応答の時間がとれること。動画ではダイレクトに講師と会話することはできません。受講中に浮かんだ疑問点が、そのままになってしまい理解されない、という懸念もあります。

動画を研修に採用する企業が注意したいのは、一方通行にしないための仕組みを作ることです。例えば、社内研修での利用を想定した企業向け動画配信システムなら、動画に対してアンケート、コメント、質問などができる機能を備えています。掲示板形式のコミュニケーションスペースに、質問などを書き込みできる仕組みです。

実際に、同様の仕組みを導入している企業では、講師を呼んで行う研修よりも質問の数が増えたという効果も。対面で質問するのは気後れするという社員も、この形式ならば敷居が低いようで、却ってコミュニケーションが促進された事例です。

快適な視聴環境を整えるには?

少なくとも、動画研修を行うには PC やネットワーク環境が必要です。さらに、社内 Wi-Fiや VPN などのセキュアな環境を用意すれば、スマートデバイスからも動画研修を受講することが可能になり、選択肢は増えています。
なお、タブレットと VPN を組み合わせた環境での動画研修は、スマートデバイスの導入が浸透している保険業界などで多く採用されています。

こんな使い方も! 用途広がる動画研修

すでに動画研修を導入し、効果を得ている企業のケーススタディを紹介しましょう。動きと音で伝えることのできる動画は、コンプライアンス研修やセキュリティ研修など、注意を促すタイプのコンテンツとして最適。ほかにも様々なビジネスのシーンで独自の使い方が生み出され、活用されています。

●育児休業中の知識のアップデートや復習に

A病院では、育児休業中の看護師たちに対して、動画による遠隔研修を実施。現場で必要とされる知識をアップデートするとともに、再確認するために役立っています。"勘"を取り戻し、スムーズな復帰をサポートしてくれると好評です。

●新製品研修をいつでも、バックヤードで

小売 B 社では、新製品が発売された際、販売店のスタッフに向けて研修動画を配信しています。動画で学ぶ臨場感ある接客トークが、販売時の参考になっているとのこと。従来は、毎月のように販売員を本社に集めて研修を行っていましたが、動画研修のおかげで、いつでもバックヤードで勉強できる体制が整いました。動画研修は、大量の製品を扱う販売店の課題にも応えています。

作ってみよう! 社内研修動画

社内動画研修の担当者にとって悩みの種はコンテンツ作り。動画コンテンツは一度作ってしまえば何度でも使えますが、初回のハードルが高いというわけです。しかし、今や個人でも気軽に動画制作を行える時代。思い切って、自社で作ってみるという選択肢も存在します。実際に講師を招いて研修を行い、カメラで撮影するだけでもいいので、ぜひ、挑戦してください。

例えば、プレゼン資料などに解説の音声を添えるだけでも、立派な動画コンテンツです。
音声入力機能を使ったり、マイクを使って実際に自分の声でコメントを入れてもいいでしょう。大げさに演出する必要はありません。ただ渡すだけでは読んでもらえない、いつもの資料を、自分で読んで聞かせてみる──、そんな軽い気持ちで始めてみることをおすすめします。

また、コンテンツにクオリティを求めたいという場合には、専門の制作会社に外部委託をするという選択肢もあります。

さらに、上級編としては、社内でのライブ配信も。動画配信システムを上手に使えば、リアルタイムの全社研修も夢ではありません。
ライブ配信については、「第3回>「ストリーミング中継」徹底解剖!」で詳しく説明していますので、ぜひ、ご一読ください。

動画コンテンツを作るには

「ストリーミング中継」徹底解剖!

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下記のような動画研修に適した機能を多数搭載し、社内研修担当者の方の業務をサポートしています。

  • ユーザの視聴履歴などが細かく把握できる。
  • 動画資料後に理解度テストやアンケートができる。
  • 書込みやディスカッションができるコミュニケーションスペース。
  • チャプター分割やスライド連動など動画編集機能。

「viaPlatz」の詳しい解説は、下記よりご確認ください。

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