企業の災害備蓄品の管理・入れ替えと併せて食品ロス削減に貢献するクラウドサービスが累計10トンの食品寄付を達成
2021年03月09日
NTTテクノクロス株式会社
NTTテクノクロス株式会社(以下、NTTテクノクロス 本社:東京都港区芝浦、代表取締役社長:串間和彦)は、企業の災害備蓄品を無料で効率的に管理できるクラウドサービス「備蓄品安心サポート そなえるんCSR+(以下、本サービス)」において、フードバンク*1などへの食品寄付総量*2が累計10トンを超え、12.5 トンに達しました。 本サービスを利用した2020年の食品寄付総量は年間4.5トンで、平時の国民1人当たりの食事に換算*3すると約1万350食分に相当します。
本サービスを利用する事により、企業は自社の災害備蓄品の管理・入れ替えと併せて、食品ロスの削減に貢献することができます。企業は、これまでExcelや紙の管理簿で管理を行ってきた災害備蓄品について、「どこに」「どのくらい」あり、「賞味期限がいつまでなのか」をクラウド上で簡単に管理することができます。また、災害備蓄品の賞味期限が近づくとメールでお知らせが来るとともに、複数の備蓄品販売会社に見積依頼・購入も可能で、災害備蓄品の入れ替えも容易に行えます。その際、賞味期限が近くなった備蓄品の情報をフードバンクなどの団体に公開することでスムーズな食料寄付も実現します。
食品ロス*4の削減についてはSDGs*5の目標の1つとして掲げられ、日本では政府やフードバンクなどのNPOが中心になり活動を進めています。
2021年2月末時点で、本サービスは寄付先であるフードバンクなど44団体と連携し、企業約170社、約1200拠点に導入されています。NTTテクノクロスは今後も本サービスの利用拡大を進め、日本の食品ロス削減ならびに企業のSDGs推進に貢献します。
用語解説・注釈
*1:フードバンク
包装の傷みや賞味期限が近いことが理由で、品質に問題がないにもかかわらず市場などで流通出来なくなった食品を、企業等から寄附を受け生活困窮者などに配給する活動およびその活動を行う団体です。
*2:食品寄付総量
本サービスを提供開始した2017年9月から2020年12月の累計です。
*3:平時の国民1人当たりの食事
農林水産省が公表した令和元年の食料需給表の国民1人・1日当たり供給純食料は1306グラムとされています。
*4:食品ロス
まだ食べられるにも関わらず食品が廃棄されることを指します。農林水産省によると日本では年間500~800万トンの食品ロスが発生しています。
*5:SDGs
2015年に国連総会で採択された地球規模で取り組むべき大きな国際目標「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略。持続可能な世界を実現するため、17の目標と169のターゲットが設定されています。
*「備蓄品安心サポート」、「そなえるんCSR+」はNTTテクノクロス株式会社の登録商標です。
* 記載されている商品名・会社名などの固有名詞は一般に該当する会社もしくは組織の商標または登録商標です。