2013年11月19日

NTTソフトウェア株式会社が開発・展開している位置情報応用クラウドサービスmobicolletR(モビコレット)のmobicolletR Stamprally Edition(モビコレット・スタンプラリー・エディション)が、2013年11月23日に、埼玉県川越市で開催される「小江戸川越 縁結び行灯ウォーク(以下、川越行灯ウォークと言います。)」に、イベント内での参加者の行動傾向を探るシステムとして、採用されました。

川越行灯ウォーク開催中、参加者は、市内の協賛店舗で参加証のチケットをクーポンとして利用できるようになります。一方で、主催者や協賛店舗はそのチケットから取得した参加者の行動傾向などを、mobicolletRを通じて収集、分析することが可能となります。
具体的には、参加者が、「どの時間帯に」「どの店舗を」「どの順番に」訪問したかなどの情報を取得できるため、今後のイベントの導線改善や特定の時間を狙った店舗のキャンペーンなどの、イベントや販売の活性化につなげることができます。

mobicolletRが提供したしくみ

本サービスはクラウドサービスとして提供されます。参加証のチケットに組み込まれるNFC(*1)タグが各店舗に設置したスマートフォンにかざされることで、mobicolletRは読み取った情報(誰が、時間、場所など)を蓄積、管理します。これにより、主催者や店舗は、mobicolletRを通じて取得した情報の分析などにより、イベントの動線改善などの有効活用が可能になります。

mobicolletR Stamprally Editionとは

mobicolletR Stamprally Editionとは、スタンプラリーにおける押印を、NFCタグをスマートフォンにかざすことに置換え、押印履歴データを電子化したサービスです。 NFCタグにタッチした時の音や映像の演出によって、より楽しいスタンプラリーとすることで参加者へのサービスを向上し、途中で離脱した参加者も含めた押印履歴データを活用した販促活動を実現します。
位置情報応用ソリューション「mobicollet」の詳細はこちらから

今後について

mobicolletRは、今回の川越行灯ウォークのようなイベントはもちろん、イベントに限らずさまざまな場面で、位置情報や性別・世代などの情報を活用できる使い方を提案していく予定です。

川越行灯ウォーク

「小江戸川越 縁結び&行灯ウォーク」は、埼玉県川越市で開催されているイベントです。その名の通り縁結びを祈願するイベントで、「あんどん」を受け取った参加者は順次、同市蓮馨寺境内を出発し、市内の名所を通り、同市の氷川神社までを散策します。ゴールの氷川神社で「あんどん」を奉納し、良縁祈願の祈念を受けて終了となります。 参加者は同神社の特製手作り良縁お守りや名所カードとガイドマップがプレゼントされるなどの特典があります。当日の参加費は1500円。定員200人。


【用語解説】

*1:NFC
NFCは、「Near Field Communication」(近距離無線通信規格)のことを指す。約10cm相当の範囲で、非接触で通信できるものについて定めた規格で、電車・バスで使われている共通乗車カード・電子マネーなどに利用されている。NFCタグはその通信を行うためのチップのことをいう。

※「mobicollet(モビコレット)」はNTTソフトウェア株式会社の登録商標です。