今後のクラウド導入にはセキュリティ監査対策が鍵クラウド・セキュリティ製品「TrustBind/SecureGateway」のログ管理機能を強化新バージョンを2013年8月1日から販売開始
2013年07月05日
NTTソフトウェア株式会社(以下、NTTソフトウェア 本社:東京都港区、代表取締役社長:山田 伸一)は企業向けクラウド・セキュリティ製品「TrustBind/Secure Gateway」(トラストバインド・セキュアゲートウェイ、以下、本製品と呼ぶ)にセキュリティ監査対応のログ管理機能強化を行った新バージョンを2013年8月1日から販売開始します。
背景
本製品は企業が保存するクラウドサービス内のデータを暗号化することで、情報漏えいのリスクを軽減する製品です。クラウドサービスの法人利用件数増加にともない、「セキュリティに対する不安」はクラウド利用時における企業の重大な懸念事項の一つとなっています。また、クラウド情報セキュリティの国際標準である「ISO/IEC 27017」が2015年に開始し、クラウド・セキュリティの国際認証がスタートする予定であることから、企業の認証取得とそのための監査対応策が必要になってきています。
そのような背景から、2013年4月の販売開始以降、本製品には監査に対応できる機能の強化を要望する声が多数寄せられていました。
概要
新バージョンでは、本製品を導入している企業のユーザーがクラウドサービスを利用する際のログを保存し、監査に必要とされる詳細な利用履歴情報を記録、保存するログ管理機能を大幅に強化します。
また、業務アプリケーションや社内システムがクラウドサービスにて提供されるAPIを利用してサービスにアクセスする場合のデータ暗号化、ログ記録に対応します。さらに、管理者アプリケーション機能を強化しWebブラウザからの管理操作に対応します。
特長
(1) クラウドサービス利用の行動履歴を記録
クラウドサービス事業者が提供するログ情報では十分な記録が取得できない場合でも、本製品の導入により、記録されたログ情報と統合ログ管理システムの活用により、内部統制の監査要件に対応するだけでなく、幅広い用途においてログ情報を活用可能とし、クラウドサービス利用時の安全性・利便性を向上します。
- セキュリティ・インシデント発生時の追跡性の確保
- 利用統計情報による業務状況のモニタリングや分析
- 他システムとのログ突合
また、記録されたログ情報を閲覧・検索・解析・レポーティングを行う統合ログ管理システムとして、業界のトップリーダー、インフォサイエンス株式会社の「Logstorage」を採用します。
(2) WebサービスAPI対応
クラウドサービスで提供されるWebサービスAPIに対応し、業務アプリケーションや社内システムなどからのアクセスやシステム間連携によるデータ交換における暗号化やログ記録が可能となりました。2013年4月販売のWebブラウザ対応版の利用とあわせて、さまざまな利用シーンに対応します。本バージョンではSalesforce.comが提供するSOAP/RESTの各APIに対応し、今後も対応サービスやAPIを順次拡大していく予定です。
(3) Webブラウザからの管理機能
システム管理者向けアプリケーション機能を拡張し、Webブラウザからの簡単な操作により稼働状況確認や設定変更などの管理作業を可能とします。システム管理者が簡易な操作で利用でき、クラウドサービスの変更や拡張にあわせたタイムリーな設定変更により、クラウドサービス利用のメリットの一つである迅速さを損ねることなく利用可能です。
今後の予定
本製品は、監査対応(ログ管理)だけではなく、クラウドサービスにセキュリティ基盤を提供するプラットフォームとしてさまざまな機能を充実させていく予定です。具体的には、より強固な手段による利用者認証機能や、クラウドに最適化されたアクセス制御機能などを充実させ、クラウドセキュリティソリューションのトップリーダーを目指します。
販売開始日
2013年8月1日(木)
標準価格
ライセンス定価 月額 1IDあたり \1,000
(別途導入に必要なシステム・インテグレーション費用などが必要。
また、統合ログ管理システムLogstorageを利用する際も別途費用が必要。)
クラウド・セキュリティ製品 「TrustBind/Secure Gateway」に関するコメント(推薦文)
インフォサイエンス株式会社 プロダクト事業部
ゼネラルマネージャー 岡丸 修 様
インフォサイエンス株式会社は、NTTソフトウェア株式会社のクラウド・セキュリティ製品「TrustBind/Secure Gateway」新バージョンの販売開始を心より歓迎いたします。
NTTソフトウェア株式会社の高い技術力と豊富なシステム・インテグレーションの経験に基づく同製品に、弊社の「Logstorage」を監査機能としてご採用いただいたことで、監査証跡の保管や、モニタリング業務の自動化に対応し、お客さまにとって価値のあるクラウド利用基盤をご提供できるものと確信しております。今後もインフォサイエンス株式会社はNTTソフトウェア株式会社と協力し、お客さまに新しいビジネス価値を提供してまいります。
「TrustBind/Secure Gateway」について
「TrustBind」はNTTソフトウェアが展開するクラウド向けセキュリティソリューションブランドです。「TrustBind/Secure Gateway」はクラウドサービスに保存するデータ暗号化をリバースプロキシ型で自動に行なう国産初の製品として2013年4月より販売致しました。
【製品ホームページ】
「TrustBind/Secure Gateway」の製品詳細、資料請求はこちらを参照願います。
「Logstorage」について
「Logstorage」は純国産の統合ログ管理システムで、小規模システムから大規模システムまでカバーします。多種多様な業界で採用され、大手企業を中心に1,100社以上への導入実績があり、「Logstorage」の出荷本数シェアは7年連続第1位(*1)となりました。
インフォサイエンス株式会社概要
URL: :http://www.infoscience.co.jp/
NTTソフトウェア株式会社 会社概要
NTTソフトウェアは、高度なネットワークテクノロジーとシステム構築力を基盤にICT経営戦略コンサルティングからシステム構築、保守・運用に至るまでをトータルに提供するソリューションサービスプロバイダです。
*1:出典:ミック経済研究所
「情報セキュリティソリューション市場の現状と将来展望2013 (統合ログ管理市場)」
※「TrustBind」は、NTTソフトウェア株式会社の登録商標です。
※その他会社名、製品名などの固有名詞は、一般に該当する会社もしくは組織の商標または登録商標です。