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音響処理ソリューション
■お知らせ■
2023/4/24:NTT研究所のスポーツ中継向けターゲットマイク技術を用いた放送向けターゲットマイクを2023年4月24日から販売開始します。[NEW]
2023/2/21:ウェアラブルデバイス「THINKLET」向けインテリジェントマイクソフトウェアの販売を開始しました。
2022/9/30:ステレオエコーキャンセラライブラリを9月末から販売開始します。
NTT研究所が開発した各種の集音音声信号処理技術をソフトウェアライブラリとしてご提供しております。すべてのライブラリは、お客様の製品・商品・環境・サービス等にあわせて、カスタマイズやチューニングを行うことが可能です。
インテリジェントマイク技術
インテリジェントマイク(Intelligent Microphone)技術を用いると、工場内や電車が通過しているガード下などの高騒音下でも高品質な通話や高精度な音声認識が可能です。
2~4個程度のマイク素子を用いてアレイを形成し、本技術による音声信号処理を行うことで、従来手法に比べ、音声品質の劣化を抑えつつ高い雑音抑圧を実現できます。
既に車載マイクユニットやコミュニケーションロボット、サービスオーダー受付端末など、ハンズフリー・音声認識・音声指向性制御などの幅広い用途での実績があります。
実用例
インテリジェントマイクライブラリ
商品概要
インテリジェントマイク技術のお手元での評価・開発が可能になります。
- Windows/Ubuntu/ARM Linux など各種OS用のソフトウェアライブラリを提供します。
- 最大12方向の音を個別に分離して集音する機能がご利用いただけます。
- 話者の方向を自動で推定し、話者の位置変化に合わせて集音する自動追従機能もご利用いただけます。
☆Voice Compass Developer Kit(開発キット)
- 小型マイクロホンモジュール、インテリジェントマイクライブラリ、開発者用マニュアルをセットにしてご提供します。
- 試作中のアプリケーションなどに組み込んで、インテリジェントマイクライブラリの動作・性能を評価いただくことができます。
- 最大12方向の音を個別に分離して集音する機能がご利用いただけます。
- 話者の方向を自動で推定し、話者の位置変化に合わせて集音する自動追従機能もご利用いただけます。
【利用イメージ】
・方向別に音声を分離し、騒音がある中でも個々の音をクリアに集音
・話者ごとの音声認識などが可能
【自動追従機能のイメージ】
・話者の移動に追従し、クリアな集音を継続
各種開発・評価にあたっては、別途、開発サポートも提供可能です。
量産機の開発など、商用化に向けたサポートも承ります。
商品詳細
商品名 | インテリジェントマイクライブラリ | |
---|---|---|
提供形態 |
・64bit Windows DLL形式ライブラリ(Windows) |
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機能 | ・方向別音声分離(最大12方向、自動追従時は最大6方向) ・自動追従機能(最大±30°の範囲) |
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動作要件 | マイク | 評価用8chマイクロホン(USB接続) |
Windows用 |
CPU:Intel Core i5以上のCPU |
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Ubuntu用 | CPU:Quad-Core Intel Atom E3845 1.91GHz以上 OS:Ubuntu 18.04 LTS |
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ARM Linux用 | CPU:Cortex-A53(ARMv8)64-bit 1.4GHz以上 OS:Linux OS(ARM 32bit) |
|
価格 | お問い合わせください |
商品名 | Voice Compass Developer Kit | |
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提供形態 |
・マイクデバイス |
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価格 | お問い合わせください |
エコーキャンセラ技術
エコーキャンセラ(Echo Canceller)技術を用いると、電話やテレビ会議・Web会議などの遠隔コミュニケーションやマイクとスピーカーを搭載した端末においてエコーノイズを低減し、かつ性能のよい同時通話が可能です。
高速エコー経路推定法ESP(Exponentially weighted Step-size Projection)やエコー・ノイズ同時抑圧技術NOER(NOize Echo Reduction)など、独自の開発技術を駆使して高い品質のコミュニケーションを実現します。
ハードウェア製品に限らず、スマートフォンなどのアプリケーションソフトウェアへの組み込みも実績があり、バリエーションのある機種への適合も比較的容易です。開発・導入の可能性が広がります。
会議用マイクスピーカー「R-Talkシリーズ」と長年の研究開発で培った技術と経験で、お客様の製品・商品の筐体にあわせたカスタマイズを行いご提供できます。
実用例
ステレオエコーキャンセラライブラリ
商品概要
本ライブラリをアプリケーションへ組み込むことで、ステレオ環境におけるエコー抑圧が可能となります。
【利用イメージ】
・ステレオ環境でリモート通話を行うことで臨場感のあるコミュニケーションを実現
【処理イメージ】
・ステレオ環境(マイクとスピーカーそれぞれ2つ)で発生する4つのエコー(伝達)経路を分析処理しエコーを消去
・デジタル信号処理の最適化による広帯域化
商品詳細
スポーツ中継向けターゲットマイク技術
スポーツ中継向けターゲットマイク技術は、スポーツ中継の臨場感を、より迫力のある音を収音・送出することで高めることができるソフトウェア処理技術です。プレイ音の中でも打球や打突など突発的に発生する音を強調し、周囲の雑音やPA音(会場のスピーカで慣習に対して再生される音)をリダクションすることで、よりクリアで迫力のある音を再生ですることができます。処理についてはできうる限りの低遅延化を実現しており、地上波テレビ放送の生中継での実績があります。一般的に放送で使われる機材を組み合わせて用いることができ、それぞれの環境や競技特性に応じたチューンナップが可能です。
放送向けターゲットマイク
商品概要
商品詳細
商品名 | 放送向けターゲットマイク |
---|---|
提供形態 |
Windowsアプリケーション(Windows PC上に実装してのご提供も可能です。) |
機能 |
・PAキャンセル機能 ・突発音強調処理機能 ・ノイズリダクション機能 |
動作要件 | お問い合わせください |
価格 | お問い合わせください |
導入に向けて
動作環境
NTTテクノクロスの音響処理技術を、ライブラリとしてお客様のニーズにあわせた動作環境にカスタマイズしてご提供することが可能です。各種OSはもちろん、DSP(Degital Signal Processor)をはじめとするマイクロプロセッサ上での動作も対応可能です。入力チャネル数や演算量・メモリ量とご所望の性能を検討する段階からサポートいたします。
用途別ソフトウェアチューニング
音響処理ソフトウェアライブラリは、ご提供後にソフトウェアチューニングが可能です。
例えば車載モジュールへの組み込みであれば、車種固有の車内環境への適応、ハンズフリー通話(Hands-free)・音声認識・インカーコミュニケーションICC(In-Car Communication)・車両緊急通報システム(eCall / ERA-GLONASS)等のそれぞれの機能への適応など用途に応じたチューニングが必要となります。ハードウェアでは適応が難しいシーンに対しても、ソフトウェアでのチューニングが可能であるとともに、NTTの取り組んできた音声信号処理の豊富な知見からサポートを行います。
R-Talk® は、NTTテクノクロス株式会社の登録商標です。
その他の会社名、製品名など固有名詞は、一般に該当する会社もしくは組織の商標または登録商標です。