Verifiable Credentialsに対応し、ブロックチェーンを活用した
電子証明書ビジネスの検証が行える「ContractGate/VC」を販売開始
2022年11月15日
NTTテクノクロス株式会社
NTTテクノクロス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:桑名栄二 以下、NTTテクノクロス)は、ブロックチェーン関連ソリューション「ContractGate」シリーズとして、Verifiable Credentials*1(以下、VC)に対応し、ブロックチェーンを活用した電子証明書ビジネスの検証が行える「ContractGate/VC」を2022年11月15日から販売します。
なお、「ContractGate/VC」は、ブロックチェーンを利用したビジネスの検証に必要な環境をオールインワンで提供するプラットフォームサービス「ContractGate PoC Service」との連携も可能です。
背景
近年、個人情報の管理手法を他者に委ねることなく個人自らが管理する「自己主権型アイデンティティ」が注目されています。このような中、Web技術の標準化団体「W3C」*3
より、検証可能な資格情報としてVCが勧告されました。オンライン検証可能なデジタル情報となるVCは、紙面の証明書に代わるものとして新型コロナワクチン接種証明書アプリにも活用されるなど活発化をみせています。
VCの実装には複数のステークホルダーが介在し真正性を担保することが求められるため、ブロックチェーンとは好相性とされています。NTTテクノクロスでは、VCはデジタルな個人の資格情報の取り扱いだけでなく、品質保証書や検査証明書などのペーパーレス化を図り企業のDXを推進する一助にもなり得ると捉え、2015年より培ってきた技術やノウハウのもと、ブロックチェーンを活用したVCの検証ソリューションを開発しました。
特長
(1)短期間かつ低コストでブロックチェーンを活用したVCのビジネス検証を実現
あらかじめブロックチェーンや「ContractGate/VC」をインストールしたAWS環境に加え、希望要件に応じたプロトタイプの業務アプリケーションの提供により、ブロックチェーンを活用したビジネス検証のための環境構築が不要となるため、短期間かつ低コストでブロックチェーンを活用したビジネスの検証ができます。
(2)VCの規格に準拠した証明書の発行・保有・検証のビジネス検証が可能
VCの規格に準拠した証明書の発行、保有、検証のビジネス検証が行なえます。なお、スマートフォンからQRコードによる提示、及びQRコードを介したVCの検証も可能です。
価格
実際の利用環境などにより構成や価格が変わるため、詳細はお問い合わせください。
※PoC適用支援、業務アプリケーションプロトタイプ開発、環境準備などのご要望に対応可能です。
ContractGateとは
ブロックチェーン技術を活用した、サービスやプログラム開発の支援などを行うためのソリューションシリーズです。「ContractGate/VC」や「ContractGate PoC Service」に加え、チケットの正当な所有者であることを証明する「ContractGate/Pass」、ブロックチェーンの格納状況を可視化する「ContractGate/Monitor」を展開しています。
用語解説・注釈
*1:Verifiable Credentials
W3Cより規格化されている検証可能な証明書群。
*2:スマートコントラクト
ブロックチェーンにアクセスするためのあらかじめ取り決めておいたルール
*3:W3C
World Wide Web Consortiumの略。HTML、XMLなどの規格を勧告している非営利の国際標準化団体。
*「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
*「ContractGate」はNTTテクノクロス株式会社の登録商標です。
* 記載されている商品名・会社名などの固有名詞は一般に該当する会社もしくは組織の商標または登録商標です。