2022年05月20日

NTTテクノクロス株式会社(本社:港区、社長:桑名栄二、以下NTTテクノクロス)は、TOA株式会社(本社:神戸市、社長:竹内一弘)と日本電信電話株式会社(本社:千代田区、社長:澤田純、以下NTT)と共に、一般社団法人 日本音響学会主催の第30回(令和4年度)技術開発賞を受賞いたしました。
 5月21日(土)にオンラインにて表彰式が執り行われる予定です。

技術開発賞は、音響技術の振興を目的に創設された賞で、音響に関する工学技術の進歩発展に貢献した個人またはグループに贈呈されます。
 今回受賞したのは、「15ch対応の高品質800MHz帯ワイヤレスマイクシステム」です。NTTが考案・構築した、高い音質のままビットレート*1を削減する新方式の信号処理技術「BRAVE®*2」、NTTテクノクロスが作成した「BRAVE®」用のファームウェア、それらをTOAが製品へ組み込んで商用化したことによる合同での受賞となりました。

オフィスビルや貸会議室、大学など近接した部屋で複数のワイヤレスマイクを利用する環境下では、同時に使えるチャンネル数が不足し、混信や情報漏えいのリスクがありました。
 このワイヤレスマイクシステムに「BRAVE®」を採用することで、同時利用チャンネル数を従来の10から15まで増やすことができ、幅広い用途やシーンへの対応を可能にしました。また、チャンネル数を増やすことで発生しやすい音声の遅延も抑え、高音質を実現します。

15チャンネル同時使用と高音質を実現
幅広い用途やシーンで活躍

同賞ページ
https://acoustics.jp/awards/tech-dev/別ウィンドウで開きます

受賞商品関連ページ
https://www.toa.co.jp/products/ic/800mhz_digitalwireless/別ウィンドウで開きます

*1:ビットレートとは、1秒間あたりのデータ量です。

*2:BRAVE®は日本電信電話株式会社の登録商標です。

以上