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2022年03月24日

NTTテクノクロス株式会社

NTTテクノクロス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:桑名栄二 以下、NTTテクノクロス)は、企業の健康経営*1活動の推進およびWell-beingの実現の支援に向けたソリューションシリーズを展開します。シリーズ第1弾として、就労データと健診データを組み合わせて分析し、潜在的な健康経営課題の見える化を支援する「HM-viewer(エイチエム ビューワー)」を2022年4月15日に販売開始します。

背景

経済産業省は「健康経営」について、従業員などの健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することを目的に掲げています*2。その実践においては、従業員の健康や働き方のデータを活用し、その分析に基づいた「健康経営課題の抽出」が重要なポイントの1つとされています。しかし、健康や働き方のデータは企業内に散在し一元管理できていないことや、データ分析の専門家ではない健康管理スタッフや医療スタッフが対応することが多く、データの有効活用が進んでいないのが現状です。

このような課題を解決するため、NTTテクノクロスでは企業の健康経営活動の推進およびWell-beingの実現の支援に向けたソリューションシリーズを展開することになりました。シリーズ第1弾となる「HM-viewer」は、活用に必要なデータを一元管理します。また、専門知識がない方でも容易にデータ分析できるメニューを提供し、健康経営の課題抽出を支援します。

「HM-viewer」による健康課題を見える化する分析機能(イメージ)

特長

(1)健診データと就労データをダッシュボードで見える化

異なるシステムで集計されていた健診データ(総合判定、血圧、脂質、糖代謝など)と就労データ(残業時間)を指定のフォルダに置くだけで、個人、年代別、部署別などに分けてグラフで見える化します。数値のみを比較するだけでは分析しづらかった課題を、視覚的に判断できるように支援します。

(2)企業全体や部署別の経年変化など多角的な分析(分析項目のカスタマイズ)が可能

健康診断結果を考慮して、個人の業務見直しは行われやすいものの、企業全体や部署全体の業務改善までにつながりづらいという課題がありました。「HM-viewer」では健診データと就労データを、企業全体や部署別の経年変化が分かるように見える化するなど、多角的な分析を支援します。これにより、健康経営における課題を抽出しやすくなり、企業やその部署独自の業務改善を実行することができます。

価格(税別)

年間利用料 37万8,000円~(10ユーザーライセンス込み)

今後の展開

「HM-viewer」をはじめとする本ソリューションシリーズは、「健康経営課題の抽出」のほか「施策の検討・実施」、「経営効果の検証」のプロセスを回すために、健康リスクや健康施策が経営にもたらす効果の見える化、プレゼンティーズム*3分析、アブセンティーズム*4分析、など、機能の拡充を2022年度以降も順次予定しています。さらには、それらのデータを活用し、従業員や組織の行動をよりよく変容させていく支援メニューの開発も進める予定です。本ソリューションシリーズは、NTTテクノクロスが展開する他ヘルスケア関連製品、働き方改革関連ソリューションと連携し、NTT研究所の先端技術を活用しながら、従業員・組織のWell-being実現に貢献していきます。

用語解説・注釈

*1:健康経営
 NPO法人健康経営研究会の登録商標です。

*2:経済産業省HP(https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kenko_keiei.html別ウィンドウで開きます)より

*3:プレゼンティーズム
 何かしらの疾患や症状を抱えながら出勤し、業務遂行能力や生産性が低下している状態

*4:アブセンティーズム
 病欠、病気休業

*「HM-viewer」はNTTテクノクロス株式会社の商標です。

* 記載されている商品名・会社名などの固有名詞は一般に該当する会社もしくは組織の商標または登録商標です。