企業システムと銀行口座との自動連携を低コストで実現
銀行API接続ソフトウェア「BankingGate API-X」を2019年7月から提供
2019年05月30日
NTTテクノクロス株式会社
NTTテクノクロス株式会社(以下、NTTテクノクロス 本社:東京都港区港南、代表取締役社長:串間和彦)は、銀行API*1を利用して企業システムと銀行口座との自動連携を低コストで実現し、企業の経理業務を効率化するソフトウェア「
※「BankingGate API-X」は、株式会社NTTデータが提供する「AnserBizSOL® API連携サービス(直接企業連携)」を利用します。対応金融機関については、AnserBizSOL® API連携サービス(直接企業連携)の対応行に準じて随時拡大予定です。
背景
現在、多くの企業は口座情報の照会や振込などの経理業務をファームバンキング(FB)*2によって実現しています。しかし、FBの通信回線として多く利用されているISDN(INSネットデジタル通信モード)*3のサービス提供は2024年初頭をもって終了することが発表されています。このような情勢から、FBの代替サービスとして高速なインターネット回線を利用する銀行APIが注目されています。
しかし、銀行APIを利用するためには複雑な要素技術・手順を組み込んだプログラムを開発する必要があり、仕様の理解とシステムの開発に多大なコストや期間を要してしまうのが現状です。また、従来銀行とのデータ連携で利用されてきた手法(全銀協フォーマットによるファイル連携など)が利用できないこともあり、銀行APIの活用に踏み切れない企業も多く存在します。
NTTテクノクロスでは、企業と銀行をつなぐ製品BankingGateシリーズを20年間提供し、これまで数多くの企業、銀行間の接続実績を積んできました。このノウハウを活かし、銀行APIの導入課題をBankingGate API-Xで解決します。
特長
(1)複雑な利用手順を意識せずに銀行APIを活用可能
銀行APIを利用するためには、専門的な認証技術を理解し、かつ複雑な利用手順に則ったAPIコール*4を実装する必要があります。BankingGate API-Xは銀行APIの利用に必要な、複雑な処理をすべて組み込んだパッケージ製品であるため、企業は銀行APIサービスを早期に利用することができます。
(2)経理担当者の毎日の定期業務を自動実行
経理担当者が日々行っている企業口座の残高照会や入出金明細取得などの銀行に関する業務を、本製品のスケジューラ機能により自動実行することができます。これにより、これまで手作業で実施していた口座情報関連の経理業務が自動化でき、作業時間短縮、オペレーションミスの防止に寄与します。
(3)企業システム側には負担をかけずに低コストで導入
銀行APIを利用するためには企業システム側の開発などにも多額のコストが必要でした。しかしBankingGate API-Xを用いれば、月額15万円(税別)から利用可能になります。また、従来からの企業システムと銀行間の標準的なデータ連携方式であった全銀協制定フォーマットによるファイル連携方式も採用しました。これにより、企業は自社のシステム改造を最小限に抑えて低コストで導入することができます。
価格(税別)
月額15万円~ ※別途、初期費用が必要です。
用語解説・注釈
*1:銀行API
銀行機能を細分化し、インターネット回線上で外部連携を可能とするAPI(Application Programming Interface)。
*2:ファームバンキング
企業と銀行のホストコンピュータを電話回線で接続して銀行取引をオンラインで行えるようにしたもの。
*3:ISDN(INSネットデジタル通信モード)
送受信する信号をデジタル化することで、電話や静止画・動画伝送、データ通信など、様々なサービスを総合的に提供する電話回線網。
*4:APIコール
クライアントプログラムがAPIを呼び出すこと。
*「BankingGate」はNTTテクノクロス株式会社の登録商標です。
*「AnserBizSOL」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
* 記載されている商品名・会社名などの固有名詞は一般に該当する会社もしくは組織の商標または登録商標です。
NTTテクノクロス株式会社概要
NTTテクノクロスは、NTT研究所の最先端技術を中核に、国内外の優れた商材を豊富な実績とノウハウで掛け合わせることで、お客様のビジネスシーンに最適なソリューションを創出します。時代に先駆けたソリューションにより、豊かな未来社会の実現に貢献し続けます。(https://www.ntt-tx.co.jp/)