~エネルギー小売り自由化に備えた顧客の維持・拡大支援~
大規模会員サービス向けのデジタルマーケティング製品
「MarketingAuthority」7月28日新発売
2015年07月28日
NTTソフトウェア株式会社(以下、NTTソフトウェア 本社:東京都港区港南、代表取締役社長:山田伸一)は、数百万人の会員を抱えるサービスを運営する事業者向けに、さらなる会員の獲得や維持を目的とした新デジタルマーケティングソリューション「MarketingAuthority(マーケティングオーソリティ 以下、本製品)」を7月28日から販売します。特に、2016年の小売り自由化により競争が激化すると考えられるエネルギー事業者向けに、通信業界で培ったノウハウを基にしたコンサルティングサービスと併せて展開いたします。
本製品は、柔軟かつ強力な会員管理機能をベースにした、メール配信・アンケート・ポイント管理・コンタクトセンタ機能を連携した統合ソフトウェアです。これまでは、機能ごとに異なる製品を導入する企業が多く、機能をまたがったマーケティング施策の実施にはそれぞれの会員情報の連携に時間やコストがかかっていました。本製品では、機能にまたがった会員情報を一括管理することで、その課題を解消、多角的な施策の立案、実施、結果の分析、改善活動といったマーケティングのPDCAを一つのソリューションで効率よく実現します。
MarketingAuthorityの製品イメージ
背景
大規模会員サービスを継続していくためには、既存会員の維持や新規会員の獲得が重要です。特に、2016年に電力、2017年にガスの小売りが完全自由化されるため、エネルギー業界での会員獲得競争は激しくなると想定されます。既存の電力・ガス会社に加え多数の新規事業者の参入が見込まれていることから、エネルギー事業者では会員管理を徹底し、経営基盤を安定化させていくことが強く望まれています。一方で、通信業界ではエネルギー業界に先駆けて通信自由化を経験し、マーケティング情報を活用した激しい会員獲得競争が行われてきました。NTTソフトウェアでは、この競争の中で培った数百万人規模の会員情報を扱うマーケティング基盤の構築ノウハウを保持していることから、エネルギー事業者にも同様の貢献が出来ると考え、本製品を開発しました。
特長
(1)大規模会員管理に対応
本製品は、メール配信・アンケート・ポイント管理といった個々のサービス機能を連携し、分析やマーケティング施策実施を支援します。会員情報を一括管理するデータベースを持つため、それぞれの施策ごとに会員データの整理を行なう必要はありません。また、数百万人にわたる大規模会員サービスでも安定して運用できる信頼性を備えています。
(2)柔軟な会員情報登録を利用したマーケティング施策を支援
会員の属性と行動履歴を組み合わせてカテゴライズし、それらのカテゴリーごとにメール送信、アンケート実施、ポイント付与や交換の管理などを実施します。例えば、退会会員の行動によくみられる「会員Webサイトへのアクセス頻度が少ない」というカテゴリーに対し、Webサイト訪問を促すようなメールを送ることが可能になります(図2)。さらに、メールからのWebサイト訪問時には、汎用的な呼びかけではなくこのカテゴリーごとに最適なページを自動的に選択して表示することもでき、退会を防ぐような施策を支援します。
プログラム開発をせずに、新たなカテゴリーを追加しマーケティング施策を実施することができます。(特許出願中)
(3)導入支援とコンサルティングサービス(オプション)
多数の顧客を持つ大規模事業者向けの導入支援サービスとして既存の顧客情報との連携を支援する機能などを用意しています。さらに、通信自由化に伴う会員獲得競争で培ったマーケティングノウハウに基づいて、大規模会員の運用が想定されるエネルギー小売事業者へ最適なコンサルティングを提供します。
価格(税別)
キャンペーンパック:3,000,000円/サーバ
※2016年3月31日までの限定価格です。
※コンタクトセンタ機能を除く、メール配信・アンケート・ポイント管理などを実装しています。
※ハードウェア費用は含みません。
NTTソフトウェア株式会社の概要
NTTソフトウェアは、高度なネットワークテクノロジーとシステム構築力を基盤にICT経営戦略コンサルティングからシステム構築、保守・運用に至るまでをトータルに提供するソリューションサービスプロバイダです。お客さまの経営課題解決や要望に確実にお応えするため、付加価値の高い最適なソリューションをお客様とともに創り出し、提供しています。(https://www.ntt-tx.co.jp/)
参考資料
図1:MarketingAuthorityトップメニュー(左)
図2:会員Webサイトへのアクセス頻度が少ないカテゴリーで分けた画面(右)