2014年10月15日

NTTソフトウェア株式会社(以下、NTTソフトウェア 本社:東京都港区港南、代表取締役社長:山田伸一)は、「TrustBind/Hybrid Storage(トラストバインド・ハイブリッドストレージ)」の仮想アプライアンス版(以下、VA版)を2014年10月29日に販売開始します。クラウド事業者やクラウドインテグレーターが仮想化環境上でのデータのバックアップ領域、遠隔地保管領域を低価格でスピーディに構築し、ユーザー企業に提供することが可能になります。

概要

TrustBind/Hybrid Storageは、2014年4月に販売を開始した、パブリッククラウドストレージを活用して企業のデータを安全に保存できるソリューションです。従来のバージョン(以下、サーバ版)は、データ保存の際、社内に設置したストレージの運用コストの最適化、保存データのBCP対策を課題とする企業を対象とし、拡張性の高いパブリッククラウドストレージを追加容量や遠隔地保存先として容易かつ安全に利用できるのが特長です。

新たにラインナップに追加したVA版は、仮想化環境上に構築された企業システム上のデータにも上述の特長が生かせるバージョンです。このVA版により仮想化環境に安価にスピーディにTrustBind/Hybrid Storageを導入できるようになりました。

TrustBind/Hybrid Storage VA版の特長

(1)最短30分でストレージ容量の追加や遠隔地保存先の構築が可能

従来のサーバ版では、ハードウェアの調達、構築、設定が必要でした。
仮想化に対応したVA版では、既に存在している仮想化環境に配置し、パブリッククラウドストレージの接続設定を行うだけで、最短30分で容量を追加したり、遠隔地保存先の構築が可能になります。

(2)簡単にパブリッククラウドストレージを利用したデータ保存運用が可能

運用効率を向上するために、TrustBind/Hybrid Storageの設定や保存状態、パブリッククラウドストレージの利用量などを簡単に確認できるダッシュボードを搭載しました。

想定利用企業

(1)ユーザー企業への最適なストレージ容量提供を課題とするクラウド事業者

クラウド事業者はユーザー企業のデータの利用量拡大に伴い、常に最適なストレージ容量を供給していくことが課題となっています。クラウド基盤上に容易に導入できるVA版の特長を生かし、プライベートクラウド上に外部のパブリッククラウドと連携したデータ保管領域を簡単に構築・追加することが可能です。これにより、自社に新たなハードウェア設備投資を行わずに、ユーザー企業にデータ保管領域を提供することが可能です。
また、ユーザー企業はパブリッククラウドを意識せずにプライベートクラウド上のクラウドサービスを利用することが可能です。

(2)クラウドサービスを活用したシステム構築時のデータ保存に、課題を抱えるクラウドインテグレーター

近年、クラウド活用の手段の多様化が進んでおり、システムを低コストでユーザー企業に提供するために、外部のクラウドサービスと連携してクラウドシステムを構築することがクラウドインテグレーターの有力な選択肢の一つとなっています。
VA版をクラウド基盤に導入することで、クラウドシステム上のデータの遠隔地保存、レプリケーション、ストレージ容量の最適化など、データ保管に対する課題を低コストでスピーディに解決することができます。

VA版を介したパブリッククラウドとプライベートクラウドの連携イメージ
VA版を介したパブリッククラウドとプライベートクラウドの連携イメージ

参考価格(税抜)

製品名価格
TrustBind/Hybrid Storage
仮想アプライアンス版
676,000円~/年(ソフトウェア保守費用含む)
 *クラウドストレージの利用料は含まない
TrustBind/Hybrid Storage
サーバ版
2,180,000円~/年(ソフトウェア保守費用、HW費用、HW保守費用含む)
 *クラウドストレージの利用料は含まない
 *別途、初期構築費用が必要

製品紹介ページ:/products/trustbind/hbs/

目標

今後3年間で5億円の売上げを見込んでいます。

NTTソフトウェア株式会社|会社概要

NTTソフトウェアは、高度なネットワークテクノロジーとシステム構築力を基盤にICT経営戦略コンサルティングからシステム構築、保守・運用に至るまでをトータルに提供するソリューションサービスプロバイダです。
(https://www.ntt-tx.co.jp/)

※「TrustBind」はNTTソフトウェア株式会社の登録商標です。

※会社名、製品名などの固有名詞は、一般に該当する会社もしくは組織の商標または登録商標です。