特権アクセス点検の詳細

特権アクセス点検機能

特権アクセス点検は、承認済みワークフローに沿った特権アクセスを確認する「特権アクセス点検」と、申請のない不正アクセスを検出する「不正アクセス点検」の2種類を提供します。特権アクセスの正当な利用の可視化から、不正アクセスの早期発見まで、特権アクセスの監査・管理を効率的にサポートします。

特権アクセス点検

特権アクセスの自動点検を提供

特権アクセス点検では、承認済みワークフローに沿った特権アクセスの正当性を、iDoperation PAM Cloud 経由のアクセスログと、ワークフローの申請情報を自動で突き合わせ、わかりやすいレポートで可視化します。 日常の監査や管理者による点検を効率化し、正当な特権アクセスの利用状況を把握できます。

不正アクセス点検 B1/B2 Editionのみ

不正アクセスの自動点検を提供

不正アクセス点検では、iDoperation PAM Cloud 経由のアクセスログ、ワークフローの申請情報、さらにターゲットから収集したアクセスログを自動で突き合わせ、申請のない不正アクセスを網羅的に検出します。 iDoperation PAM Cloudを経由しないローカルアクセスやサーバ間での水平移動など、一般的なPAM製品では見逃されがちなアクセス証跡も、網羅的に点検することで、潜在リスクの早期発見を可能にします。

外部システムへのログ転送を提供

アクセスログや各種レポートを、外部のSIEM(Security Information and Event Management)に転送することで、全社的なセキュリティ状況を一元的に把握し、不正アクセスや異常行動の早期発見を支援します。

外部ログ転送

外部ログ連携で、より高度なリスク分析を実現

iDoperation PAM Cloud が収集したアクセスログやレポートは、iDoperation Data Transfer APIにより、外部のSIEM(Security Information and Event Management)へ転送できます。 このAPIは、PUSH型でのリアルタイム出力に対応し、脅威や不正の早期発見、相関分析といった高度なリスク分析が可能にします。

操作ログ点検機能

特権アクセス時のユーザー操作は、iDoperation RAG によるセッション録画と、iDoperation SC Agent によるユーザー操作録画の2通りで記録され、記録方法に応じて点検方法が異なります。

iDoperation RAG による操作ログ点検
iDoperation RAG 経由で記録した特権セッションの動画は、セッション管理画面から再生することで、操作内容を点検できます。
iDoperation SC Agentによる操作ログ点検
特権IDの利用点検レポートと連携し、確認したいアクセス箇所から、動画を頭出し再生して点検できます。さらに、時間軸トレースによる時系列での点検や、操作トレースによるキーワード検索からの効率的な操作点検にも対応します。

セッション録画の詳細は「iDoperation RAG 経由の特権アクセス」をご覧ください。

ユーザ操作録画 A2/B2 Editionのみ

特権ユーザの画面操作を動画で記録

特権ユーザの端末やJump Server、アクセス先のターゲットにiDoperation SC Agentを配置することで、特権ユーザの画面操作をすべて動画で記録します。テキスト形式のログだけでは追跡が困難な特権ユーザの操作を、動画で保管しておくことで、有事の際も簡単に追跡が可能です。動画での記録に加え、テキストでの操作ログ(キー入力・プロセス起動・ウィンドウタイトル・USB抜き差し)も取得できます。

特権ユーザの操作をすべて記録し、不正の抑止と問題発生時の追跡が簡単に行えます

SC Agentの配置例

SC Agentは、画面操作を録画したいコンピュータに配置します。録画の目的に応じて、特権ユーザのアクセス元端末、アクセス先のターゲット(Windows Server)、特権アクセスを中継する踏み台サーバ(Jump Server)から選択できます。下記の3パターンの配置例は、組み合わせ可能です。

SC Agent配置パターン図:リモートPC、ターゲット、ゲートウェイサーバへの配置例と、それぞれの録画可否、リモートログオン(RDP接続)、コンソールログオンを示す図。

操作ログ点検(時間軸トレース)A2/B2 Editionのみ

特権ユーザの操作を時系列で点検

特権ユーザや端末の操作を時系列で可視化し、端末ごとに、誰がいつ操作をしていたか全体の流れを俯瞰できます。1日を1時間単位で色分けして一覧表示するため、操作があった時間帯をひと目で確認できます。確認したい時間帯を選ぶだけで、その時間の操作を即座に再生できるため、効率的な点検が可能です。

特権ユーザの画面操作を簡単に検索できます

操作ログ点検(操作トレース)A2/B2 Editionのみ

特定の操作をキーワード検索して点検

確認したい特権ユーザ操作(キー入力、プロセス起動、ウィンドウタイトル、USB抜き差し)をキーワードとして検索し、その操作を起点にその後の操作を頭出し再生できます。操作の内容の効率的な点検が可能です。

  • ウィンドウタイトルでの検索例
  • プロセス起動での検索例
  • キー入力での検索例

操作ログ点検(動画再生) A2/B2 Editionのみ

特権ユーザ操作をマート再生で効率的に点検

検索結果から確認したい操作を動画で再生できます。時間軸トレースでは、確認したい時間帯をクリックするだけで、その時間の操作を即座に再生できます。操作トレースでは、検索結果から確認したい操作の再生ボタンをクリックするだけで、該当操作の頭出し再生ができます。点検目的に合わせた効率的な点検を実現します。 また、「特権IDの利用点検レポート」から、該当アクセスの操作ログの頭出し再生を行うこともできます。

確認したい時間をクリックするだけで、特権ユーザの画面操作をそのまま再現できます

ユーザ操作通知 A2/B2 Editionのみ

特定操作をリアルタイムで検知しメール通知

事前に指定したユーザー操作をリアルタイムに監視し、検知と同時に管理者へ通知メールを送信します。通知メールには動画リンク、操作日時、ユーザー情報などが含まれ、URLをクリックするだけで即座に該当の操作内容を確認できます。 重要操作の監査や、インシデント対応の初動を効率化します。

特権ユーザーの操作を画面記録し、操作ログをiDoperation SC Serverで保管、事前に設定したユーザー操作を検知し、メール通知で管理者に通知する図。通知メールの動画URLから画面操作の動画を再生可能。

動画の共有 A2/B2 Editionのみ

特権ユーザによる操作記録を安全に、簡単共有

操作動画は、共有URLを発行するだけで関係者と簡単に共有できます。パスワードや有効期限の設定にも対応しており、iDoperation Cloudのアカウントを持たないゲストユーザにも共有できます。閲覧できる人や期間を制御できるため、情報漏洩リスクを抑えつつ、迅速に必要な関係者と操作記録を共有できます。

ゲストユーザへ動画を共有することができます

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