株式会社デンソー 様
エンタープライズ向けBI ツールYellowfin が、
様々なデータの⾒える化や、情報共有を実現。
活⽤展開を成功するために実施したこととは。
概要
世界No.2 の売上規模を誇る⾃動⾞部品メーカー、株式会社デンソー(以下、デンソー)。2014 年、同社はエンドユーザによるデータ活⽤の基盤を、⻑年使ってきたホストコンピュータから、ブラウザベースのBI ツール「Yellowfin」にリプレースすることを決定。構築、導⼊、展開を⾏ってきた。その過程で同社が乗り越えた苦労や成功事例が優れた取り組みであったと認められ、2020 年2 ⽉に⽇本データマネジメント・コンソーシアム(JDMC)によるアナリティクス賞を受賞。NTT テクノクロス株式会社(以下、NTT テクノクロス)をパートナーに、現場の⾒える化や情報共有など、エンドユーザによるデータ活⽤を継続的に推進している。
課題
基幹システム刷新の⼀環としてBIツールを導⼊、 しかし利⽤者への活⽤展開に苦戦
「基幹システムのデータ活⽤基盤として、BI ツールの導⼊が決定しました」と、情報システム部
デジタル化推進室(取材当時)の⾹⽥洋範⽒は振り返る。 エンドユーザコンピューティングでBI ツールを導⼊するにあたり、同社が重視したのは5 つの選定ポイントだ。
「第1 に、ユーザ⾃⾝が⾃由にテーブルを結合できて、作成したデータを他ユーザと簡単に共有できること。第2に、セキュリティの観点から、作成したデータをローカルPC に保存しなくても参照できること。第3 に、海外拠点で利⽤できること。第4 に、継続的に⻑く使える仕組みであること。第5 は、⾦額的にも安価に導⼊できることです」。
これらすべてにマッチしたのがBI ツール「Yellowfin」だった。
「社内には、データをダウンロードしてExcel で集計し、メールに添付して配布する業務が⼭のようにありました。Yellowfin に移⾏すれば、その業務は不要になり、BI ツールの真価が発揮できると考えました。ところが、⾃⼰流なため、うまい使い⽅ができていませんでした」と⾹⽥⽒は振り返る。
NTTテクノクロスのコンサルティングを受け、活⽤展開を推進
そこで、Yellowfin 社に相談したところ、数多くの導⼊実績があり、Yellowfin のコンサルティングが可能なNTTテクノクロスを紹介され、⼀緒に取り組むことを決めたという。
何から始めたら良いかわからない中で、NTT テクノクロスと膝を突き合わせながら議論し、まずは適切な戦略の立案に向けて、利⽤状況の把握に取り組んだ。全ユーザにアンケートを⾏い、相談会を開いたところ、ツールを使いこなせていないユーザが多く、教育コンテンツを求める声や、業務に組み込みたいとの声が⼤きいとわかった。
そこで、「①ユーザ活⽤展開の促進」「②レスポンス改善」「③業務へ組み込む活動」の3 点を軸に、具体的な施策に落とし込んだ。
活用展開の具体的内容については全編PDF資料にてご覧いただけます。
- ・業務へ組み込む活動の結果、多くの部⾨に広がり利⽤者が3倍になった
- ・全社のBI基盤として、継続的な成⻑を期待
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お客様プロフィール
社名 | 株式会社デンソー |
URL | https://www.denso.com/jp/ja/ |
設立 | 1949年12月 |
資本金 | 1,875億円 |
従業員数 | 単独 46,272人 / 連結 168,391人 |
事業内容 |
売上規模世界二位 の⾃動⾞部品メーカー。35 の国と地域で拠点を展開。 |
本社所在地 | 〒448-8661 愛知県刈谷市昭和町1-1 |
※2021年4月現在