『技能継承』の取り組みとは?
当社こころを動かすICTデザイン室が提供している主要サービスのひとつ、『技能継承』の取り組みを4回にわたってお伝えします。第1回は「『技能継承』の取り組みとは?」です。
(366)日のUXデザイン 第8回
- 2019年02月01日公開
おはようございます。こんにちは。こんばんは。
HCD-Net認定 人間中心設計スペシャリスト 井山貴弘です。
当ブログにて、「みんなに愛される『CipherCraft/Mail 7』のつくり方」に続く、新たなミニシリーズの連載を始めます。
当社でUXデザインコンサルティングなどを行っている「こころを動かすICTデザイン室」が提供している主要サービスのひとつ、『技能継承』の取り組みをこれから4回にわたってお伝えしたいと思います。
前回の文末で、これからのベテランの在り方を、還暦を迎えた東京タワーに喩えて少し紹介してみました。
『技能継承』の取り組みを行えば、憧れられながら親しみも感じられる、そんなベテランたちを社内全体でつくりだすことができるかもしれません。
では、『技能継承』の取り組みとは、一体どのようなものなのでしょうか?
まず初回の今回は、その概要を知るため、「こころを動かすICTデザイン室」による紹介資料から紐解いてみましょう。
『技能継承』の取り組みとは?
『技能継承』は、NTT研究所で長年研究された、技能継承に関する研究成果をベースとした手法であり、これまで様々な業界で実施した実績があります。
『技能継承』の取り組みでは、現場観察、ワークショップ、インタビューを組み合わせて、ベテランが長年にわたって体得してきた技能を引き出し、 分かりやすい文章で勘どころ集として取りまとめます。
ベテランの優れたノウハウを体系的に文章化し、 組織で共有する事で、組織の現場力を高めます。
技能抽出・コンテンツ化による業務改善
業務は、一般に、
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1:熟練者(ベテラン)でないと実施困難な内容
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2:定型化・ICTシステム化可能な内容
があり、これらが混在しています。
技能抽出・コンテンツ化手法の概要
『技能継承』は、現場観察、ワークショップ、インタビューを組み合わせて、ベテランへの問いかけ・対話の中から暗黙知を抽出していきます。
以上が『技能継承』の取り組みの概要紹介となります。細かな点は、これからの連載にて詳細にしていきたいと思います。
ただ、調べながらひとつ大きな疑問が頭に浮かびました。
『技能継承』は、なぜ難しいのか?専門家に文書化を依頼すれば、良いのではないか?
この疑問を『技能継承』の取り組みを提供されている「こころを動かすICTデザイン室」大野さんに尋ねたところ、以下の回答がありました。
文書化する難しさとはどのようなものなのでしょうか?そして、その難しさの中、文書化するためにどのような工夫をしているのでしょうか?
次回より大野さんと対談するかたちで『技能継承』の取り組みについて、より深く伺っていこうと思います。
今回の連載について大野さんよりお言葉をいただきました。
ということで、『技能継承』の取り組みに興味がある方も、そうでない方も、全4回どうぞお付き合いください。
大人同士、仕事のやり方を伝えることは、どうしても手取り足取りとはならないものです。どうやって伝えるのがよいのか、そのヒントが見つかるかもしれません
『技能継承』の取り組みに興味がある方、質問がある方は、以下バナーの遷移先にあるお問い合わせフォームより、お気軽にご連絡ください。
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『技能継承』の取り組みとは?(今回)
※会社名、製品名などの固有名詞は、一般に該当する会社もしくは組織の商標または登録商標です。
(左)大野健彦
戦略ビジネス特区 こころを動かすICTデザイン室
(右)井山貴弘
営業推進部 UXデザイン推進担当