OpenStack Days Tokyo 2018に出展しました!
8/2(木)-3(金)の二日間、ベルサール東京日本橋にて、OpenStack Days Tokyo 2018が開催され、弊社はブース出展および講演をおこないました。今回は、この2日間の様子を振り返ります。
テクノロジーコラム
- 2018年08月23日公開
みなさま、こんにちは!
先日、8/2(木)-3(金)の二日間、ベルサール東京日本橋にて、OpenStack Days Tokyo 2018が開催されました。弊社は、プラチナスポンサーとして、ブース出展および講演をおこないました。
今回は、この2日間の様子を振り返ります。
OpenStack Days Tokyo 2018とは
本イベントは、2013年から毎年都内で開催されており、OpenStackに関する最新情報や、国内でのユーザ事例を紹介する、日本国内最大規模のオープンクラウドイベントです。今年は参加が有料となったため前年度よりは来場者が減りましたが、2日間あわせて延べ1,700名が来場しました。
今回は初めて、Cloud Native Days Tokyo 2018との同時開催となったため、OpenStackに関する話だけでなく、コンテナ技術(Kubernetes、Dockerなど)、AI/Deep Learning、CI/CD、PaaS(Cloud Foundryなど)、といった、様々なクラウドネイティブな技術のセッションが実施されました。
特にコンテナ技術の話は大人気で、人気のセッションは立ち見で部屋が溢れかえるほどの大盛況でした。
ManagedStackTM、Ubuntu日本語サポートを出展
弊社は、2016年から毎年本イベントのスポンサーとしてブースを出展しています。
※昨年の様子はこちら
OpenStack Days Tokyo 2017に出展しました!:
/column/tec/openstack_days_tokyo_2017_1/
今年は
・OpenStackマネージドサービス「ManagedStack」
・Ubuntu商用技術サポート日本語窓口サービス
の2つをメインで出展しました。もちろん、弊社オリジナルのノベルティもたくさん取り揃えてお待ちしておりました。(中でも、折りたたみ傘が人気でした!)
ManagedStack
ManagedStackは、先日のブログでもご紹介しましたが、OpenStackクラウドの構築~保守運用まですべて一括で弊社が提供するサービスです。
※ManagedStackについてのブログはこちら
楽に使えるプライベートクラウド!ManagedStackTMの紹介:
/column/tec/180731/
Ubuntu商用技術サポート日本語窓口サービス
2018年1月に、弊社は、カノニカル社とパートナー契約を結びました。カノニカル社は、Ubuntuの商用技術サポートを提供する有力ベンダであり、バグレベルの問い合わせ対応を中心としたサポートを英語で提供しています。今回、パートナー契約を結んだことにより、カノニカル社が提供するサポート内容を日本語で対応し、柔軟でより幅広い問い合わせに対応することが可能となりました。
※Ubuntu商用技術サポートの資料ダウンロードはこちら
/products/osscloud/documents/ubuntu.pdf
本イベントではカノニカル社にもご協力いただき、一緒にブースを盛り上げてくださいました。
ブースに来ていただいた方々からは、
・Ubuntuの商用サポートがあることを始めて知った。
・イギリスとお金のやり取りをしないで済む。日本円の支払いなので、事務手続きが楽になり、ありがたい。
といった声を多く聞くことができました。今回の展示をきっかけに、Ubuntu商用サポートの存在を多くの方に知っていただき、興味を持ってもらえれば非常に嬉しいです。
弊社のセッションをご紹介
弊社は、プラチナスポンサー枠として、セッションに登壇いたしました。ここでは、セッションの内容を少しご紹介します。
「クラウド上でクラウド開発?CI/Cを2つの「Stack」で運用する話」
さきほど述べたManagedStackは、開発中のコードの動作テストに、
・OpenStackで構築した部署内クラウド
・StackStormを用いたCI Workflow
の、2つの「Stack」を活用しています。
※部署内クラウド、StackStormの詳細はこちら
部署内クラウドはじめました:
/column/tec/openstack_csicloud/20170406/
StackStormによる運用業務の改善:
/column/tec/StackStorm/20170822/
ManagedStackや、その前身となる部署内クラウドは、Ansibleを使って構成管理をしています。Ansibleのコードを頻繁に改修したり、膨大な数のファイルに手を入れると、修正内容が他のコードに影響を及ぼさないかを確認することが困難になってしまいます。また、テスト環境用のサーバを購入する手間がかかるため、改修後のコードをテストする環境もない状態となってしまいます。
それらを解決するために、CIの仕組みを作り、「コード改修→テスト環境の自動構築→テスト自動実行」の流れを実現しました。さらに、これらの仕組みは、テスト環境用のVMをOpenStackで自動構築し、部署内クラウドの2階部分でCI運用をおこなっているため、OpenStackを最大限に有効活用した運用を社内で実現させることができました。
ただし、この運用だけだと、分散された運用ノウハウや独自ツールの一元管理や、CI結果の見える化など、まだ問題が残っています。ここで、StackStormの出番です。StackStormとは「Event Driven Automation Engine」をコンセプトとしたOSS自動化プラットフォームのことです。外部からのイベント通知を受けることで、あらかじめ決められた動作手順を実行することができます。
今回は、StackStormを使って、動作手順(Workflow)を1ファイルにまとめたり、CIの結果をWeb-UIで一覧化して、運用しやすい状態を作ることができました。
クラウドを運用する際には、バグ改修や定期メンテナンスなど、コードに手を加えるタイミングがでてくるため、コード修正後の動作確認環境をいかに楽に用意し、毎回同じ条件の下でテストを実行し、手間をかけず結果を得ることができるか、がとても大事になってきます。様々なOSS製品を活用して、運用しやすい環境を作りだすことが大事ですね。
NTTテクノクロスは、OpenStack Foundationコーポレートスポンサーになります!
弊社は、今後も積極的にOpenStackに関するソリューションを展開していくために、OpenStack Foundationのコーポレートスポンサーに名乗りでています。正式に仲間入りするまで、もう少々お待ちください。本イベント中には、OpenStack Foundationの事務局長Jonathan Bryce氏と、マーケティング担当Lauren Sell氏が、お忙しい中お時間を割いていただき、ご挨拶できました!弊社のOpenStackに関する取り組みの話や、Foundationへの要望、日本について、など、短い時間でしたがいろいろお話ができました。
おわりに
昨年度の同イベントでは、OpenStackの最新動向を収集する目的で来る方や、他の製品と比較中でまだ導入の決断ができない方などが多かったですが、今年は、「OpenStackクラウドを導入したいから今すぐ助けて欲しい」「既に構築済みで、保守運用が大変なのでサポートして欲しい」といった、緊急性のある悩みを抱えている方が明らかに増えた印象を受けました。
NTTテクノクロスは、OpenStack関連の様々なノウハウを持っています。
今回の記事に関してご質問のある方や、OpenStackの導入や運用にご興味のある方は、ぜひ弊社にお問い合わせください。
※ManagedStackは、NTTテクノクロス株式会社の商標です。
OpenStack のワードマークは、米国とその他の国における OpenStack Foundation の登録商標/サービスマークまたは商標/サービスマークのいずれかであり、 OpenStack Foundation の許諾の下に使用されています。
NTTテクノクロスは、OpenStack Foundation や OpenStack コミュニティの関連会社ではなく、公認や出資も受けていません。
その他会社名、製品名などの固有名詞は、一般に該当する会社もしくは組織の商標または登録商標です。