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OpenStack Days Tokyo 2017に出展しました!

OpenStack Days Tokyo 2017の出展報告です。弊社はゴールドスポンサーとして、ブース出展および講演をおこないました。今回は、この2日間の様子を振り返ります。

本記事に関するお問い合わせ先:/products/privatecloud/

7/20(木)-21(金)の二日間、虎ノ門ヒルズにて、OpenStack Days Tokyo 2017が開催されました。
弊社はゴールドスポンサーとして、ブース出展および講演をおこないました。
今回は、この2日間の様子を振り返ります。

■OpenStack Days Tokyoとは

本イベントは、2013年から毎年都内で開催されており、OpenStackに関する最新情報や、国内でのユーザ事例を紹介する、日本国内最大規模のオープンクラウドイベントです。今年は2日間あわせて約3,000人が来場しました。

今回のテーマは「オープン×コラボレーション」ということもあり、PaaS基盤である「Cloud Foundry」や、IoTのフォグコンピューティングに取り組む「OpenFog」、オープンソースでNFVを実装する「OPNFV」など、OpenStack以外のコミュニティとのコラボレーションセッションも実施されました。
これにより、セッション数が昨年の54から80に跳ね上がり、人気のセッションは立ち見が出るほどの盛り上がりでした。

■展示ブースも大盛況

弊社は、2016年から本イベントのスポンサーとしてブースを出展し、OpenStackに関する弊社ソリューションの紹介や、来場者との意見交換を積極的におこなっています。
今年、弊社は社名変更があったため、皆さんに早く覚えていただけるように、弊社OpenStack技術者がお揃いのポロシャツを着用し、各種ノベルティを取り揃えてお待ちしておりました。

手に持っているのは救急セット。その他、高級タオルやフリクションペンなど、大好評でした!手に持っているのは救急セット。その他、高級タオルやフリクションペンなど、大好評でした!

今回弊社がブースで紹介したソリューションの目玉は、マネージドサービスです。
「OpenStackクラウドを導入したいけれど何から手をつけたらいいかわからない」「既に導入済みだが、ノウハウ不足のため、全てプロに任せたい」
といった声にお応えするために、弊社では、以下の2パターンを用意しました。
 ・「自社設備ご利用パターン」:お客様が保有するハードウェアにOpenStackクラウドを構築し、
  その後の保守運用サービスも全て一括で提供。
  (ハードウェアの問題対応/メンテナンスはお客様負担。)
 ・「すべておまかせパターン」:ハードウェアの管理も全て任せたい、というお客様向けに、
  NTTコミュニケーションズ社の製品である Enterprise Cloud の上にOpenStackクラウドを構築し、
  保守運用サービスを提供。

工程

内容

初期導入

設計/構築

OpenStackクラウドのノード設計/構築
NW設計/構築(自社設備ご利用パターンの場合は設計支援のみ)
正常性確認検証

保守運用

解析・故障対応

OS/ミドルウェア/OpenStackソフトウェアに関する対応

監視

ログ/プロセス/リソース監視

セキュリティ対応

脆弱性対応
ウイルススキャン

増設/アップデート

OpenStackクラウドへのノード追加
アップデート支援

自社設備ご利用パターン

すべておまかせパターン

ハードウェアの提供

お客様の設備をご利用いただきます

Enterprise Cloudを基盤として提供します

利用者からの
問い合わせ窓口

一次対応:お客様で実施いただきます
二次対応:当社で実施いたします

お客様からの問い合わせは全て当社で対応いたします

解析・故障対応
(ハードウェア)

お客様自身で管理していただきます

全て当社で対応いたします

解析・故障対応
(ソフトウェア)

OS/ミドルウェア/OpenStackソフトウェアに関する問題に対応します

展示会場では、弊社とNTTコミュニケーションズ社のブースが隣同士だったこともあり、たくさんの方からマネージドサービスの詳細について質問をいただきました。

NTTコミュニケーションズ(手前の黄色シャツ)と、NTTテクノクロス(奥の青色シャツ)のブース。NTTコミュニケーションズ社(手前の黄色シャツ)と、NTTテクノクロス(奥の青色シャツ)のブース。


OpenStackは基本的な機能は既に揃っており、成熟期に入ったと言えます。
実際、弊社ブースに立ち寄っていただいた方々にお話を聞いたところ、「既に導入済みである」「検討中である」と答えた方が昨年よりも増えたように感じました。

しかし、
 ・検討はしているが、どこから手をつけていいかわからない。
 ・社内で導入してみたけれど、セキュリティ/アップデート/OSS製品のサポートなどの
  運用面をもっと強化したい。

といった声も多く、世の中のOpenStackに対する関心はまだまだ伸びていくと思われます。

弊社では今回のイベントでいただいたご意見を踏まえて、より良いソリューションを展開していきます!

■弊社のセッションをご紹介

本イベントでは、キーノート・各スポンサーのセッション・各コミュニティによるセッション、がそれぞれ設けられており、弊社もセッションに登壇いたしました。
※各セッションのスライド資料は、後日、Daysのサイトにアップされる予定です。

以下、弊社メンバが登壇したセッションの概要をご紹介します。

仮想マシンを救え! OpenStackでVM-HAを実現するMasakariのご紹介

クラウドの運用を表現する言葉として「ペットと家畜」が有名です。VMに問題があってもいくらでも替えの効く「家畜型」の運用をしている場合でも、
現実には、VMダウンしても再度立ち上げれば良い程度のサービスも存在します。この場合、家畜型にも関わらず手動でVMを復旧させるのは運用者にとって不要な負担となります。
そこで役に立つのがMasakariというコンポーネントです。
Masakariは、VM/プロセス/ノード故障の検知と復旧を自動的に実施してくれます。さきほどのような家畜型の故障復旧対応に悩んでいる運用者の方には、とても魅力的なコンポーネントではないでしょうか。
Masakariは弊社OpenStack技術者もプロジェクトメンバとして開発に携わっておりますので、気になる方はぜひご連絡ください!

弊社の本上が登壇。80名以上の方が集まりました。弊社の本上が登壇。80名以上の方が集まりました。

■その他、気になったセッションについて

今回のキーノートでは、市役所がOpenStackクラウドを導入した、という話があり、OpenStackは、大企業や海外での実績だけでなく、もっと私たちの身近な場所で使われ始めている、ということがよくわかるセッションでした。来年のOpenStack Daysでは、どんな団体が導入事例を発表するのか、楽しみですね。
このように、IT業界だけでなく様々な企業がOpenStackクラウドに取り組み始めており、OpenStackクラウドの知識が全くない業種の方々も安心して導入できるような運用サポートが必要な時代になってきています。弊社では、IT業界以外の方も安心して導入できるように構築/保守サポートを提供しておりますので、気軽にお声かけください。

また、近年よく耳にする「DevOps」という単語を用いて、クラウドをどのように運用すべきかについて紹介するセッションもありました。
DevOpsとは、開発(Dev)と運用(Ops)が密に連携し協力する開発手法である、とよく言われています。
OpenStackクラウドの運用者は、お客様からの問い合わせに対するマニュアルオペレーションだけでなく、問題解析、バグ改修、セキュリティ対応など、たくさんの業務があります。コードレベルで問題を追及し、解消できる技術力が必要になってくるため、運用者のスキルレベルがとても重要になってきます。

弊社では、コミュニティへのバグ報告や、OpenStack以外のOSS製品のサポートも行っております。運用にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

■おわりに

弊社はマネージドサービスの他にも、気軽に相談できるチケットサービスなど様々なソリューションを提供しております。ご興味ありましたら、ぜひ以下のURLにアクセスしてみてください。
プライベートクラウドトータルサポートソリューション:
/products/privatecloud/

また、テクノロジーコラムも定期的に公開しており、来場者の中には、弊社ブログを参考にしてOpenStack環境を構築してみた、と言ってくださった方もいました。嬉しいですね。これからも有意義な情報をたくさん載せていこうと思います!
テクノロジーコラム:
/column/technology.html


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越谷 真帆
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