ついにKibnaのUIが日本語化!? 〜Elastic Kibana Day TOKYO レポート〜
Elastic Kibana Day Tokyoの参加レポートです。
Step up Elastic Stack
- 2019年03月14日公開
はじめに
お久しぶりです、NTTテクノクロスの西園です。 今回は2019/3/6に開催された『Elastic Kibana Day TOKYO』というElastic公式のセミナーに参加したため、そこで得た最新情報についてレポートします。
Elastic Kibana Dayって?
Elastic Stackのコンポートの1つであるKibanaに特化したセミナーです。 主に以下の観点での説明がありました。
- データ分析
- レポート作成
- 最新のデータ可視化機能
- データ管理機能
また、セミナーの最後には本邦初公開のあっと驚く最新情報が飛び出し、会場がざわめきました。 セミナー後は懇親会もあり、その場Elasticの社員の方々やセミナー参加者と有意義な交流もできました。
Canvasの今後
CanvasはElasticsearchのインデックスを用いたリアルタイムプレゼンテーション機能です。 具体的な機能や利用シーンなどは弊社の人間が執筆した以下のブログを見ていただければイメージしやすいかと。
- 人気のカフェは!? Kibana Canvasの可能性|Elastic{ON} 2018 より
- NTT Tech Conference #3でKibana Canvasのデモ展示を行いました!
- Kibana Canvasでオシャレに可視化しよう
さて、そんなCanvasですが、まだまだ開発中の機能であり、GAに向けて以下の方針で開発を続けているとのこと。
-
DashboardとCanvasの統合
そもそもCanvasはKibanaのDashboardがいわゆる技術者向けの画面であったため、非技術者の方々に向けて説得力を持たせるために開発されている機能です。 そのため、現在DashboardとCanvasは完全に分離されています。 今後はこの垣根を取り払い、DashboardとCanvasを統合することで利用シーン別に簡単に使い分けが可能となるとのことです。 どのように統合されるかはまだ分からないのですが、続報に期待がかかります。 -
再利用性の向上
作成したWorkpad(いわゆるプレゼンテーション)やElements(1つ1つの画像やグラフ)をテンプレート化し、別のWorkpadに簡単に埋め込み、再利用することが可能になるとのことです。
新機能 Maps
こちらはKibanaの新しいPluginです。 Elastic{ON} 2018で発表された機能で、その大きな特徴は、地図情報とそれに関連するデータを複数の階層に分けて配置し、ズームイン/アウトで可視化することができます。 本セミナ ーのデモではフライト情報を用いたデモが披露されました。
アメリカ全土のフライト情報から、、
東海岸へズームインすると以下のように情報が切り替わります。
より具体的な機能や動作は、以下の記事のLayerに関する記述と動画が参考になります。
- Geo Roadmap for Elasticsearch and Kibana: Layers, GeoJSON, Vega
このMapsも後々Dashboardと統合されていくとのことでした。
KibanaのUIがついに日本語化
本セミナーで初公開された念願のローカライゼーションです。 やはり、GUIが英語のみということが使用の敷居を上げているという意見が各所から寄せられていました。 この問題を解決すべく各国のローカライゼーションを 密かに着手していたそうです。 まずは、中国語、韓国語が6.7で対応し、日本語は7.1で対応予定とのこと。
また、公式ドキュメントの日本語化も進行中で、こちらは機械翻訳を利用して実施中とのこと。 英語のドキュメントにも大分慣れてきましたが、やはり読解に時間がかかるため、こちらの方が1エンジニアとしては嬉しい内容です。
おまけ
恒例のお土産GET!今回は靴下でした。
おわりに
NTTテクノクロスでは、Elastic Stackに関する技術サポートから、コンサルティングの提供までお客様のビジネスに貢献できるよう支援を行っております。 以下の「関連するソリューション・製品」からお気軽にお問合せく ださい。
NTTテクノクロス株式会社
IoTイノベーション事業部
第二事業ユニット