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クラウドとオンプレのHULFTを使ったデータ連携(DataSpider Cloud)

データ連携サービス「DataSpider Cloud」を使って、オンプレミスとクラウド環境間でのデータ連携を検討する際に知っておくと役立つポイントをお伝えします。

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コスト削減や運用効率化のため、クラウドを使う企業が増加しています。そのなかには、クラウドとオンプレミスの基幹システムの両方を使っているところも少なくありません。さらなる作業効率化のためには、クラウドとオンプレミスをデータ連携することが効果的です。
今回は、データ連携サービスDataSpider Cloudのオプションでもある、HULFTを使ったデータ連携についてご紹介します。

HULFTは、国産のファイル連携、データ連携ツールです

HULFT(ハルフト)は15年連続国内シェア第1位(※1)の実績を持つ国産ファイル連携、データ連携ツールです。企業の情報システム内に混在するメインフレームやUNIX、Linux、Windowsのほか、AWSやAzureなどのクラウド上のシステムで生成されるログデータ、CSVファイルなどのあらゆるデータを、ファイル単位で安全、確実に転送します。 DataSpider Cloudの中にHULFTを具備(※2)しており、オンプレミスにあるHULFTへファイルを送ったり、HULFTへファイルを受け取ったり(※3)することが可能となります。

※1 出典:株式会社富士キメラ総研「パッケージソリューションマーケティング便覧」「ソフトウェアビジネス新市場」<ファイル転送ツール パッケージ・金額ベース>2003年度実績~2017年度実績・2018年度見込み
※2 HULFTオプションの申し込みが必要
※3 DataSpider Cloudからファイル送信要求を出し、HULFTからファイルが送付される

DataSpider CloudとHULFT連携のイメージ

HULFTには、(1)確実なファイル転送、(2)高度なセキュリティ、(3)マルチプラットフォーム対応という機能が備わっています。
このうち、(1)(2)について、HULFTの機能の概要をご説明します。それぞれの機能の詳しい説明は、セゾン情報システムズのHULFTのサイトを参照していただければと思います。また、DataSpider Cloudとの連携では使えない機能もありますので、ご注意お願いします。

HULFTの基本機能(1) 確実なファイル転送

1.集配信機能 集配双方向からの要求による集配信起動、複数拠点への同報配信、データ圧縮、ネットワークを占有しない間欠転送、異常時のチェックポイントからの再配信など、様々な集配信機能を実装しています。

2.集配信管理 ファイルの集配信状況、履歴を確認できます。イベントログ、コンソールログへの出力が可能で、運用管理ツールとの連携も実現できます。

3.メッセージ送信 ファイル転送の際に、ファイルとは別に任意のメッセージを付加することができます。また、メッセージを集配信後のアプリケーションに引き継ぐこともでき、柔軟なシステム連携を実現します。

HULFTの基本機能(2) 高度なセキュリティ

1.データ転送の暗号化 標準で160ビットレベルのHULFT独自の共通鍵暗号方式を実装しています。より安全で高速な暗号オプションの選択も可能です(有償)。

2.データ送達の確認 配信側は、転送データが集信側に正しく送られているかどうか確認できます。

3.転送データをAES暗号化 DSC側は有償オプションです。

4.データの整合性チェック強化 ハッシュ関数SHA-256でチェックします。

5.操作ログ記録


このように、HULFT連携には多くのメリットがあります。クラウドとオンプレミス間のデータ連携をお考えであれば、DataSpider Cloudにもオプション装備されているHULFTを検討してみてはいかがでしょうか。

>DataSpider Cloud について、詳しくはこちら
/products/dataspidercloud/

※本コラムに掲載している商品またはサービスなどの固有名称は、各社の商標または登録商標です。

著者プロフィール
DataSpider Cloud担当
DataSpider Cloud担当

NTTテクノクロス株式会社