DataSpider Cloudで、API連携による業務自動化を簡単に実現
データ連携サービス「DataSpider Cloud」を使って、オンプレミスとクラウド環境間でのデータ連携を検討する際に知っておくと役立つポイントをお伝えします。
コラムでわかるDataSpider Cloud
- 2020年01月08日公開
営業の現場でよく使われているBoxやSalesforceなどのクラウドサービスには、API(Application Programming Interface、アプリケーションプログラミングインターフェイス)を公開しているものが多くあります。利用者側はAPIを活用することにより、業務の自動化や効率化を簡単に実現できます。
今回は、データ連携サービスDataSpider Cloudのクラウドアダプタを使い、APIを活用して業務を自動化する方法についてご紹介します。
API連携により営業事務の作業を自動化でき、効率化につながります
例えば、お客様から注文書のPDFがBoxなどのクラウドファイルストレージに格納されるケースについて見てみましょう。このケースでは、営業案件はSalesforceで管理されているとします。営業事務担当はお客様がBoxに格納した注文書を確認し、Salesforceで該当する案件を手作業で更新する必要があります。

>企業向けクラウドファイルストレージサービスBoxについて詳しくはこちら
https://www.box.com/ja-jp/home
DataSpider CloudをBox、SalesforceとAPI連携することにより、Boxにアップロードされた注文書の内容をSalesforceへ自動的に登録できます。営業事務担当が手作業で行っていたデータの移し替えが不要になり、効率化が図れます。

注文書データのコピー、お客様や担当営業へのメールもAPI連携で自動化できます
お客様から注文書のPDFを受け取った後には、Salesforceへの登録だけでなく、他にもさまざまな作業が発生します。
例えばBoxのフォルダは、お客様と共有するフォルダと社内管理のフォルダが別になっていることが多いので、注文書のPDFを内部管理のフォルダにコピーをする必要があります。
多くの場合、社内管理のフォルダは、お客様ごと、案件ごとに管理されているので、対応するBoxフォルダを開いて、新しいBoxフォルダを作成してファイルを格納しなければなりません。
そして、そのBoxのフォルダのURLリンクを作成して、担当営業にメール送付をする必要があります。さらに、注文情報を受注システムに登録し、請書を作成する必要があります。次に、請書をお客様のBoxに格納して、お客様に「請書をBoxに登録しました」というメールを送付しなければなりません。
DataSpiderのAPI呼び出しを使えば、これらの処理も全て自動化することができます。

【上記の手作業をDataSpiderのAPI連携で自動化できます】
DataSpiderのクラウドアダプタを活用すれば、簡単にAPI連携を実装できます
DataSpiderには多くのクラウドアダプタがあらかじめ準備されていますので、これらを使うことでAPIを意識せずにクラウドとの接続を実現できます。
○DataSpiderのクラウドアダプタ
●Amazon Web Services
●Microsoft Azure
●Salesforce
●kintone
●G Suite
アダプタがないクラウドサービスとの接続も可能です。その場合は、クラウドサービスが提供しているAPIをRESTアダプタで接続します。

API連携する際には、認証が必要になる場合があります。DataSpiderにはOAuth2.0接続用の機能が備わっているため、OAuth2.0資格情報などを設定することにより認証を行うことができます。
○接続実績のあるRESTアダプタ
●Dropbox
●GoogleAnalytics
●GoogleCalender
●HubSpot
●SharePoint 2013
●Box
●Oracle Eloqua
●EEXtelligence EDIFAS
●Concur
●JIRA
●LINE WORKS
※ただし、動作を保証するものではありませんので、実際に使用される際は必ず動作確認をお願いします。
このように、DataSpiderを使えば、APIを意識することなく簡単にデータ連携を実現できます。DataSpiderを活用した業務の自動化にご興味があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。
>クラウド型データ連携サービス DataSpider Cloud について、詳しくはこちら
>データ連携ツール DataSpider Servistaについて、詳しくはこちら
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