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YellowfinとElasticsearchをつないで、簡単にデータ分析(Yellowfin)

今回はBI活用コラムの第6弾として、全文検索エンジンElasticsearchとBIツールの連携方法をご紹介します。

YellowfinとElasticsearchをつないで、簡単にデータ分析

こんにちは。Yellowfin担当です。
スケーラビリティに優れた全文検索エンジンElasticsearchを活用されている方は多いと思います。ただ、Elasticsearchとセットで提供されているkibanaという可視化ツールは、プログラムの知識が必要など、分析に手間がかかると思いませんか?実は、私はプログラムが苦手で、Elasticsearchを活用したいけれど、kibanaはデータ集計やグラフ作成が難しいと感じています。

そこで、Elasticsearch をYellowfinにつないで簡単にデータ分析する方法をご紹介します。Elasticsearch をYellowfinにつなげば、プログラムの知識がなくてもドラッグ&ドロップの簡単操作で、データ分析に必要なグラフや集計表が作れます。

Yellowfinとは:すべての操作がWebブラウザ上で完結し、データベースのデータをリアルタイムに参照するGUIに優れた100%WebベースのBIツール。

Elasticsearchとは:Elastic社が開発している、スケーラビリティに優れたOSSの全文検索エンジン。リアルタイムデータ分析、ログ解析が得意。

ElasticsearchをYellowfinにつなぐための事前準備

まずは、Elasticsearch用コネクター(NTTテクノクロス独自オプション)を入手します。
※Yellowfinの無料トライアル(評価版)のお申し込みはこちら

ElasticsearchのコネクターをYellowfinにインストールします

Yellowfinにログインし、メニューからプラグイン管理([管理 > プラグイン管理])に移動します。

追加ボタンをクリックすると、ポップアップ画面が立ち上がるので任意の名称とその説明を入力し、入手したElasticsearchコネクター(esconnector.yfp)をドラッグ&ドロップ後、送信・実行ボタンをクリックして追加します。

名前:任意の名前 ※必須入力
説明:任意の説明 ※空白可

下図のように行が追加されていれば、インストールは完了です。

データソースを設定します

次にElasticsearchをデータソースとして使うための接続情報を設定します。
Yellowfinの管理コンソール([管理 > 管理コンソール])のデータソースで追加ボタンをクリックします。

Elasticsearchコネクターのインストールが完了していると下図のようにElasticsearchが選択できるようになっているので、Elasticsearchをクリックします。

Elasticsearchインストール完了後、Elasticsearchをクリックそれぞれの項目を設定後、テスト接続を行います。

No. 項目 説明 デフォルト値(省略可の場合)
1 名前 データソースの表示名
2 説明 データソースの説明(任意) (省略可)
3 通信プロトコル Elasticsearch との通信プロトコル (HTTP or HTTPS) HTTP
4 ホスト名 接続先ホスト名 localhost
5 ポート番号 接続先ポート番号 9200
6 ログインID ログインID (認証が必要な場合のみ) (省略可)
7 パスワード パスワード (認証が必要な場合のみ) (省略可)
8 インデックス名※1 インデックス名 または インデックスパターン (省略可)
9 geo_point型の
変換形式
Elasticsearchのgeo_point型のデータの変換方法を設定する。
・"wkt":well known text 形式 (「POINT(lon lat)」)
・"lat,lon":緯度経度をそれぞれNUMERIC 値とする。
・"none":取得した値をそのままTEXT値とする。
WKT
10 集約機能 集約機能を Elasticsearch or Yellowfin のどちらのものを使用するかを設定する。 Elasticsearch
11 最大取得件数※2 検索処理を行う場合の最大取得件数のデフォルト値。
レポートデータ画面で「有効なロウ(行)数の制限」が指定された場合は、そちらの値を優先する。
10,000
12 最大集約取得件数 集約処理あたりの最大取得件数(Elasticsearch集約処理におけるBucketのsize)のデフォルト値。
レポートデータ画面で「有効なロウ(行)数の制限」が指定された場合は、そちらの値を優先する。
100
13 sourceの使用有無 Elasticsearchで_sourceを利用していない場合は使用しないを選択する。 _sourceを使用する
14 キャッシュ有効期間
(ミリ秒)
キャッシュの有効期間をミリ秒単位で設定する。 10,000

※1:インデックス名にはカンマ区切りやワイルドカードでの複数指定が可能です。Yellowfinのビュー設定で参照したいインデックスが個別指定可能ですので、データソースは複数指定することを推奨します(例:xxxx-index*)
※2:最大取得件数は、Elasticsearchのデフォルトが10000件となります。拡張する場合はElasticsearchのindex.max_result_windowを変更してください。

接続成功したらビュー作成ボタンをクリックし、ビューを設定します。

ビューを設定します

ビューの作成画面で利用する集計表やグラフで利用するインデックスを選択し、ビュー名とビュー説明を入力します。
ビュー名とビュー説明を入力

ビュー名:任意の名称 ※必須入力
ビュー説明:任意の説明 ※省略可

そのまま、レポート作成ボタンをクリックし、レポートを作成します。

レポートを作成します

先ほど作成したビューを指定して、レポートを作成します。
表示したい項目を表示させたい場所にドラッグ&ドロップするだけで一覧やグラフを作成できます。
作成できるグラフも50種類と豊富に用意されています。
※レポートの細かな作成方法については、こちら


いかがでしたか?ElasticsearchをYellowfinにつなぐと、プログラムの知識がなくても簡単にグラフや表を使ったデータ分析が行えるようになります。Elasticsearchを活用しているが、もっとスピーディーに、簡単にグラフを作成したいという方はぜひ活用してみてください。



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著者プロフィール
Yellowfin担当
Yellowfin担当

NTTテクノクロス株式会社
ビジネスソリューション事業部