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管理職座談会

管理職座談会

~NTTテクノクロスには
多様なキャリア・働き方がある~

急速に普及したリモートワークを、2008年から導入していたNTTテクノクロス。
働き方改革やダイバーシティ等についても、積極的に取り組んでいる。
こうした取り組みはどのようにして浸透していったのか、そこにはどのような考えがあったのか、
現在では管理職となっている4名の社員に聞いた。

Member
メンバー
岡田 由紀子
1997年入社
理学部出身
ビジネスイノベーション事業部 マネージャー。マジックコネクトやひかりサイネージなどの自社製品を扱う、インサイドセールスチームのリーダーを担当。
坂本 勇介
2002年入社
環境理工学部出身
デジタルトランスフォーメーション事業部 マネージャー。システム導入コンサルチームを発足し、お客様の現状分析や、あるべき姿の策定、導入ロードマップ作成などを支援。
福永 友佳
1995年入社
文学部出身
デジタルトランスフォーメーション事業部 ビジネスユニット長。ヘルスケアソリューション(自社製品)を創出しつつ、開発・構築・導入支援・保守運用等を行う組織を運営。
松井 一比良
2001年入社
理学部出身
カスタマーエクスペリエンス事業部 統括マネージャー。自社の音声認識ソリューション ForeSight Voice Miningのプロダクトオーナーを担当。

NTTテクノクロスでは、
どんな未来を描けますか?

福永

当社をソフトウェア開発会社だとイメージされる学生さんは多いでしょう。それは間違いではありませんが、SEやプログラマといったエンジニア以外にも、ITコンサルタントや営業、本社スタッフ部門など、社員の職域は多岐に渡ります。ですから自分に向いた仕事を探せるはずですし、そこにたどり着けるように上司が親身にサポートします。

坂本

確かに自分を成長させるチャンスがふんだんにあります。ソフトウェア開発は、お客様の課題を解決するシステムを実現するまでに、様々な職種の人材が関わります。そこに自分らしく働けるポジションが一つだけではなく、きっといくつもあるはずです。当社では、若手社員の視野を広げ、能力を引き出すことを目的として、入社4年目で「ジョブローテーション」という別の部署に異動する機会が設けられています。自分に本当に合った仕事に出会える機会も用意されていると言えます。

岡田

社内にはIT業界の中でも際立つ優秀な人材がたくさんいるので、目標となるような先輩も見つけやすいですね。こういう人と一緒に仕事がしたいな、と将来のキャリアモデルを見つけられたら、一気に自分の進みたい道が開けると思います。

松井

社員のやりたいことに関しては全力でサポートする会社です。私たち管理職は、若手社員時代に上司からそうしてもらえたように、部下の自然な成長意欲に対してできるだけ力になろうとしています。社内の各種制度にしても飾りではなく、全社に定着している多様な風土にしても、共通するのは社員一人ひとりの将来の成功を全面的に応援するものなのです。

社員の成長に向けて
工夫されていることはありますか?

福永

ビジネスパーソンとしての成長だけをサポートしているのではありません。もし部下の皆さんから、ご家庭や趣味、プライベートな活動等で、個人的に優先したいことがあると聞けば、基本的にNOとは言わないようにしています。なぜなら、プライベートの充実や安心が、結果的に仕事にプラスになると考えるからです。私だけの考え方ではなく、会社の方針も同様です。
社員が相談しやすい雰囲気をつくることも重要ですね。私は、普段の会話や、メール・チャットの端々に、相談したいことがあればいつでもどうぞ、というメッセージを入れるようにしています。

松井

私も部下に対して、自分のやりたい仕事は何か、どんなキャリアプランを描きたいのか、その方向性を考えてもらい、出てきた結論を共有してもらうようにしています。そこを起点に、本人の適正も捉えて、ではこんな仕事が向いているのではないか…と、有効なサジェスチョンやアドバイスを心がけています。そしてローテーションをうまく活用して本人が活躍できるステージを探します。
優秀な部下が私のチームから異動することになれば上司として辛いのですが、本人の意向を汲み、涙を飲んで送り出しています(笑)。

坂本

普段からそうして部下と目標を共有しておくと、年に1回のキャリア開発のための面談がより中身の濃いものになります。本人のビジョンを確認し、すぐに実現できそうな業務を紹介したり、そこではこんなことができる、この方向に進むなら今のうちにこれを勉強しておいた方が良いなどと、具体的な指導もできたりします。

福永

加えて当社では、社員の皆さんがやりたいことや自分に合うものを見つけられるように、多種多様な研修も用意されています。最新技術やビジネス知識に関する座学だけでなく、社員本人が本来持つ可能性を引き出す内容の研修も多くあります。例えば、レゴブロックを活用して創造性や共感・共創のスキルを導く「レゴ®シリアスプレイ®」は、当社社員が講師の資格を取得し、社内のあちこちで行われています。加えて、社外の研修も受講できる仕組みもあり、知識の幅を広げるメニューと機会が非常に豊富です。

岡田

当社は1年目からたくさんの顧客対応を行ったり、1つの業務にとらわれずに様々な業務を経験させるなど、厳しい中にも成長できる環境が整っていると思います。部内の若手のみで構成されたコミュニティもあり、悩んだ時には助けてくれる仲間もたくさんいるので、安心して業務に取り組めるのではないかと思います。もちろん、私自身も時短勤務や分断勤務など、メンバーが望む柔軟な働き方に寛容なチーム運営を心がけています。また、面談などを活用して部下のキャリアには自身の経験を踏まえてアドバイスをしたり、将来的なビジョンや目標を見出せるよう一緒に考えています。

リモートワークが進んでいる中で、
どのように社員を
サポートしていますか?

福永

最近はリモートワークを様々な企業が実施するなど一般化しましたが、実はNTTテクノクロスは前身のNTTソフトウェア・NTTアイティ時代から在宅勤務を取り入れています。すでに10年以上経過していますね。

坂本

コロナ禍になる3年前の2017年時点で、すでに全社員が一斉にリモートワークで業務を行う実験を何回か繰り返し実施しました。その経験を通して、ネットワークでこうした方が良いとか、このようにコミュニケーションを工夫したら良いとか、余裕を持って事前対応を進められました。このように、事前に準備をしてきたおかげで、2020年春のリモートワークへの一斉切り替えがスムーズにできたのだと思います。

岡田

オフィスと同じリモート環境を構築できる、当社の開発したリモートアクセスツールが役立っていますが、この優れたサービスも17年前にリリースして、年々改良してきたものです。

松井

リモートワーク環境ではどうしても社員間の会話が不足しがちになりますが、部下の中にはWebコミュニケーションツールなどでコミュニケーションを自然に取るのが得意なメンバーも、それほど得意ではないメンバーもいます。そこで私は自ら口火を切って、画面の向こうの部下に話しかけるようにしています。話しやすい雰囲気をつくるように心がけているのです。業務以外のコミュニケーションが目的の気楽なWebミーティングでは、参加者を敢えて絞るようにしています。参加者が多いと、どうしても話す機会を逸してしまう社員が出てきますから。

福永

一方で1対1の会話も重要ですね。工夫して、できるだけ部下全員と密なコミュニケーションを実現しようとしています。

岡田

私は日頃の連絡は気軽に使用できるチャットを活用し、大切な相談事はオンラインでお互いの顔を映して行うようにしています。

ワークライフバランスに関する制度には
どのようなものがありますか?

岡田

私は育休を2回利用しています。復帰後は在宅勤務環境が役立ちました。また、私のキャリアデザインを真剣に考えてくれる上司と、しっかり復帰後のプランを相談できたのもよかったですね。産休前後で人事から営業、営業から開発へと職種は変わりましたが、すべてキャリアの継続上で希望または上司のアドバイスに納得しての異動でした。最近は男性社員の育休取得も当たり前のようになっています。

坂本

私は育休に関してもキャリア設計と同様に、メンバー本人の想いを事前に把握し、手を差し伸べるようにしています。私の妻が子どもを授かった10数年前は、制度が整い、NTTグループ初のくるみん(「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定)取得をしている当社であっても、男性育休は心理的ハードルが高かった印象です。一般的なビジネスの世界では夢のような話でした。それでも当時の上司は出産時の立ち合い日を休みにしてくれたり、私が残業をしないように動いてくれたりと、何かと気遣ってくれたのです。それが本当にありがたくて、嬉しくて…。だから私は男性の部下が育休の申請をしやすいように、こちらから話題を振るようにしています。

岡田

男女ともに育休を推奨しているという話が出ましたが、当社は以前より働き方改革を進めており、昨年ダイバーシティ&インクルージョン(多様な能力や個性が活かされ、お客様や社会へ新たな価値を創造していく)も、組織として新設されるなど、社員の働きやすさと働きがいも含めて尊重して 積極的に浸透させようとしています。チームメンバーは20代から50代まで広がりますが、世代間の考え方や価値観は違って当然です。個々を尊重することで、自分らしく力を発揮できる会社を目指しているのだと考えています。

松井

他の福利厚生の面では、若手社員は社宅(入居条件あり)が充実していることが嬉しいはずです。当社の社宅はオフィスからそう離れていない駅の、しかも徒歩数分の便利な場所にあります。人事が、単に住む場所を用意してくれるのではなく、社員の生活基盤をきちんと考えてくれているのだと思います。休みも取りやすいですしね。有給休暇の消化率は100%近いのではないでしょうか。しかも、ワークライフバランスが叫ばれるずっと前からそうでした。

福永

私は勤続26年になりますが、若手の頃からフレックスタイム制度がありました。それが徐々に拡大され、今では1日のうちで自在にオフタイムがつくれるようになりました。日中に1時間や2時間だけでも作業を中断できる制度は本当に便利です。
ただし、社員の生活をサポートする福利厚生の制度が整っていても、それが使いにくい雰囲気であれば意味がありません。育休に関しても、休日に関しても、上司自身が進んで取得することが重要です。それが何よりの推奨になります。NTTテクノクロスは社員想いの社風から、本気で幸せを考えている企業です。多くの学生の皆さんに、飛び込んできてほしいですね。

多様な働き方を実現できる
オフィス環境も
整備しています

ワークスタイルに応じた
ミーティングスペース

社内に個室ワークスペース「テレキューブ」を設置しており、プライベート環境を保ってリモート会議に参加できます。また、複数人が対面で広々と打合せができるエリアも、オフィス内に用意しています。

気軽なコミュニケーションが
生まれる開放的なカフェスペース

オフィスの中心に位置する社員交流の場。吹き抜けがあり、外から差し込む明るい光でリフレッシュできます。スケジュール調整せずにすぐに打合せができる気軽なカフェスペースとしても活用されています。

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