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PGConf.Asia 2017レポート

アジア諸国の方々を対象としたPostgreSQLのカンファレンス「PGConf.Asia 2017レポート」の模様をお伝えします。

PGConf.Asia 2017レポート

What's PGConf.Asia?

昨年より開催されているアジア諸国の方々を対象としたPostgreSQLのカンファレンスです。

オフィシャルサイト:http://www.pgconf.asia/JA/2017/

PostgreSQLのユーザはもちろん、コア開発者などが集まり、多くのプレゼンテーションやディスカッションが行われます。今年は弊社もシルバースポンサーとして協賛して盛り上げました!

図:PGConf.Asia2017

概要

日程は2017年12月4日から6日の3日間(12/4は無料の開発者向けアンカンファレンス&プレユーザカンファレンス)で、場所は昨年と同様に「秋葉原コンベンションホール」で開催されました。

詳細な発表内容などはすでにTwitterなどでも集約されてますので、そちらを参照いただくこととして、本ブログではカンファレンス全体の雰囲気をお伝えできればと思います。

Day0 開発者向けアンカンファレンス

まずは初日。開発者向けアンカンファレンスに参加しました。

図:PGConf.Asia2017

部屋に入ると、ホワイトボードに下記のようなタイムスケジュールが掲げられてました。業務都合で午前のセッションは聞けなかったのですが、GPUやUPGRADEなど興味深い話題があったみたいです。

図:PGConf.Asia2017

さて、午後の部でアジアのカンファレンスっぽさが際立っていたセッションがこれ。タイムテーブルでは「ASIA」とだけ書かれていたので何をするのかと思いきや、参加してるアジア諸国の皆様に各国のPostgreSQL事情を話してもらうという無茶ブリ企画!

図:PGConf.Asia2017

参加されていた「インドネシア」「インド」「韓国」「フィリピン」「ベトナム」「日本」のPostgreSQLの位置付け、意気込みがわかる貴重なセッションでした。皆、日本でのPostgreSQLの盛り上がりには関心があるみたいですね。 ちなみにこのセッションでアジアンコミュニティを発足してよりPostgreSQLを盛り上げていこうという成果がありました!

Day1 エンタープライズユーザカンファレンス

日が変わり12/5。いよいよPGConf.Asia2017の開幕です。受付でPGConf.Asia2017のトートバッグをゲット!中には各社のリーフレット、パンフレット。 前にも書いたように、弊社もシルバースポンサーとして協賛しているので、トートバッグに弊社のPostgreSQL移行・運用支援サービスのリーフレットを入れてもらいました!

今年の参加アイテムは、PGConf.Asiaのロゴ入りマフラータオルでした(右の白いやつ)。

図:PGConf.Asia2017

開始時刻になり、2本のキーノートセッションが始まりました。

PostgreSQL universal database by Oleg Bartunov

1本目はOlegさん。

図:PGConf.Asia2017

Olegさん自身20年以上PostgreSQLコミュニティで活動していることもあり、これまでの経緯を振り返りつつPostgreSQLの良さを語ってくれました。昔々から「拡張性」を意識した設計がなされていることが、今日のPostgreSQLの活躍につながっていると。

個人的にはプロガラブルStorageの機構がどのように組み込まれていくのかウォッチしていきたいなぁ。

最後に、コミュニティ活動参加も呼びかけられてました。PostgreSQL11からドキュメントもSGMLからXMLになり図とかも入れやすくなるので、より理解しやすいドキュメントを公開できるようになるだろうとのこと。英語ドキュメントは敷居が高くても日本語翻訳の活動もあるので、興味ある人は是非!

PostgreSQL Strengthen Our Country by Julyanto Sutandang

2本目はJulyantoさん。

図:PGConf.Asia2017

前日のアンカンファレンスでも紹介のあった、インドネシアでのPostgreSQLの活用事例の紹介。PostgreSQLのトランザクションに対する堅牢性がとても評価されていて、多くの銀行や保険企業でのユースケースが多く、ミッションクリティカルなシステムにおいてもPostgreSQLの採用が進んでいると強調されてました。 日本でもだいぶミッションクリティカルなシステムでの採用は進んでるけど、何か勢いが違う雰囲気でした。

ちなみに、セッションの最後には「次はバリでやる?」といったアイデアも飛び出してました。

Day1午後のセッション、Day2のセッション

細かい話は割愛しますが、Day1は現在のPostgreSQLのいかに活用したかといった事例紹介が多かったです。PostgreSQL9.6以降、パラレルクエリの導入によりOLAP向けのシステムでも採用されつつあるなぁという印象です。

一方、Day2はPostgreSQLの未来を感じさせるようなセッションが多かったです。特にシャーディングや分散処理との融合といった方向の内容が多く、PostgreSQLのさらなる成長を期待させるような内容でした。

Day2 オフィシャルパーティ

Day2の14セッションも終わり、みなさんお待ちかねのオフィシャルパーリーです!!会場を近くのカフェに変え、こちらも盛大に開催されました。

開催はOlegさんらによる鏡割り(写真撮り忘れたorz)

図:PGConf.Asia2017

しばし歓談の後、Lightning Talk大会です。今年のトリは弊社・ぬこ@横浜がつとめさせていただきました!

図:PGConf.Asia2017

テーマは「PostgreSQLの役に立たない機能開発」

ちょっとテンポが速かったので、海外ゲストには十分伝わらなかった感はありましたが、おおいに盛り上がりました。

そして最後は「仮面女子」さんたちのパフォーマンス。こちらは海外ゲストさんも楽しんでいらしたようで、何よりです。

まとめ

2016年のときよりも「アジアの活動」という雰囲気がある素敵なカンファレンスでした。

図:PGConf.Asia2017

運営委員の皆様、発表者の皆様、本当にお疲れ様でした。

おわりに

発表直後、開発者同士でその辺のホワイトボードを使ってディスカッションを始めるw

図:PGConf.Asia2017

こんなのもユーザ・開発者が一堂に揃う「カンファレンス」ならではの光景ですね。来年はどの国で開催されるかは未定ですが、是非皆様も参加してはいかがでしょう?

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著者プロフィール
勝俣 智成
勝俣 智成
10数年に渡り、PostgreSQLの機能拡張や運用サポートを行うとともに、 「PGCon/PGCon.jp」などのコミュニティ活動、セミナー講演、書籍執筆など幅広い普及活動を行っている。 著書に「内部構造から学ぶPostgreSQL 設計・運用計画の鉄則(技術評論社)」がある。 やっぱりネコが好き。