高校向けICT教育(プログラミング教育関連で関わった2026年学校イベント)の様子
NTTテクノクロスに在籍するエンジニアがおくる「プログラミング教育・キャリア教育」のブログです。
エンジニアが本気で小学生向けプログラミング教育をやってみた
- 2026年07月10日公開
はじめに
こんにちは。NTTテクノクロスで技術エバンジェリストとして活動している神原 健一です。クロスプラットフォーム事業部に所属しています。今回は、「東京都内の高校向けに実施したICT教育」の様子をお伝えします。
本活動のきっかけ
都内にある晴海総合高等学校とつながりがあり、今年度も同校の生徒さん向けに、具体的にはキャリア教育&プログラミング教育の一環として、2026年6月20日に講演会および授業を行いました。そのうち、講演会の様子をお届けします。

講演会
当社について紹介した後、5人の講師陣が社会人になってから遭遇した「困り事」と「その解決策」を順番に話しました。生徒の皆さんがメモを取りながら熱心に耳を傾けてくれていた様子が、印象に残っています。講演後には生徒の皆さんから社員への質問もあり、有意義な時間を過ごすことができました。ここでは、登壇した社員一人ひとりのコメントを紹介します。
神原 健一(クロスプラットフォーム事業部)
テーマ:夢を現実に変える「小さな一歩」の積み重ね

社会人としてIT業界に飛び込んだ当初、私には一つの夢がありました。その夢に向けた取り組みをお話ししました。「いつか世界で活躍する技術者になりたい」と漠然と思いながら、がむしゃらに仕事に向き合っていたことを、今でも鮮明に覚えています。
しかし現実は厳しく、世界を目指すどころか、技術力・英語力・実務経験など、あらゆる面で課題だらけの自分がいました。そこで意識したのは、 漠然とした大きな夢を具体的な目標に置き換え、小さなマイルストーンに落とし込み、愚直にPDCAサイクルで回し続けること でした。うまくいかないことの方が圧倒的に多く、数えきれないくらい失敗してきましたが、それでも試行錯誤を繰り返して取り組んだ結果、海外カンファレンスでの招待講演、単著での技術書執筆、国際コンテストでの受賞やメディアへの出演など、少しずつ形になっていきました。
例えば、英語力の壁を乗り越えるうえで実践してきたのが、 「きっかけは自分でつくる」 という考え方です。プライベートで積極的に海外へ足を運んだり、社内に英語コミュニティを立ち上げて仲間と一緒に切磋琢磨できる環境を整えたりと、誰かが用意してくれるのを待つのではなく、自分でチャンスの場を作り出すことに挑戦してきました。この姿勢は、今も私の行動の軸になっています。
そんな話をしたとき、うなずきながら聞いてくれていた生徒たちの表情が、今も心に残っています。これからも同じような場を作り続けていきたいと考えています。
高橋 悦子(クロスプラットフォーム事業部)
テーマ:在宅勤務がなかった時代に、声を上げた話

私は、多様な働き方の実現に向けた取り組みとして、在宅勤務制度の検討・整備に携わりました。
2000年当時、育児と仕事を両立する中で、「IT企業ならではの強みを活かし、在宅勤務の環境をさらに充実させる余地がある」のではないかと考え、社内で発信したことが取り組みのきっかけとなりました。その声に対し、部門長の後押しを受け、在宅勤務を前提とした働き方について提案の機会をいただきました。
検討にあたっては、社内の関係部門と議論を重ねるとともに、先行してリモートワークを導入していた他社へのヒアリングを行い、制度設計に必要となる観点や運用上の留意点を整理しました。これらの内容を踏まえ、利用条件や手続き、確認事項を盛り込んだ申請書(チェックリスト)の整備に取り組みました。
また、制度を机上検討にとどめず、育児中の社員や上司とともに試行運用に参加し、実施結果をもとに改善を繰り返しました。実際の運用を通じて得られた課題や効果をフィードバックし、より現実的な制度となるよう工夫を重ねました。
その後自身の産休などもあり、検討していた方の異動などもありました。後継の方がテレワーク協会と連携して下さり、組織としての資産として残る形となりました。
さらに、2020年の新型コロナウイルス感染症の拡大により、在宅勤務は全社的に必要不可欠な働き方となり、これまでの検討や試行の蓄積が大きく活かされる結果となりました。
現在では、在宅勤務は特別な働き方ではなく、個々の状況に応じて選択できる柔軟な働き方の一つとして定着しています。私は本取り組みを通じて、現場の小さな気づきや声が、組織の働き方を変えるきっかけになり得ることを実感しました。
制度には背景があり、変わるときにはそれなりの調査や準備が必要ということをお伝えしました。高校生の皆さんには「おかしいな」と思ったことは小さなことからでも声に出すことの大切さと、それが今までのあたりまえが変わる将来の大きな一歩になるかもしれないということが伝わったらよいなと考えています。
桐吉 萌々子(クロスプラットフォーム事業部)
テーマ:これからのキャリアのヒント

講演では、私自身の進路選択の経験や、NTTテクノクロスに入社してから現在に至るまでのキャリアについてお話ししました。高校生の頃は明確な目標がなく、先生の勧めをきっかけに情報系学部への進学を決めたことや、大学時代にテレビ局でのアルバイトを経験したことで視野が広がり、自分自身の適性について考えるようになったこと、そして最終的にIT業界への就職を選択した経緯を紹介しました。
講演を通して、「やりたいことが明確に決まっていなくても大丈夫」ということと、「まずは興味を持ったことに挑戦してみることの大切さ」を高校生に伝えました。私自身、進路を決める段階では想像していなかった経験を重ねる中で、自分に向いていることや新たな可能性を見つけてきました。
進路について真剣に考え始める高校生の皆さんにとって、将来への不安は少なくないと思います。今回の講演を通じて、今やりたいことが決まっていなくても焦る必要はないことや、思い描いていた進路と異なる選択になったとしても、その経験が将来の可能性を広げてくれることを少しでも感じていただけていたら嬉しいです。
大島 雄飛(人事部採用担当)
テーマ:企業の採用担当が(若い頃の自分に)伝えたい求人情報の読み解き方

私からは自分自身が若い頃は知らなかったこと、実際に採用担当になってからの学びと気づきについてを、NTTテクノクロスの求人票を使って講演させていただきました。 企業の求人情報や募集要項というのは、仕事内容、給与、勤務時間、休日など、働く上での基本条件が記載されていますが、知識がないと正しく読み解けないものになっています。
この講演では特に生活や働き方に直結する「勤務時間」と「休日」について大事なポイントを説明させていただきました。 私の話が将来の就職活動で役に立ってくれればと願っています。 みなさんは「週休二日制」と「完全週休二日制」の違いがわかりますか?
戸部 雄太郎(クロスプラットフォーム事業部)
テーマ:生成AIが変えるソフトウェア開発の困りごと解決

私の発表は今回で3年目となります。 講演の中では、生成AIが仕事の中では普通に使われるようになっていること、 使いこなすために重要なことや注意点、今後の働き方に対する考え方などを述べました。 また、昨今はAIエージェントが前面的に出てきたため、関連の内容も追加して対応しています。
事前に調べたところ、都立高校では生成AIのガイドラインが整備され始めていて、学校生活の中で生成AIを使うための準備が少しずつ始まっています。 最初に挙手でアンケートを取ってみると約半数くらいが利用経験ありという状況でした。去年よりも増えていた印象です。 この割合はおそらく今後も増えていくとおもいますので、その際に、この発表が少しでも参考になればと願っています。
最後に
参加いただいた生徒の皆さんから、我々5人へ多くの感想とフィードバックをいただきました。幾つか抜粋して、紹介させていただきます。
- 自発的に行動する重要性を理解できました。
- 人によって様々な考え方があってどれが正解というものでもなく、多様な働き方が存在することが分かった。
- 自分なりの成長の積み重ねが大切だと認識しました。
- 将来への不安が軽減しました。
- AIを使いこなす力が今後ますます重要になることが伝わってきました。
また、担当の先生からも、生徒にとってとても気づきや学びのある講演会だったと感謝の言葉をいただきました。微力ながら今回の活動が参加された高校生の皆さんの参考になっていればうれしいかぎりです。最後までブログを読んで頂き、ありがとうございました。
次回も最近のサステナビリティ活動の様子をお伝えする予定です。楽しみにしていただけるとうれしいです。それでは。

サステナビリティ活動として、プログラミング教育・キャリア教育を担当しています。

