奈良 真史
Masashi Nara
入社年度
2008年入社
出身学科
理学部
職種
営業系
国内最大級の交通インフラを
より便利に

私が営業として担当しているのは、某鉄道事業者とそのグループ会社です。お客様が推進するサービス品質向上の施策や業務改善を、システム開発の側面から支援するための提案を行っています。

一般的な営業は、お客様の課題や要望を聞き一緒に解決策や企画を練り、要件がまとまったらエンジニアに引き渡し、開発へと進めていきます。一方、当社の営業は、要件がまとまった後もエンジニアと連携して開発が滞りなく円滑に進められるようサポートし、プロジェクト完了後もお客様へのフォローなど幅広く取り組んでいます。また、社内のエンジニアだけでなく、先端技術を扱うNTT研究所やNTTグループ会社をつなぐ役割も担うことで、新しい価値を生み出していくことが仕事です。

当社の実績としては、鉄道業務で利用するシステムや、乗客向けシステムの開発が多くあります。実際に駅や列車の中で、私たちの開発したシステムが使われているのを見ると、大きなやりがいを感じます。

出向を通じて気づいた
お客様目線の大切さ

私には、現在のキャリアに至る過程で転機となった経験があります。入社5年目から約3年間に渡って続いたお客様先への出向です。これは、NTTテクノクロスの営業職としては、当時珍しい経験でした。出向中の3年間は、お客様と同じ立場で新しいサービスの検討や業務改善に向けた取り組みを進めました。お客様の目線で課題感を持つことができたことや、NTTテクノクロス以外の様々な企業と仕事をする機会があったのも良い経験でした。

出向直後から強く意識したのは、お客様の業務内容や企業文化を早く理解して溶け込むことです。鉄道に関する研修も受け、鉄道運行の仕組みやメンテナンスについても勉強し知識を深めることで、業務上でお客様が何に困っていて、何に悩んでいるのかを、同じ目線で受け止められるようになりました。

まずはお客様のことを深く理解し、同じ目線で“何が課題なのか”を考える。当たり前のことかもしれませんが、お客様の立場を経験し、鉄道ビジネスについて真剣に考えている方々と毎日色濃く関わってきた私ならではの営業スタイルだと思っています。

お客様と同じ目線を持った、
当社の技術力・開発力を活かせる
営業人材を育てたい

私が出向先で改めて気づいたことがあります。それは、当社開発チームの心強さです。出向先社員の立場でNTTテクノクロスと開発する際は、先端技術に強いエンジニアが多く、当社が高い技術競争力を持っているのを再確認できました。中でも強く感じたのが、開発メンバーの誰もがお客様の目線に立つことができているという点です。お客様の業務を深く理解した上で、柔軟性を持って対応してくれたのも印象的でした。

それが顕著に現れる一例が画面デザインです。機能面だけではなく、使いやすさまで配慮された提案は、誰がどのように使うのかという目線で考えられているからこそだと思います。一緒にお客様の課題を探り解決まで並走していくことが求められる営業としては、本当に頼りになる開発チームです。

今後は、前線で価値を発揮する営業担当という役割に加え、マネジメントという領域でもチャレンジしていきたいと思っています。入社して10数年間、私自身が経験してきたことを周囲にも伝えることで、お客様目線で活躍する営業人材を育てていくことが、私の目標です。

インタビュー
テレワークで
どんな工夫をしていますか?

自宅での仕事が続くと体が鈍りがちなので、意識的に体を動かすようにしています。仕事の合間に作業を分断できる仕組みもあり、休憩時間を作れるので、子どもと遊んだり散歩をしたりしています。また、休日には運動不足の解消を兼ねて、趣味のテニスを楽しんでいます。他にも半日休など様々な休暇制度があるので、オフタイムを自在に確保できることが魅力です。

仕事で失敗したことは
ありますか?

新入社員の頃は、事務手続きでつまずいたことが原因で、お客様にご迷惑をかけてしまったことがありました。へこむこともありますが、同期たちと食事をしたりしながらお互いに励まし合ったことで、その失敗を乗り越えて、今も仕事ができていると思います。そんな彼らも、今はバリバリ仕事をこなし第一線で活躍中。プロジェクトで一緒になった時には、頼もしささえ感じるほど。今でもお互いを刺激しあえる良い関係だと思います。

最近のトピックは?

テレワークもできるビジネス向け車両をつくるプロジェクトに参加し、車内Wi-Fiを使うときに表示されるトップ画面の開発を当社が担当しました。移動中も快適に仕事をするためのコンテンツを提供するなど、私自身の経験も踏まえ、鉄道利用者の目線を生かした提案を行った結果が生んだ一つの成果だと感じます。テレビのニュースでも紹介されたプロジェクトなので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。

OTHER INTERVIEW
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