藤浪 望美
Nozomi Fujinami
入社年度
2019年入社
出身学科
心理研究科
職種
開発系
データ分析に携わりたい。
明確な目標を胸に入社を希望

私がNTTテクノクロスという会社に興味を持ったのは、大学院生の時。心理学を学ぶ中で心理統計学に興味を持ち、データ分析の仕事をしてみたいと思い始めたころ、データ分析のコンペ(競技大会)に参加したのがきっかけです。当社の先輩も、そのコンペに出場されていました。

課題は、美容室の来客データの分析。提供されたデータから、どのような価値を引き出せるかを競う内容です。コンペが終わった後には感想を伝えたり意見交換をする時間があるのですが、当社から参加していた先輩のデータ分析に関するスキルの高さに驚いたのを今でも覚えています。この会社に入社したらデータ分析の仕事に携わることができるのではないかと考え、インターンシップに参加しました。そこで知ったのは、データ分析ができるだけではなく、その成果を活かしてプロダクトやサービスを開発し、販売するところまで行えるということ。さらに入社の希望が強くなりました。

基になるデータを丁寧に収集し
社会を便利にするソリューションを
生み出す

入社から約2年間、配属された先で担ったのが「デジタル目勘(めかん)」と名付けられた自社AIソリューションの開発業務です。デジタル目勘は、養豚場の豚の生育状況(体重)をAIが推測して出荷判断を支援するシステムで、出荷担当者の負荷を大幅に減らし、かつ後継者不足といった人材課題の解決も目指したソリューションです。

当時、開発に必要だったのは、正解となる実際の豚の体重とセンサーで取得した画像データをAIに学習させることです。データの収集も私たちの重要な仕事。私を含む所属先のメンバーは、開発にあたり全国の養豚場を訪問しました。作業着を着て、長靴を履いて、夏には汗を流しながら、冬には手に息を吹きかけながら、豚の実際の体重測定と画像データの撮影の作業に明け暮れました。この時の努力が実り、「デジタル目勘」は既に製品化し日本全国の養豚場でご利用いただいています。お客様から「若手の教育にも活用できている」「出荷作業の負荷が大幅に減ったよ」という声を数多くいただいて、製品のさらなる改善へのモチベーションにつながっています。

多くの経験を積みながらスキルを磨き
目標とする先輩に追いつきたい

入社のきっかけとなったデータ分析コンペには、現在も仲間と一緒にNTTテクノクロス代表として参加しています。会社からのサポートを受け、一昨年はタクシーの走行データからタクシー事業者にとって有益な価値を導き出す、昨年は塾業界や保険業界の企業を対象に様々なデータから業界内順位付けを行うという課題でしたが、2年連続で最優秀賞を獲得することができました。この最高の結果は、日々の業務を通してデータ分析力が磨かれたからこそ獲得できたのだと考えています。

データ分析は、仮説を立て、その仮説を検証し、結果からまた新しい仮説を立て…というサイクルを繰り返し行うことで、結論に近づいていく作業。様々な事例に触れながら発想や視野を広げていくことが必要なため、データ分析コンペもまた、経験を積むには非常に良い場であると考えています。業務やコンペなどで経験を積みながら、今後はデータ分析技術をさらに伸ばしていきたいと考えています。かつて学生時代にコンペで憧れ、今も尊敬する先輩に、追いつくのが目標になっています。

インタビュー
文系出身者でも
キャリアアップは可能ですか?

大丈夫です!文系出身者向けにも研修等の支援は充実していますし、OJT(On the Job Training)の指導担当の先輩はもちろん、周囲の先輩方も、相談した際などには親身になって快く応えてくれる雰囲気があります。最初に知識がなくても学ぶ姿勢さえ持っていれば、成長につながる機会はたくさんあります。

地方出張は
大変ではないですか?

確かに移動は大変なときもありますが、楽しいですよ。北は青森から、南は鹿児島まで行きました。環境、品種など養豚場ごとに異なるので、実際に現場に足を運び、体験したり、豚を観察したり、農家さんの意見を聞いたり、とても勉強になることが多いです。仕事が終わって地元の美味しい食事やお酒を味わえるのも醍醐味です(笑)。現地のデジタル目勘の販売代理店の方に、地酒を出してくれる隠れた名店に連れて行ってもらった時は楽しかったですね。

休日の過ごし方について
教えてください。

夫婦ともに日本酒が好きなので、最近は動画サイトで調べたおつまみレシピを試したりしながら、出張先で味を確かめ買ってきた地酒で、夫と晩酌を楽しんでいます。秋田県の地酒がオススメです。

OTHER INTERVIEW
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