高梨 聡太
Sota Takanashi
入社年度
2016年入社
出身学科
理工学部
職種
開発系
コンサルタントとして
顧客の経営課題解決に貢献

現在私は、コンタクトセンターを運営する企業様に対する業務改善や課題解決を提案しています。コンタクトセンターとは、ユーザーから企業のサービスや商品についての問い合わせを電話やメールで受けるオペレータを揃えた組織です。顧客満足度に影響する一次対応を担い、かつ新商品開発のニーズが集まる拠点として、企業戦略における重要な機能と位置付けられていることもあります。

コンサルタントに期待されることは、コンタクトセンターの組織運営の最適化や上記のような機能の価値の最大化。経営層や現場社員へのヒアリング、通話データの解析などを行いながら、課題の抽出や改善策の提案を行っていきます。分析結果を元に仮説を立て提案した施策が効果につながったと分かった時などは、大きな達成感を感じます。

豊富な知見が求められることもあり、一般にIT営業や開発の上流工程を十分に経験した人が適任とされるポジションですが、私は入社4年目に着任。私の志向と適性を見て、抜擢してくださったのだと思います。その期待に応えたいという一心で、今日まで頑張ってきました。

社内に息づく向上心に刺激を受け
意欲の湧き続ける毎日

私たちのミッションは、クライアントが抱える課題を特定し、改善策を企画・実行することで、成果を出すことになります。改善策の多くにはITソリューションが用いられるため、クライアントに信頼していただき成果を出していくためには、事前に多くの新しい技術に触れ、その価値や活かし方を完璧に理解し、自分の言葉で語れるようにならなければなりません。まさに、毎日が勉強となるのですが、知識を吸収するという観点では、当社ほど恵まれた環境は他にないのではないでしょうか。例えば、当社でなら国内でもトップクラスの技術力を誇るNTT研究所の最新技術をいち早く知ることができます。さらに、先端技術に精通しているエンジニアが社内で勉強会を開催し、知見を共有する機会を設けてくれます。

私自身でも勉強会を開催し、当時、導入を検討していた海外製品の技術検証の結果を共有したことがあります。開発思想や競合比較、導入時に予測される効果など、勉強会に向けた資料作成は自分自身の理解を深めるためにも貴重な作業だったと思いますし、勉強会参加者からの質問などからは新しい視点も吸収できました。新しい技術の理解や活用に対し前向きな仲間たちの向上心に触発されて、自らの勉強意欲も高まります。コンサルタントとしての成長を希望している自分にとって、当社の環境は知識の吸収だけではない様々な面で、恵まれた環境だと感じています。

自社製品を海外で広めることにも
挑戦してみたい

以前、自社の製品である「ForeSight Voice Mining」の導入を海外のコールセンター運営企業に提案するため、カナダを訪問しプレゼンテーションする機会がありました。ForeSight Voice Miningは、オペレータの対応履歴をAIが分析することで、属人化しがちなノウハウなどを経営資産として活用できる音声ビッグデータ・ソリューションです。例えば、優秀なオペレータのノウハウを効率的に発掘してマニュアル化することで、コールセンター全体の顧客対応のクオリティを上げることができます。

海外企業への提案は初めての経験でしたが、現地の社員の方へのインタビューや、導入に向けたワークショップも事前に準備し、計画通り実施。ワークショップでは積極的に製品を試用し、意見も言っていただけるなど手応えも十分。結果、ForeSight Voice Miningを導入していただけることになりました。

この海外出張を通して、当社の技術力や自社開発した製品は、グローバルにも展開できるということを確信しました。「自社発の製品を世界に広めていくことができる」という大きな可能性に気づき、目標とすることができました。今後も機会があれば海外のお客様にも提案を行い、世界中の多くの課題解決に貢献していきたいです。

インタビュー
リモートワークには
スムーズに移行しましたか?

以前から役職に関わらずリモートワークを進めていたので、抵抗なくはじめることができたと思います。大幅なリモートワーク切り替え当時は全社員へリモートワークの環境整備支援をしており、私は大型モニターの新調をはじめデスク周りを充実させ、良い環境で業務をしています。また、月々のリモートワーク手当は助かっています。仕事で使用する自宅の電気料金に充当できるので嬉しいですね。

後輩指導で
気をつけている点は?

リモートワークは、それまでに出来上がっていたお客様や同僚たちとの関係をそのままWebにスライドさせることでスムーズに移行できましたが、これから人脈を築くはずだった入社年次の浅い新人は、慣れるまで苦労するかもしれません。そこで、チームの進捗確認の際に少し早く集まって後輩たちと雑談をすることで、関係を構築するようにしました。また、チャットで様子を伺ったり、同僚とのオンライン打ち合わせにもできるだけ参加してもらい、少しでも人脈を広げる機会を後輩に提供できるよう意識し、コミュニケーションの量を増やしています。

学生に伝えたいことは?

コロナ禍により世の中が想像を超えて大きく動き、就職活動の進め方も就職してからの働き方も以前とは異なっています。そうした変化に戸惑いや不安があるのは当然でしょう。でも、企業が自社に必要とする人材を採用し、成長させていきたいと考える本質は変わってはいないはずです。就職活動では、今までの経験や自分の想いを伝え、そして将来やりたいことに自信を持って面接に臨んでください。

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