伊藤 歩未
Ayumi Ito
入社年度
2019年入社
出身学科
情報工学科
職種
開発系
暗号技術で、より安心・安全な
セキュリティを実現したい

私は現在セキュリティ系の部署に所属し、暗号技術に関わる業務を行っています。暗号はネットワーク経由で情報やデータを届ける際に、第三者に盗み読みされても内容が分からないようにする技術。当社はNTT研究所と連携し、様々な理論が提唱される暗号技術の中からより使いやすく性能の高い技術を導き出し、社会に提供していくことを目指しています。

私が担当しているのは、NTT研究所で開発された暗号プログラムのテストや性能測定など。普段からコミュニケーションを取っているNTT研究所の担当者から、テストを上手く進めた結果「貴重なデータが取れた」と感謝の言葉をもらうこともあります。そんな時は、インターネットをより安心・安全に使用できるようにするためのチャレンジに貢献できていることを実感でき、嬉しさと充実した手応えを感じます。

個々人の意見を尊重しあう
社風が魅力的

当社には、人事部や上司をはじめ、会社全体が社員一人ひとりのことをきちんと見て、それぞれが希望するキャリアの実現を支援する、そんな風土があるように感じています。

例えば、私は就職活動の時からセキュリティ関連の業務を希望しており、面接の際にもその想いを伝えていました。入社後の配属はセキュリティを扱う部署。希望した通りの配属です。大学時代にセキュリティに関する基礎的な理論は学んでいましたが、実用に関してはほぼ知らない状態だった私の希望や熱意、やる気を汲んでいただけたのだと思います。入社後も、キャリアを相談する上司との面談の中で、暗号に関する仕事にチャレンジしたいと相談したところ、時をそれほど置かずに暗号チームプロジェクトへ参画することができました。もちろん、希望するばかりでは叶わなかったと思います。日々の仕事に向かう姿勢や成果、努力を見ていただけたのだと思うと、嬉しいですよね。

業務についても、若手の私の意見にもチームの先輩はしっかりと耳を傾け、真摯に聞いてくれます。真面目で穏やかな雰囲気の人が多いので、分からないことなどは積極的に質問もしながら、学びを増やしていきたいと思います。

目指すは暗号のスペシャリスト。
社会に役立つ技術に向けて

暗号技術は進化が速く、世界中の研究者が日々最新の研究成果を論文として発表しています。私たちも暗号について書かれた論文に目を通し、製品に活用できる技術がないかをイメージしたり検討したりしています。日々の業務を通じて最新の技術に触れられる環境は魅力的ですし、論文を読み進める時間は、知的好奇心を刺激され純粋に楽しいですね。

当社では、研究で得た成果を製品に反映し、世の中に送り出すところまで対応します。実際に社会に出た製品を見ると、技術の発展と社会に貢献できていることを実感します。実用的な視点から新しい気づきも得られるため、業務への新たなモチベーションも湧いてきますね。これからも、インプットを増やし優れた暗号の理論を検証しながら優れた暗号プログラムを開発し、暗号化のサービスやプロダクトに仕上げていきたいと思っています。世の中のネット環境全般を安心・安全にしていくことに貢献できる暗号のスペシャリストを目指し、今日も暗号技術を掘り下げ探求しています。

インタビュー
NTTテクノクロスの社員で
よかったと思うことはありますか?

様々な働き方が推奨されているため、コロナ禍による環境変化以前から在宅勤務の制度がありました。リモートワーク時のコミュニケーションの取り方や会議のやり方にも慣れていたので、支障はなかったです。皆さん、勤務状況が分かりやすいようにスケジュール表に日々の動きを入れることを習慣にしていただけているので、打ち合わせもお願いしやすいです。

プライベートの過ごし方は?

学生時代からトロンボーンを続けていて、休日は社会人と学生が交じったアマチュアの管弦楽団の演奏会や練習に出かけることが多いです。仲間との練習がない日も、トロンボーンにミュートを付けて家で吹いています。美術館や博物館、他のオーケストラのコンサートなどにもよく足を運んでいます。

就活中の思い出は?

就職活動の時期は、自分が何をやりたいのかを自由に考えられる貴重な機会だと思います。私は就活イベントで様々な話を伺って、やってみたいことがNTTテクノクロスではできると思い、応募しました。内定をいただいたときには本当に嬉しかったです。自分が何をやりたいのか皆さんもじっくり考えてみると、今やるべきこと、本当に自分が求めていることも見えてくると思います。

OTHER INTERVIEW
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