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小学校向けICT教育(プログラミング教育ほか)の取り組み

NTTテクノクロスに在籍するエンジニアがおくる「プログラミング教育・キャリア教育」のブログです。

はじめに

こんにちは。NTTテクノクロス IOWNデジタルツインプラットフォーム事業部の神原 健一です。今回は、『神奈川県内の小学校向けに実施しているICT教育』の様子をお伝えします。

本活動のきっかけ

神奈川県川崎市にある川崎市立上丸子小学校と、以前よりご縁がありまして、今年度も同校の2つのクラブ(プログラミングクラブ/お絵描きクラブ)の生徒さん向けに、ICT教育の補助を実施しています。その内容を紹介します。また、活動の歴史等の詳細は、過去のブログでも紹介していますので、そちらも併せてご覧ください。

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活動その1.プログラミングクラブ

今年度は、MIT App Inventor 2 日本語化プロジェクトを使ったスマホアプリ開発に挑戦してもらっています。Scratch(スクラッチ)のようにブロックの組み合わせで、スマホ特有のカメラやセンサーを使った本格的なスマホアプリが作れるツールです。

講師が事前に準備したオリジナルの教材に沿って、ツールの使い方などを説明した後、生徒たち一人一人に実際に手を動かしてもらいながら、コンテンツを作ってもらっています。ここでは、活動に参加している社員のコメントを掲載します。

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戸部 雄太郎(IOWNデジタルツインプラットフォーム事業部)

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ここ数年続けてプログラミングクラブでのメイン講師を務めております。 小学校の中でのプログラミング教育が少しずつ定着している様子で、 今年のプログラミングクラブはこれまでになく積極的な子供達が多く、勢いに圧倒されそうです。 今年はより協働を進めようと考えており、講師の介入を最低限とし、子供達の自主性で良いものができるように考えさせていきたいと思い進めています。

この記事を書いている時点で残り半分となりますので、ここからの活動がさらに楽しみです。

高橋 悦子(IOWNデジタルツインプラットフォーム事業部)

何年か前に関わらせていただいた後に空白期間を経て、再度今年度参加させていただきました。 子供たちが積極的にプログラミングに関わり、友達同士教えあう姿を見て嬉しく思いつつ、 脱線しかかった子供たちを講師の方に向くよう声掛けするなど楽しく参加いたしました。 また、今年度は窓口業務を受け持つことにより、全体のスケジュールを意識したり 参加予定者の確認を自動化するなどの試みも行っており、自分のスキルアップにも 繋がっております。 ITリテラシーの授業を提案し、9月に実施することになっております。 下半期も施策のお力添えになれるように頑張りたいと考えています。

笹川 智矢(カスタマーエクスペリエンス事業部)

昨年度に引き続き本活動に参加しております。 昨年度後半はメイン講師として対応し、今年度前半は教室の後ろから学びのお手伝いをさせて頂きました。 今年はAppInventor以外の学習ツールで既にプログラミングを学んだ事がある生徒さんが多く、中には去年から継続して参加している生徒さんもいます。

後ろに立っていると、わからない生徒さんに積極的に教えている姿や、講師に積極的にわからない事を質問したり、毎度活発な活動となっています。 こうした彼らの姿を見て、毎回の活動で元気をもらっています。

年間の活動については折り返し地点になりましたが、残りの活動についても全力で彼らの学びのサポートを出来ればと思います。

石上 美紀(フューチャーネットワーク事業部)

昨年度に引き続き本活動に参加しております。 どうすれば理想のアプリになるかを考え、試行錯誤しながら、画面設計やプログラミングをする姿が印象的でした。 途中困難な課題に直面しても、講師や周りの生徒さんに質問し、自身の力で解決する姿は、大変刺激になります。 下半期も、生徒さんの力を引き出せるよう精一杯サポートしていきたいと思います。

神原 健一(IOWNデジタルツインプラットフォーム事業部)

今年度初めは、社内での講師体制を確立すべく、全体統括および学校との窓口として関わってきました。今年度は、特に講師体制の確立が非常に困難な状況からのスタートでした。さまざまな課題に直面しながらも、会社の同僚や上長など関係者の協力のおかげで乗り越えることができました。今年度の途中からは高橋 悦子さんが学校との窓口を担ってくれており、現在は私は高橋さんの相談に乗りつつ動いています。

プログラミング教育に携わる経験は数多くしてきたのですが、子供たちが新しいことに挑戦し、成長していく姿にはいつも刺激をもらっています。例えば、1年前はやんちゃだった生徒さんが成長し、現在はクラブ長としてクラブ活動を取りまとめている姿を見たときには、正直、感動を覚えました。当社の専門スキルを社会貢献に活かしながら、彼らの成長を間近で見ることができるのは、私にとって大きな喜びの1つです。

活動その2.お絵描きクラブ

今年度は、生徒さんが絵を描くことを楽しむ場を大切にすることを根底に置きつつ、あくまでアドオンとして、不定期でITツールの活用方法を紹介するといった方法で活動を補助しています。

例を1つ挙げると、Animated Drawingsを使いました。このツールを使って、生徒たちが手で紙に描いたイラスト(人間や動物など)をスマホやタブレットで撮影すると、頭・手足などを認識し、歩いたり踊ったりなどアニメーションさせることができます。

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同活動を実施している社員のコメントを掲載します。

渡邉 竜介(デジタルトランスフォーメーション事業部)

2023年度から始まったお絵描きクラブでの活動も、3年目に突入しました。 お絵描きクラブは、例年同クラブに属する生徒が多く、これまでにAnimated Drawingsやアニメーションの制作を体験してきた生徒も本年度は多かった印象があります。 そのおかげもあってか、クラブ活動初年度の4年生や初めてAnimated Drawingsを体験する生徒に対して、経験済みの生徒たちが教えている場面が見られ、発足当初の活動テーマでもある「つながり」を感じることができました。 没入して絵を描くことに加えて、各々のイラストを生徒同士で共有する雰囲気が根付いたことで、クラブ活動が生徒たちのより良い体験につながっていると思います。 体制の都合上、活動の参加は不定期になりますが、生徒たちの興味関心にフォーカスしたお絵描きと関連のあるITツールを紹介していけたらと思います。今後の発展も楽しみです。

最後に

当社ではこのような活動に不定期で取り組んでいます。今後も不定期でその様子をお伝えする予定です。楽しみにしていただけるとうれしいです。それでは。

著者プロフィール
サステナビリティ活動(プログラミング教育・キャリア教育)担当
サステナビリティ活動(プログラミング教育・キャリア教育)担当

サステナビリティ活動として、プログラミング教育・キャリア教育を担当しています。