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エンジニアが本気で⼩学⽣向けプログラミング教育をやってみた

NTTテクノクロスに在籍するエンジニアがおくる「⼩学⽣向けプログラミング教育」のブログです。

1. はじめに

こんにちは。NTTテクノクロス IoTイノベーション事業部の神長 貴博(ジンチョウ タカヒロ)です。

今回は、第1回のブログに掲載した 『川崎市立上丸子小学校のプログラミングクラブ』 の活動を紹介します。

本来、同校のクラブは5月開始ですが、今年度はコロナの影響により開催が10月に変更されました。

このブログでは、プログラミングクラブの歴史、今年度初のプログラミングクラブで作成したプログラムのサンプルを交えつつ、小学校におけるプログラミング教育の現状を伝えられればと思ってます。

2. プログラミングクラブの歴史

2018年度にプログラミングクラブの前身となるパソコンクラブに所属した児童が発起人となり、2019年度に発足したクラブです。

このクラブには、 4〜6学年の児童20名が所属 し、異学年間の交流・クラブ活動を通して 「望ましい人間関係を形成し、集団の一員として自主的,実践的な態度を育てる」 ことを目標としています。

昨年度は、前期(2019/5〜10)に『ゲームアプリの開発』を行い、後期(2019/11〜2020/2)の活動では『アニメーションの作成』を行いました。

game_app.gif

animation_app.gif

3. 当日の様子

第1回のプログラミングクラブでは、Scrach Desktop 3.0系より搭載されたプラグイン:ビデオモーションセンサーを利用して、ユーザーの動きをセンサーが検知したタイミングで画面に表示されたキャラクターが動き出すアプリを作成しました。

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video_sensor_app.gif

講師は、筆者と弊社カスタマーエクスペリエンス事業部の今井 聡(イマイ サトシ)で行いました。

当日の様子は、クラブに所属する児童の半数がプログラミング初心者であったものの、講師が児童と一緒になり、最初からプログラムを作成するハンズオンの形式を採用したことで、全ての児童が時間内にプログラムを完成することができました。

プログラミング経験のある児童は、キャラクターの動作パターンを追加したり、キャラクターの動きに合わせ背景を切り替える等、オリジナルプログラムの作成、遅れている児童を助けるといった光景を見ることができました。

また、プログラムの作成過程で得たノウハウを席の近い生徒同士で教えあう姿も多く見ることができました。

クラブ終了後には、クラブ長である6学年の児童から 「こういったアプリを作成してみたかった。夢が叶った。」 と言われました。

今年度は、11月・12月にプログラミングクラブを開催します。 今後も児童が夢中になれるコンテンツを提供できたらと思いつつ、例年よりも開催回数が少ない中で、児童がどれだけ成長するのか非常に楽しみです。

4. 最後に

ブログを読んで頂き、ありがとう御座いました。次回の更新は、11月を予定してます。

掲載内容は、 「全日本教育工学研究協議会全国大会 鹿児島大会(オンライン)」 を予定してます。

次回も楽しみにして頂ければと思います。それでは。

著者プロフィール
神長 貴博(ジンチョウ タカヒロ)
神長 貴博(ジンチョウ タカヒロ)

IoTイノベーション事業部 第1ビジネスユニット所属

iOS・Androidアプリの開発をしてます。趣味は「ランニング(横浜マラソン、川崎国際多摩川マラソン等の大会に出場してます)」と「食べ歩き」です。