技術書典19(技術書イベント)出展内容
技術書典19(技術書イベント)の出展内容をご紹介します。
神原健一の技術で広がる世界 第21回
- 2025年11月21日公開
はじめに
NTTテクノクロス株式会社で技術エバンジェリストとして活動している神原 健一です。普段は主にモバイル/ウェアラブル/IoT/生成AI関連の開発や技術支援、国内外の講演・執筆、ソフト道場研修講師、サステナビリティ活動(学生向けIT/キャリア教育)などを行なっています。また、より良い文化を作っていくべく、会社で技術や英語などのコミュニティを主催しています。
社内の有志で、現在開催されている、「技術書典19」にオンライン出展しています。今回はその内容をご紹介します。
技術書典19の概要
技術書典は技術書オンリーイベントで、オンラインおよびオフラインで定期的に開催されています。オンラインイベントは、2025年11月15日(土)〜30日(日)の期間で、技術書典19公式サイトで作品が公開されています。
当社の特徴の1つに、技術やコミュニティを大切にする社風があります。その一環として、技術書や記事を執筆し、社外に向けて発信する活動にも取り組んでいます。技術書典に向けても継続的に取り組んでおり、これまでに公開した技術書は、エンジニアをはじめ、多くの方々にご活用いただいています。
私自身としても、「会社や自分たちの技術を社外に発信したい」という会社の仲間たちの思いを形にする後押しをすべく、今回も新たに社内で募集を行いました。いきなり執筆に手を上げるのはハードルが高いという話もあったため、執筆に興味がある人向けの個別相談会も実施しました。
これらのプロセスを経て、最終的に以下4冊を新刊としてリリースすることになりました。

プログラミング教育&キャリア教育、PostgreSQLの実践ガイドからLLM活用、仮想環境構築まで、現場で培った知見を電子書籍として公開しています。
いずれもリンク先から無料で入手いただけます。ぜひご覧ください。↑を左から順番に、それぞれ簡単にご紹介します。
今回の新刊
1冊目
「みんなではじめる 小中学生のためのITエンジニア体験教育 2025.11版」は、プログラミング教育とキャリア教育に関する本です。当社で行っているサステナビリティ活動でもこの本を活用していますので、具体的な活動内容レベルでつかんでいただけるはずです。今回は、利用している開発環境のアップデートに伴い改訂を行っています。
著者は、IOWNデジタルツインプラットフォーム事業部の神原 健一さん、戸部 雄太郎さん、神長 貴博さん、デジタルトランスフォーメーション事業部の渡邉 竜介さんです。
2冊目
「PostgreSQL×ハンズオンで学ぶSQL100本ノック+α 2025.11版」は、PostgreSQLを題材にSQLを学習し、データベース操作に慣れる事を目指す本です。データベースやSQLに初めて触れる方から、ある程度操作に慣れてきた中級者の方、さらには復習や学び直し目的の方にもおすすめです。今回は、一部記載の改善を行っています。
著者は、フューチャーネットワーク事業部の山口 佳輝さんです。
3冊目
「可能性を広げる!LLM 活用入門」は、生成AI、特に大規模言語モデル(LLM)について、技術的な切り口から活用方法を紹介する本です。LLMの基礎技術をおさえることで、基礎力を底上げしつつ、最新動向もキャッチアップできることを目指した内容としています。今回が初めてのリリースです。
著者は、フューチャーネットワーク事業部の山口 佳輝さん、河野 弘雅さん、佐藤 美公さん、水口 智幸さんです。
4冊目
「仮想環境上で Windows 11を動かすときのポイント」は、Linux KVM上でWindows 11を動作させるための実践的なガイドです。本書を通じて、KVM環境でのWindows 11構築の全体像を理解できることを目指した内容としています。今回が初めてのリリースです。
著者は、IOWNデジタルツインプラットフォーム事業部の平川 裕弥さんです。
これら4冊以外にも当社メンバがこれまでに執筆してきた技術書の電子版も技術書典の当社書籍サイトで公開しております。合わせて、ご覧ください。
Special Thanks
これらの技術書の表紙は、こころを動かすデザイン室の足達 俊雅さんが引き続き、担当してくださっています。いつも素敵なデザインを作ってくれて、感謝しています。
その他社内の関係者や、技術書典の事務局や運営の皆様にも大変お世話になっております。いつもありがとうございます。
ぜひ技術書典19の当社ページをご覧いただき、気になる書籍を手に取ってみてください。次回の記事テーマは確定していませんが、何らかの技術に関する旬の動向やトピックをお伝えする予定です。楽しみにしていただけるとうれしいです。それでは。

新技術開発を好み、Androidは正式版が出る前から試用するなど、公私にわたってモバイルの世界に没頭。 プライベートで開発した「セカイフォン」で、 Multi-Screen UX Competition優秀賞受賞。MWC(バルセロナ)/IFA(ベルリン)/CES(ラスベガス)へのプロダクト出展、 国内外(デブサミやDroidconなど)のセミナー講演や書籍執筆(単著・共著含め5冊)などの活動も行っている。NTTテクノクロスきってのモバイル技術者。 プライベートでは旅行が好きで、現地の外国人にセカイフォンをデモすることが密かな楽しみ。

