Kubernetes に関するサポートサービスのご紹介
NTTテクノクロスが提供するコンテナプラットフォームのサポートサービスについてご紹介します
テクノロジーコラム
- 2019年07月11日公開
はじめに
みなさま、こんにちは!NTTテクノクロスです。今回はNTTテクノクロスが提供するコンテナプラットフォームのサポートサービスについてご紹介します。
Kubernetesについて
Kubernetes とは何かについては様々な所で説明がなされているのでここでは省略しますが、今後マイクロアーキテクチャの採用とそれに伴うコンテナテクノロジの普及によって Kubernetes を採用する事例は増え続けると予想されます。一方で、Kubernetes はオープンソースのソフトウェアであることから企業システムへ提案・導入するにあたってはサポートが必要になってくると思われます。そこで、当社が提供する Kubernetes のサポートサービスをご紹介させて頂きます。
サポートサービスについて
これは Canonical 社が提供する商用技術サポートサービスを当社が日本国内のユーザに対して日本語で提供するもので、単なる問い合わせ対応だけでなく、故障時の切り分けやバグかどうか疑わしい場合の問い合わせにも対応いたします。詳しくはこちらをご覧ください。当社との契約になりますので一般的な法人間取引と同様にお支払いは日本円で可能です。Kubernetes の商用サポートを探している方は是非ともご検討ください。 なお、このサポートサービスは以下の二つの Kubernetes 環境に対応いたします。 ・Canonical 社が提供する Charmed Distritution of Kubernetes によって構築した環境
・公式サイトから提供されている構築ツールの kubeadm によって構築した環境
Charmed Distritution of Kubernetes について
さて、先ほどは簡単に触れましたが Canonical 社は単なるサポートサービスの提供だけでなく、独自の Kubernetes 製品として Charmed Distritution of Kubernetes (以下 CDK) を提供しています。詳しくはこちらのページで紹介されておりますが、特に当社が注目しているのは CDK 独自のアップグレードの仕組みについてです。
Kubernetes は開発が盛んなことからおおよそ 3 ヶ月毎にマイナーバージョンアップがリリースされ、Kubernetes 内のコンポーネント間のバージョンの差異は最新版とその一つ前までサポート(厳密にはコンポーネントによって若干差異があります)というポリシーに基づくと、実際にコンテナ環境を構築して運用を開始してから頻繁なアップグレードの作業が必要になってしまいます。
この点について、CDK では独自の仕組みによってアップグレード手順は簡素化され、手順自体も統一されています。手順に関する詳細は公式ドキュメントをご覧ください。(一般的な Kubernetes ではアップグレードの手順が対象のバージョンによって異なります。)自社内等のプライベート環境でコンテナの構築・運用を検討されている方は運用効率化の観点から CDK をご検討頂ければと思います。
おわりに
当ブログでは、今後何回かに分けて以下のような内容で CDK を実際に構築・運用する手順やその時の注意事項などを弊社内での検証に基づいてご紹介させて頂きますのでご期待ください。
・プライベートクラウド環境における CDK の構築・スムーズな Kubernetes のアップグレード
・etc...
また、今回の記事に関してご質問のある方や Kubernetes の導入・運用、当社の提供するサポートにご興味のある方は、お気軽にこちらからお問い合わせください。