エンジニアが本気で⼩学⽣向けプログラミング教育をやってみた
NTTテクノクロスに在籍するエンジニアがおくる「⼩学⽣向けプログラミング教育」のブログです。
エンジニアが本気で小学生向けプログラミング教育をやってみた
- 2021年07月07日公開
1. はじめに
こんにちは。NTTテクノクロス デジタルツイン事業部の神長 貴博(ジンチョウ タカヒロ)です。
今回のブログでは、3年前より指導を行っている『川崎市立上丸子小学校 プログラミングクラブ』の様子を紹介します。
プログラミングクラブの歴史等の詳細は、過去ブログで紹介をしてますので、そちらをご覧ください。
2. 当日の様子
今年度のクラブ活動は、同校の4〜6学年の児童20名に対して『ブラウザを使ったプログラミング』をテーマに活動してます。
6月度は、Google Chrome上で動作する 『Strech3』を使ったプログラミングを行いました。
『Strech3』は、Scratch3.0を拡張し、機械学習を使ったプログラミングを子供でも簡単に体験することができるツールです。
クラブでは、Strech3が提供する、人の姿勢を検出して身体の各部分のxとyの位置を取得する(『Posenet2Scratch』)を使ったプログラミングを行いました。
具体的にはサンプルのように、体の好きな部分に色々なキャラクターを表示させたり、表示させたキャラクターにアニメーションや音を付けたりしました。クラブの最後には、一部の児童ではありますが、作ったプログラムの発表も行いました。
機械学習を使ったプログラミングを始める前は、機械学習のイメージを持てていなかった児童もクラブが終了する頃には理解が進み、以前よりも具体的なイメージが持て、自宅に帰ってからもStrech3を使ったプログラミングをチャレンジし、理解を深めたいと多くの児童が言っていました。
また、今年度よりGIGAスクール構想が適用されたことにより、小学校では1人1台PCが貸与されています。以前は 『全角→半角への切り替え、文字入力、ファイルの保存』 といった基本操作に手間取る生徒をみることが多かったのですが、今年度は基本操作ができない生徒がいませんでした。顧問の先生に話を聞いたところ、全ての授業で積極的にPCを活用しているとのことで、児童のPCに関する知識が飛躍的に伸びているとのことでした。
クラブの様子や先生の話から、今年度も様々な手法・コンテンツを児童に提供し、より興味を持ち、より楽しみながらプログラミングを学べる環境を児童・先生達と一緒に作っていこうと思いました。
3. 最後に
ブログを読んで頂き、ありがとう御座いました。
次回の更新は9月度を予定してます。掲載内容は『川崎市立上丸子小学校 プログラミングクラブ第二弾』を予定してます。
検討段階でありますが、ブラウザ上で動作する『App Inventor』を使ったプログラミングを行おうと考えてます。
次回も楽しみにして頂ければ。それでは。
IoTイノベーション事業部 第1ビジネスユニット所属
iOS・Androidアプリの開発をしてます。趣味は「ランニング(横浜マラソン、川崎国際多摩川マラソン等の大会に出場してます)」と「食べ歩き」です。