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Androidに関する海外講演活動の取り組み

NTTソフトウェア株式会社の神原健一と申します。私は会社では、Androidを中心としたサービス企画や技術支援などを主に実施しています。プライベートでも、プロダクト開発や海外展示会への出展、コミュ二ティ活動を行っています。そのほか、国内・海外での講演活動にも取り組んでいます。講演活動にもそれ相応の準備が必要なため、他の業務を適宜調整しながら進めています。会社からのバックアップもあり、これまで定期的に実施できています。今回は、海外での講演活動に焦点を当て、関連する話題をお伝えします。

皆様、はじめまして。NTTソフトウェア株式会社の神原 健一と申します。私がAndroidに初めて出会ったのは、Androidが正式版になる前の2007年でした。Androidの自由度の高さを目の当たりにした私は、このプラットフォームこそが市場を席巻するのではないかと強い衝撃を受けたことを今でも記憶しています。その可能性に魅力を感じた私は、リリース直後でまだ安定していなかった開発環境と根気よく向き合いながら、必死の思いでアプリを開発し、Android Market(Google Playストアの前身)で公開したのは、良い思い出です。月日が経つとともに、Androidは急速に進化を続け、国内外で大きな市場シェアを獲得するに至っています。さらに、Androidはスマホ、タブレットに限らず、ウェアラブル機器やテレビ、車載器など、多くの世界に広がりを見せています。また、私自身、新しい技術が大好きなこともあり、Androidに関する研究試作やプロダクト開発など、ビジネス・プライベートの両面から取り組んできました。本ブログでは、これまでの経験を通じて得たAndroidに関する情報や、関連する技術動向などについて、毎回少しずつ取り上げていこうと考えています。

さて初回は、私がこれまでに経験したAndroid関連の海外講演活動にまつわるエピソードを中心にご紹介します。

はじめに

私は会社では、Androidを中心としたサービス企画や技術支援などを主に実施しています。プライベートでも、プロダクト開発や海外展示会への出展、コミュ二ティ活動などを行っています。そのほか、国内・海外での講演活動にも取り組んでいます。講演活動にもそれ相応の準備が必要なため、他の業務を適宜調整しながら進めています。会社からのバックアップもあり、これまで定期的に実施できています。それでは、海外での講演活動に焦点を当て、具体的な内容をご紹介します。

海外講演活動の変遷

私はこれまでに、以下の海外カンファレンスにて、Android関連の講演を実施してきました(古いものから新しいものへの順に列挙します)。

(1)Droidcon London 2012 (Developing for Android on 2.x/3.x/4.x)
(2)Droidcon Paris 2013 (Multi-Versioning Android Apps)
(3)Droidcon Amsterdam 2013 (Developing Cross-Platform Apps)
(4)Droidcon Madrid 2014 (Developing Android Wear Apps)
(5)Droidcon Stockholm 2014 (Introduction to Android Wear)

当社は「先端技術を社会の力に!」というコーポレートスローガンを掲げ、事業活動に取り組んでいます。私自身も、その時々の先端技術を先駆者となり開拓するとともにビジネスに活かすことで、社会的ニーズの実現に貢献することを意識し活動を実施しています。そこで、これまでの技術的なトレンドを振り返りながら、どのような経緯で、これらの講演活動を行ってきたのかをご紹介します。

Droidcon London 2012で講演する神原さん
Droidcon London 2012での講演「Developing for Android on 2.x/3.x/4.x」

例えば、講演(1)、(2)を行った時期は、Androidアプリ開発において、複数のOSバージョン(2.x/3.x/4.x)が市場に存在することを考慮しなければならないという問題が顕在化し始めていた時期でした。また、Android搭載端末の画面サイズも多岐にわたるため、画面レイアウトが崩れることなく、適切に表示されるようにするには、発生しうる課題を意識した上で設計や実装を行わなければなりませんでした。そこで、数多くのアプリ開発を通じてノウハウを獲得し、これらの知見をコンテンツ化し、社内研修や勉強会で水平展開しました。また、社会やコミュニティに対しても技術面で貢献すべく、海外を含め講演を行いました。

次に、講演(3)を行った頃は、モバイルを取り巻く状況として、AndroidだけでなくiOSやその他OSなど、複数のモバイルOS向けのアプリを効率的に開発するニーズの高まりが見えかけていた時期でした。そこで、オープンソースを活用したクロスプラットフォームのアプリ開発手法を主体的に考案するとともに、得られた内容の一部を講演(3)として、社外に向け情報発信しました。また、現地ではアプリ開発手法に関して意見交換するなどして、海外の技術トレンドをキャッチアップするとともに、講演後にも社内の取り組みにフィードフォワードしました。

Droidcon Madrid 2014で講演する神原さん
Droidcon Madrid 2014での講演「Developing Android Wear Apps」

技術の進化はめまぐるしく、トレンドも変化し続けています。Androidの世界はスマホやタブレットだけでなく、時計や眼鏡などのウェアラブル機器にも広がりを見せるようになってきています。そこで、腕時計向けAndroidプラットフォームであるAndroid Wearに着目し、アプリ開発などを通じて得られたノウハウの一部を講演(4)、(5)として、展開してきました。また、現地においてキーマンなどとの議論を通じて得た世界の技術動向に関する知見は、以降の活動の方向性の参考にしています。

おわりに

今回は、海外講演をベースとしたエピソードを紹介させていただきました。次回以降では、「Androidで広がる世界」というテーマに沿って、Androidを中心とした技術にまつわる個々の動向や関連するトピック、また、私が先端技術を開拓するにあたり心がけていることなどを紹介していきます。

著者プロフィール
神原 健一
神原 健一
新技術開発を好み、Androidは正式版が出る前から試用するなど、公私にわたってモバイルの世界に没頭。 プライベートで開発した「セカイフォン」で、 Multi-Screen UX Competition優秀賞受賞。MWC(バルセロナ)/IFA(ベルリン)/CES(ラスベガス)へのプロダクト出展、 国内外(デブサミやDroidconなど)のセミナー講演や書籍執筆(単著・共著含め5冊)などの活動も行っている。NTTテクノクロスきってのモバイル技術者。 プライベートでは旅行が好きで、現地の外国人にセカイフォンをデモすることが密かな楽しみ。