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【活動レポート】絵の具と笑顔があふれた日。横浜美術館「みんなのフリーゾーン」運営ボランティアの裏側

NTTテクノクロスの社員有志が参加したボランティア活動をご紹介します。

横浜美術館の「子どものアトリエ」で開催された造形プログラム「みんなのフリーゾーン」に、NTTテクノクロスの社員有志がボランティアとして参加しました。

当日は、子どもたちが絵の具や粘土を使い、壁いっぱいに絵を描いたり、思い思いの作品を作ったりと、「子どものアトリエ」は創造力と熱気で満ちあふれていました。

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今回は、子どもたちの自由な発想をサポートした社員たちの声とともに、イベント当日の模様をお届けします。


■子どもたちの歓声とともに「みんなのフリーゾーン」オープン

日曜の午前、横浜美術館の「子どものアトリエ」に足を踏み入れると、カラフルな絵の具、粘土、紙が並ぶ3つの創作コーナーが参加者たちを迎えます。

「何をしようかな?」と目を輝かせて迷う子どもたち。顔や服が絵の具だらけになるのも気にせず夢中になる子どもたちと、その姿を見守るご家族の優しい眼差しが印象的でした。

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子どもたちが「自分でえらぶ」「自分で決める」、そして「自分でつくる」という気持ちを引き出し、やってみようという意欲を育むのがこのプログラムのねらいです。ボランティアとして参加した社員たちは、絵の具や粘土を渡したり、道具の使い方を教えたりしながら、子どもたちの挑戦を見守りました。


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活動で得たたくさんの「気づき」

参加した社員は、子どもたちとの交流や活動の運営を通して、普段の業務とは異なる多くの気づきを得ました。

アジャイルな発想を現場で実践。仕事の学びがボランティアで活きた瞬間

昨年に続いて今回で2回目の参加となる小松さん。担当した紙コーナーで「最初はなかなか人が集まらないんだよね」という話を聞くと、すかさず「作品を持って入り口で宣伝しましょう!」と提案。自ら宣伝役となってアピールしたところ、あっという間にコーナーは子どもたちで満席になりました。

小松さんは、「普段学んでいるアジャイルでの課題解決の手法を、ボランティアの現場で実践できた気がします」と、仕事の学びが活きた瞬間に手応えを感じたそうです。

また、休憩中には一般のボランティアの方と働き方の話になり、当社の柔軟な勤務制度を紹介すると「進んでいる会社ですね!」と感心されたとのこと。「自社の魅力を再発見でき、誇らしい気持ちになりました」と、社外の方との交流も大きな刺激になったと語ってくれました。

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絵の具だらけの笑顔と「ありがとう」。心が温まる交流で見つけた新たな視点

「業務では接点がない人との交流を作りたい」という思いで参加した加藤さん。

活動中は、子どもたちの純粋な姿が特に印象に残ったと話します。「絵の具を顔につけても気にせず、楽しそうに何度も絵の具を取りに来てくれたり、保護者の方に促されて恥ずかしそうに『ありがとう』と言ってくれたり。そんな一つひとつのやり取りに、心が温かくなりました」と、当日の様子を笑顔で振り返ります。

この経験を通じて、「仕事とは違うコミュニケーションの取り方や、人との接点の作り方があると感じました。自分自身の視野を広げたり、視点を変えたりする良いきっかけになりました」と、活動の意義を実感したそうです。

「次はぜひ、他の人も誘って参加したいです」と、この素晴らしい体験の輪を広げていきたいと語ってくれました。

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2年ぶりの参加で再発見。子どもとワクワクを共有して得た「気づき」

2年ぶりにこのボランティアに参加したという三池さん。以前は横浜美術館大規模改修工事期間中により仮施設での開催だったため、「リニューアル後の横浜美術館での"本気の"開催はどんな感じだろう」と、期待に胸を膨らませて参加しました。

当日は、子どもに「何色がいい?」と聞くと、「赤!青!黄色!白!」と元気よく全色リクエストされる微笑ましい場面もあったそうです。「どんな色になるのかな」と、一緒になってワクワクしながら色の混ざり具合を考えたと話します。

三池さんは、「大人の視点とはまったく違う子どもたちとのコミュニケーションは、伝えることの難しさと同時に、多くの気づきを与えてくれます。今回の経験も、今後のコミュニケーションの参考にしたいです」と、活動の魅力を語ってくれました。


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子どもたちとの交流が教えてくれた「仕事のヒント」と、部署を超えて広げたい「交流の輪」

今回のボランティア活動を総務部としてとりまとめた吉岡さん。

「普段は関わりの少ない他部署の方々と一緒に活動し、お話できたのがすごく嬉しかったです。皆さんが子どもたちと同じ目線までかがんで優しく接している姿を見て、とてもほっこりしました」と、社内の仲間との新たな交流や、その温かい姿が心に残ったと話します。

活動中は、子どもたちが安全に過ごせるよう常に周囲に気を配ることで、自然と視野が広くなったという吉岡さん。「子どもたちが理解しやすい表現や話し方を意識することの大切さを改めて実感しました。自分の作った作品を嬉しそうに見せてくれるなど、積極的にコミュニケーションをとってくれた子どもたちとの交流を通じて、普段の業務では得られない発見や気づきをたくさん得ることができました」と、大きな学びを得たようです。

最後に、「子どもたちが全力で遊び、それをご家族が温かく見守る光景に心が和みました。普段はできないような遊びを親子で思いっきり楽しむ姿は本当に素敵でした」と一日を振り返り、「今回の素晴らしい体験を活かし、総務部が企画する他の活動も社内に広め、組織を超えた交流の場を増やしていきたいです」と、今後の展望を語ってくれました。

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■終わりに

今回のボランティア活動は、子どもたちの創造力を育むお手伝いができただけでなく、社員一人ひとりにとっても、普段の業務とは違う視点を得たり、地域の方々と繋がったりする貴重な機会となりました。

NTTテクノクロスはこれからも、社員の自発的な社会参画を応援し、地域社会への貢献活動を続けてまいります。

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ボランティアに参加した社員



※本記事の内容は執筆時点のものです。

■関連情報

横浜美術館 みんなのフリーゾーン

横浜美術館企業向け支援プログラム HEART to ART

NTTテクノクロスの社員有志が横浜美術館の子ども向けプログラムに運営ボランティアとして参加(横浜美術館 企業向け芸術文化支援プログラム HEART to ART)



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