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エンジニアが本気で学⽣向けプログラミング教育をやってみた

NTTテクノクロスに在籍するエンジニアがおくる「プログラミング教育・キャリア教育」のブログです。

はじめに

こんにちは。NTTテクノクロス IOWNデジタルツインプラットフォーム事業部の神原 健一です。今回は、『東京都内の高校向けに実施したICT教育』の様子をお伝えします。

本活動のきっかけ

都内にある晴海高等学校と昨年度よりつながりがありまして、今年度も同校の生徒さん向けに、具体的にはキャリア教育&プログラミング教育の一環として、5/17に講演会および授業を行いました。そのうち、講演会の様子をお届けします。

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講演会

講演では、弊社の講師陣5人が社会人になってから遭遇した「困り事」と「それをどうやって解決したか?」を順番に話しました。 生徒の皆さんが一生懸命に耳を傾け、聞いてくれていたことが印象に残っています。講演後は弊社社員向けに質問があったりと、有意義な時間を過ごすことができました。ここでは、登壇した社員一人一人のコメントを掲載します。

神原

私は、社会人になりIT業界で働き始めた頃、「いつか世界で活躍する技術者になる」という夢を思い描いていました。当時の自分は、世界を目指す以前に、スキル面でも未熟で多くの課題がありました(技術力、英語力、経験、ほか多数...)。これら問題を乗り越えるべく、漠然とした大きな目標をより具体化し、小さなマイスストンに分解、PDCAを無限に回すことを意識しながら取り組んできました。

やってみてもうまくいかないことはたくさんあるもので、そんな中でも、例えば、英語力に関しては、プライベートで海外に行ってみたり、会社で英語コミュニティを立ち上げてみんなで高め合う環境を作ったり、きっかけは自分で作ることができるという話をしたときに、うなづきながら聞いていた生徒さんの表情が印象に残りました。これからも同様の機会を作っていければと考えています。

高橋

私は、割と早めにIT業界で働くことを決めて進路を決めてきました。入社してから「開発が好きで入ったけれども、実は運用も自分にとっては楽しい」と気付きました。進路を真剣に考え始める年ごろだと思いますので、「考えていた業務と向いている業務が違っていても、会社には色々な仕事があるから大丈夫」ということをお伝えしたいと考えました。

また、入社直後の業務から今に至るまで「データベース」というものが関わっています。大小関わらず、なんでも情報になりえます。  ・自分の個人情報もデータになるので注意しよう  ・メタデータを使った実例  ・データベースはAIの入力になるが、適・不適を考えないとAIも誤る と、知っていただきたいことを詰め込みました。メタデータを使った実例については実感していただけた様子が見られました。 高校生の皆さんの知見が広がる一助になれましたら望外の喜びです。

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戸部

本講演会は2回目ということで、昨年度に引き続き生成AIを業務に活用した話をしました。 都立高校に関していうと、今年度から生成AIを授業で活用するという話もあり、生成AIが生徒の皆さんにとってさらに身近なものになっています。 挙手してもらったところ、半数以上が「生成AIを使ったことがある」(去年よりもだいぶ増えています)とのことで、想像以上に浸透が早いと感じています。

そのような生徒の皆さんが今後成長して社会人として働く際にはどのようになっているか・・・今から楽しみです。

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渡部

技術者による最新の技術に関する講演が中心でしたが、私は他のメンバとは異なる「営業」という仕事に約20年従事しており、また、元はプログラマで就職し、SEを経て営業になったという長いキャリアがあるので、社会人として経験してきたことをお話しました。長い年月の中、仕事を通じてたくさんの良い経験をしましたが、逆に仕事が全くうまくいかず、自分にはもう無理だと思った経験も一度や二度ではなかったこともお話いたしました。

営業という仕事は単に製品を売るというよりは、お客様の課題解決のためにソリューションを提案する仕事であることを説明し、お客様の課題を自社ソリューションで解決した事例をお話いたしました。

高校生の皆さんにお伝えしたい最も大切なこととして、仕事は全てを一人ではできないので仲間を大切にすることと、継続することで経験値が上がり困難を乗り越えていけるようになることをお話して、締めくくりました。

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今井

入社前にやりたいと思っていたことと、実際にやった結果、自分にあっていてやりたいことは別なこともあることをお話しました。 私自身、学生時代は人とかかわるのがあまり好きではなく一人で黙々と仕事をすることを目標にしてきていましたが、入社して仕事をし始めてみると、思ったよりも人とかかわる仕事の方が向いていると気づきました。

初めてのことや、少し苦手意識があることに対して挑戦しないでいると自分の可能性を狭めてしまうので挑戦することの大切さと、失敗したとしても周りの人は自分が思っている以上に自分に興味がないことを伝えました。 失敗を気にせずにいろんなことに挑戦していただければと思います。

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最後に

実施後に参加いただいた生徒の皆さんから、我々5人へ多くの感想とフィードバックをいただきました。幾つか抜粋して、紹介させていただきます。

  • 文系なので正直関係ある話は少ないかと思っていました、学べることがたくさんありました。
  • IT業界やどんな企業なのかが具体的にイメージでき、また、SDGsへの取り組みにも力を入れられていると感じました。
  • 大きな夢に向けた小さなマイルストンを設定してPDCAを回していく重要性を学べました。
  • AIとこれからどう向き合っていくか、とても参考になりました。
  • 失敗を恐れずに、自分から挑戦することの大切さ(経験は一番の財産)だと実感できました。

微力ながら今回の活動が参加された高校生の皆さんの参考になっていればうれしいかぎりです。最後までブログを読んで頂き、ありがとうございました。次回も最近のサステナビリティ活動の様子をお伝えする予定です。楽しみにしていただけるとうれしいです。それでは。

著者プロフィール
サステナビリティ活動(プログラミング教育・キャリア教育)担当
サステナビリティ活動(プログラミング教育・キャリア教育)担当

サステナビリティ活動として、プログラミング教育・キャリア教育を担当しています。