エンジニアが本気で⼩学⽣向けプログラミング教育をやってみた
NTTテクノクロスに在籍するエンジニアがおくる「⼩学⽣向けプログラミング教育」のブログです。
エンジニアが本気で小学生向けプログラミング教育をやってみた
- 2022年11月22日公開
1.はじめに
こんにちは。NTTテクノクロス デジタルツイン事業部の神長 貴博(ジンチョウ タカヒロ)、戸部 雄太郎(トベ ユウタロウ)です。
今回のブログでは、2022年10月度の川崎市立上丸子小学校 プログラミングクラブの様子をお伝えします。
2.プログラミングクラブの様子
10月度の活動では、MIT App Inventor 2 日本語化プロジェクト(以降App Inventor)を使った 『スマートフォン/タブレットで動くAndroidアプリ作成』 を行いました。
Scratchを使ったプログラミングは大半の児童が体験済ですが、App Inventorは初体験の児童が多い事。また、環境整備の関係から今年度の活動で初のApp Inventorであったことから、 『先ずは慣れ親しむ』 ことを目的とした 『アプリ作成の基本:デザイン編集、ブロック編集』 を行うコンテンツを実施しました。
今年度は30名ほどが参加で、大所帯となりました。(昨年度は20名) 今年度も一番最初にご家庭でスマートフォンで触ったりする機会があるか、という質問をしましたが、9割以上が挙手していました。
今回は少し進め方を変え、まずはデザイン編集でアプリの画面を作って動かす回、次にブロック編集でボタンをタップした時の動きを作る回、という流れで実施しました。
人数が多いこともあり、環境面でのトラブルに頭を悩ませられたのですが、端末でのアプリの実行方法を変更し、子供たちがそれぞれ自分の作ったアプリをスムーズに動かせるように工夫をしました。
アプリがうまく動かなければ少し修正して再度アプリを動かす、という流れを図らずも体験している人がいて、さながらモバイルエンジニアのようでした。
しっかりとした指導が必要な人、特に何も言わなくても勝手に進められる人など、程度の差はありますが、それぞれの児童が自分の作ったアプリを無事タブレットで動かすことができました。
UIの色を独自にカスタマイズする人もおり、毎度のことですが独自性が見られるのが面白いところです。
次回のクラブ活動ではスマホ(タブレット)の機能を用いたアプリとする予定です。 このように、少しずつステップアップしながら進めることで、連続性をもって無理なくできることを増やしていくことという流れにしています。
3. 最後に
ブログを読んで頂き、ありがとう御座いました。次回は 『会社見学 プログラミング体験』 を予定してます。
次回も楽しみにして頂ければと思います。それでは。
IoTイノベーション事業部 第1ビジネスユニット所属
iOS・Androidアプリの開発をしてます。趣味は「ランニング(横浜マラソン、川崎国際多摩川マラソン等の大会に出場してます)」と「食べ歩き」です。