坪井 祐一
Yuichi Tsuboi
入社年度
2008年入社
出身学科
経営情報学部
職種
開発系
防御も攻撃も知る情報セキュリティの
プロフェッショナル

私は入社5年目に、それまで所属していたネットワーク系の部署から、セキュリティの部署に異動し、今日までセキュリティエンジニアのキャリアを歩んできています。

システムやネットワークが外部からの攻撃を受け、セキュリティが突破されてしまうと、コンピューターから個人情報が流出したり、内部のシステムを破壊されたりと、企業経営において甚大な被害が出てしまいます。セキュリティエンジニアの仕事は、そうした悪意ある攻撃からお客様のシステムを日々守ること。世界中で常に新しい攻撃手法が開発される中、いち早く情報を検知し対策を行っていきます。さらに、将来開発される可能性のあるマルウェアに対抗するための準備として、最新の攻撃手法を学ぶことも私たちには求められます。可能性を探り事前に攻撃の芽を潰すのです。

毎日が新しい発見も多く刺激に満ちており、また、IT社会全体の安心と安定に貢献していることを強く実感することができます。非常にやりがいのある仕事です。

ユーザーに近い視点を学ぶことで
エンジニアとしての幅が広がった

私は、2015年から2年強、NTTグループ全体のセキュリティの管理や企業にソリューションの提供を行っている会社に出向していました。NTT研究所と連携し研究開発の仕事を中心に行っているNTTテクノクロスと比較すると、よりユーザーに近いところでセキュリティに向き合っていることになります。

私が担当していたのは、通信を監視しメール等に含まれる怪しい添付ファイルやURLを検知し、分析からレポートまでを行うサービスのシステム開発。NTTテクノクロスの開発メンバーと連携し、出来上がったシステムを新規サービスに適用させ、運用・保守、時にはトラブルの対応を行った経験は、運用側の目線を知ることができる貴重な経験でした。

この経験があったからこそ、システムが使われる現場をリアルに想像し開発ができるようになったと感じています。ユーザー企業様が日々ソリューションを活用頂けていることも近くで見ることができ、自分の仕事がお客様の安全に貢献できているという実感も持てたことで、セキュリティエンジニアの仕事への自信もさらに持つことができました。

エバンジェリストかテックリードか。
自分でも楽しみな未来

当社には高い専門性を持ち、社会やお客様の解決困難な課題を時代の変化も踏まえながら解決に導く、様々な分野の高度専門人材がいます。セキュリティ分野にもそんな高度専門人材として活躍している先輩たちがいて、憧れますね。

情報セキュリティの領域は、新たな不正アクセスが次々に現れ、それに対抗する技術の進化も激しく、最新の知見を絶えず吸収していなければなりません。また、アプリケーションからOS、データベース、ネットワークに至るまで、総合的に幅広い知識とスキルが必要となります。広く知識やスキルを身につけるには困難も伴いますが、極めていけばセキュリティを軸とした市場価値の高い人材になることができます。

今の私には、大きく2つのキャリアビジョンの選択肢があります。セキュリティの最先端情報や技術を世の中に広く伝えていくエバンジェリスト。そして、最先端のセキュリティ技術を開拓していくテックリードです。いずれの道を選んでも、自社への貢献にとどまらず、NTTグループ全体に影響を与え、さらには広く社会にも貢献できるはずです。そのレベルに至るには、まだまだ経験も努力も必要だと考えていますが、目指すべき目標がいくつかあり、それぞれに選択の可能性があるというのも、モチベーションにつながります。目標が達成できた時、どの道を選びどんな人材になれているか、自分でも楽しみです。

インタビュー
NTTテクノクロスに
就職した理由は?

もともと携帯電話の進化に興味があり、大学時代は毎年のように携帯端末を買い替えていました。就職活動中に当社が携帯電話に関わる業務を行っていることを知り、この会社に入社できれば、最新の端末に触れることができると考えて採用面接に応募しました。

リモートワークで
工夫していることは?

開発など頭を使う重要な仕事を行うときは、1日の中で集中して業務を進める時間帯を決め、短時間でこなすようにしています。それ以外の時間は、タスクの整理や開発の準備、メールチェックやセキュリティに関する最新記事を読むといった情報収集など、時間の使い方を意識しながら取り組んでいます。

プライベートの過ごし方は?

休日は家族で出かけることが多いですね。就学前の子どもが二人いるのですが、週に1回は親子水泳教室に通っています。子どもたちを寝かしつけた後は、妻とオンラインゲームを楽しんでいます。

OTHER INTERVIEW
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