DataSpider CloudからBoxに接続する方法(2)
データ連携サービス「DataSpider Cloud」を使って、オンプレミスとクラウド環境間でのデータ連携を検討する際に知っておくと役立つポイントをお伝えします。
コラムでわかるDataSpider Cloud
- 2021年01月15日公開
スクリプト作成
前回は、Box側の事前準備を行い、DataSpider Cloudのグローバルリソースの設定までを行いました。
今回は、いよいよ、スクリプトを作成していきます。
DataSpider CloudからBoxへのアクセスはRESTアダプタを使って行います。
Boxは手動でできるほとんどの操作がAPIで提供されています。
BoxのAPIリファレンスを確認し、行いたい操作のAPIの仕様を確認しておきます。
今回は、Box上の特定のフォルダ情報を取得する際の設定を例として紹介します。
DataSpider CloudのスクリプトにREST(GET)アイコンを配置する
DataSpider Cloudのスクリプトを作成し、「ネットワーク」>「REST」>「GET実行」アイコンを配置します。

REST(GET)アイコンの設定(1)
ドラック&ドロップしたアイコンを開き、必要な設定を行います。
まずは、「必須設定」です。
「接続先」には、前回の「DataSpider CloudからBoxに接続する方法(1)」で作成した「HTTPリクエスト送信用のグルーバルリソース」の「接続名」を設定します。今回は、「BOX_API_エンドポイント」と設定します。

APIリファレンスを参考にして、「パス」、「クエリパラメータ」を設定します。
今回のパスには、フォルダIDを指定しますが、
フォルダIDを確認するには、ウェブアプリケーションでこのフォルダにアクセスして、URLからIDをコピーします。たとえば、URLがhttps://*.app.box.com/folder/123の場合、folder_idは123です。
Boxアカウントのルートフォルダは常にID 0です。
「レスポンス設定」は、以下の通り設定します。

REST(GET)アイコンの設定(2)
「ヘッダ設定」は、以下の通り設定します。

「認証設定」では、どのように認証するかを設定します。ここでは、前回の「DataSpider CloudからBoxに接続する方法(1)」で作成した「認証用のグルーバルリソース」を使って認証するので、「グローバルリソース」には、「認証用グローバルリソースの「接続名」を設定します。今回は、「AOuth_2.0認証設定」と設定します。


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